あなたは、既に作成されたPDFの書類をWordに変換したい、PDFとPDFを結合させたい…そのような要望が日常の業務でありませんか? 筆者はAdobe Acrobat DCでPDFを編集できるため、同僚よりこのような依頼をされることもしばしば。もちろん快く引き受けますが、実はAcrobat DCをインストールしていないPCでもPDF編集ができることをご存じでしょうか? また、近年DX推進(デジタルトランスフォーメーション)が注目されています。ペーパーレスを目指すと共に、PDFやその変換を駆使しデータで資料を管理していきましょう。今回はPDFを簡単に編集・変換できるソフトやオンラインサービスを、6つ厳選してご紹介いたします!
<目次>
・PDFとは
・PDF編集が可能な無料のソフト3選
・PDF-XChange
・CubePDF Utility
・PDF Shaper Free
・インストール不要の無料の編集サービス3選
・Smallpdf
・iLovePDF
・HiPDF
・無料PDF変換・編集ソフトで可能なこと
PDFとは
以前掲載した記事「PDF編集は簡単。重要書類はパスワード保護して改ざんリスクに注意!」にも、PDFについては詳しくご紹介させていただいております。PDFとは、文字や図形・表などを、紙に印刷するようにレイアウト(配置)したページの状態を、保つためのファイル形式の名称です。
あなたがPC上で作成したPDFを、他の方が違うOSのPCで閲覧したとしても、作成した時と同じ状態でフォントやレイアウトを崩さずに配布することが可能です。
PDF編集が可能な無料のソフト3選
PDFの変換が簡単にできるソフトを3つご紹介いたします。PDFを取り扱う作業が多い方はこのような変換・編集ソフトをあらかじめPCにダウンロードしておくと便利でしょう。
PDF-XChange
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/1.png)
良いポイント
・複数のPDFをタブで切り替えて表示できる。
・事前設定なしでコメントが記入できる。
改善してほしいポイント
・ヘルプが英語表記になる。
・Windows向け。
CubePDF Utility
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/2-1.png)
良いポイント
・初心者でも分かりやすく利用できる。
・サムネイルで直感的な操作が可能。
改善してほしいポイント
・ドラッグアンドドロップで操作できる要素が少なく、もの足りない。
PDF Shaper Free
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/3.png)
良いポイント
・自由にページの移動ができる。
改善してほしいポイント
・Wordなどのテキストが文字化けする時がある。
・署名やセキュリティに関してはPro版(有料版)にしか搭載されていない。
インストール不要の無料の編集サービス3選
「そこまでPDFのファイルを使用しない」「大抵ネットワーク環境が整った場所でPDFを扱う」という方にはオンラインサービスをオススメします。
Smallpdf
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/4.png)
良いポイント
・21種類のツールが自由に利用できる。
・GoogleChromeの拡張機能も備えている。
改善してほしいポイント
・広告が出てきて作業の効率が少し低下する。
iLovePDF
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/5.png)
良いポイント
・ISO