2019年10月1日にオープンした京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社(以下:京セラ)のショールーム「ナレッジプラス」を訪問しました!オープン直後に新型コロナウイルスが蔓延し、足を運べずにいましたが、ついに伺うことができて感無量です。
今回は、京セラの複合機・プリンターの最新機種や情報をご紹介するとともに、実際に「ナレッジプラス」を訪れたレポートをお届けします!
<目次>
・ナレッジプラスとは
・ナレッジプラス東京を大解説!
・新時代を切り拓くプロダクションプリンター
・京セラの複合機&最新プリンター
・市民の味方! 社会で役立つ複合機・プリンター
ナレッジプラスとは
まず、京セラのショールーム「ナレッジプラス」のコンセプトについてご紹介します。
Knowledge Place(ナレッジプラス)は、「Put Knowledge to work(知識を仕事に活かす)」を体感する場所としてオープンしました。
ナレッジプラスを訪問してみての第一印象は、開放的な空間が特徴だと思いました。この空間があるからこそ、他のゲストを気にすることなくゆとりを持ってコピー機を試すことが可能なのです。
・知識を有益にする
・知識が集まる広場
※フランス語で広場を表す「プラス(=place)」
商談やイベント、セミナーの配信など、様々な用途で利用ができるとのこと。映像を含む多彩な情報の配信を可能にするカメラや、大型モニター等の設備も完備されています。
利用シーンに応じて、簡単に可変できるフレキシブルな空間が素敵ですね。
知識や情報をシェアする「ナレッジプラス東京」に加え、2021年4月には、京セラドキュメントソリューションズ本社内に「ナレッジプラス大阪」もオープンしました。
また、2023年1月10日には、バーチャルショールーム「ナレッジプラスデジタル」がホームページ上でリリースされました。複合機やプリンター、サービス・ソリューションを組み合わせて展開しており、デジタル空間を生かした、時間や空間の制約にとらわれない疑似体験が可能です。
興味のあるキーワードに応じて最適なソリューションを案内する30秒診断や、360度サイズビューでコピー機のサイズ確認や動作の体験などができます。
2ヶ月で訪問者は8,000人、アクセス数は2万2,000回と好調とのことで、遠方の方もこのWebサイトでショールームに訪問したかのような擬似体験ができますので、ぜひ覗いてみてください!
ナレッジプラス東京を大解説!
今回訪れたナレッジプラス東京は、ミーティングスペース、ギャラリー、コラボレーションエリア、プロダクトラボ、セミナールームの5つのエリアに分かれています。プロダクトラボとギャラリーには次のような複合機やプリンターが設置されていることが確認できました。
新時代を切り拓くプロダクションプリンター
ナレッジプラス東京では、まず初めにプロダクトラボを見学しました。プロダクトラボには、TASKalfa Pro 15000cが、どんっと置かれています。さすがプロダクションプリンター、大きさに圧倒されますね!
TASKalfa Pro 15000cは、高耐久・長寿命の用紙ハンドリング技術と、商業印刷分野で磨かれたインクジェット描画技術を組み合わせて開発された、印刷ビジネスの新時代を切り拓くカラープロダクションプリンターです。
そんなTASKalfa Pro 15000cは、インクコンテナの大容量化を図り、稼働効率の向上を目指せるType-Lを新たにラインナップに加えました。Type-Lは、150枚/分で9,000枚/時という圧倒的なプリントスピードを誇ります。
TASKalfa Pro 15000cは、上質紙、インクジェット専用紙、インクジェットマット紙の他、普通紙、厚紙、バナー紙への印刷が可能です。
紙厚は最大360g/㎡まで、サイズはA6からSRA3の定型サイズに対応しています。
また、オプションのバナートレイを使えば、1,220mmまでの長尺サイズの印刷物も制作可能です。
京セラの複合機&最新プリンター
プロダクトラボには5種類、ギャラリーには発売順に8機種のプリンターがずらりと陳列されていました。
コンパクトなプリンターを導入する場所で多いのは、クリニックや薬局、教育現場などです。このような導入現場では、店頭カウンターの下や棚への収まりの良さが重宝されています。さらに、プリンターの耐久性も向上しており、安心して使用できるプリンターとなっています。
また、今まではブラックカラーが京セラのプリンターの主流でしたが、クリニックや薬局は白く清潔なイメージが求められるため、需要に応えたホワイトのプリンターの製造を拡大しているとのことです。
プリンターとは逆に、複合機はブラックカラーが人気のようです! シックで重厚な見た目は、落ち着いた雰囲気のオフィスにピッタリですよね。
京セラのプリンター・複合機は、「ECOSYSコンセプト」をベースに開発されています。
ECOSYSコンセプトとは、京セラ独自の長寿命化技術により、プリンターや複合機の稼働に伴う交換パーツを極限まで減らした、環境性と経済性に優れた環境配慮商品の開発コンセプトです。
地球環境に配慮する「エコロジー」とランニングコストを含めたTCO(総固有コスト)を最小化する「エコノミー」、そしてネットワークと繋がり、お客様の環境に応じた出力環境を提供する「システム」。
エコロジー:地球環境への配慮
システム:様々な出力環境、お客様の環境への対応
エコノミー:ランニングコストを含めたTCO(総固有コスト)の削減
市民の味方! 社会で役立つ複合機・プリンター
京セラには、社会人にとって必要な書類が簡単に印刷できるマルチコピー機があります。
各地で拡大中、コンビニマルチコピー機
マルチコピー機とは、コンビニやスーパーなどに設置してある、オンラインシステムによる通信機能をもつコピー機です。コピーやファックスはもちろん、写真プリントや行政サービス、チケットサービスに対応しており、簡単な操作で印刷したいものをプリントできます。
以前の記事で紹介したように、セブンイレブンは富士フイルム、ファミリーマートとローソンはシャープを採用しています。一方、京セラのマルチコピー機は、デイリーヤマザキ、北海道ではセブンイレブンを超え店舗数No.1のセイコーマートに設置されています。また、自治体の八王子市やドラッグストアのサンドラッグ、ドンキホーテ、イオン系列のスーパーなどでも利用されています。
現在、マルチコピー機の需要は伸びており、京セラは順調に導入を進めています。なお、マルチコピー機には、一般の複合機ではできないサービスもありますので、それらについてもご紹介します。
行政サービス
マルチコピー機では、住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書をプリントできます。これはサービス対応市町村に住んでおり、マイナンバーカードをお持ちの方にご利用いただけます。
マイナンバーカードの申請が運転免許証を超え、顔写真付きの本人確認書類として日本で最も普及しました。そのため、マイナンバーカードで行政サービスが利用できるマルチコピー機の使用を、国は推奨しています。
コンテンツプリント
コンテンツプリントでは、「ぷりんと楽譜」で欲しい楽曲を1曲から購入できます。楽譜によっては初級から上級まであり、自分にあった楽譜を厳選して購入可能です。
また、「競馬ブックPrint」は、競馬ブックや研究ニュース、勝馬のプリントが可能です。最近はコンビニに競馬新聞が置いていないことが多いので、マルチコピー機でプリントするという需要が増えています。
今回は京セラのショールーム「ナレッジプラス東京」を訪問させていただきました!
アテンドしてくださったご担当者様は、複合機・プリンターの最新機能やプロダクションプリンター・マルチコピー機を、とても丁寧に説明してくださいました。
風通しがよく自由な空間が作られているショールーム「ナレッジプラス東京」。
たくさんの最新プリンターや複合機、滅多に触る機会のないプロダクションプリンターが設置されている開放的なショールームです。会社が求めている機能と展示されているコピー機を比較し導入を検討でき、疑問に思った点をその場で解決し、新しい使い方を知れる、素敵な空間でした!
ショールーム取材レポート第2弾は、京セラの新ソリューション、KCIM(Kyocera Cloud Information Manager)文書管理システムをご紹介します。お楽しみに!
京セラショールーム
「Knowledge Place(ナレッジプラス東京)」
■住所・アクセス
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-17-1 TOKYU REIT虎ノ門ビル7F
東京メトロ・日比谷線【神谷町駅】3番出口より徒歩1分
東京メトロ・銀座線【虎ノ門駅】4番出口より徒歩8分
都営地下鉄・三田線【御成門駅】A5出口より徒歩8分
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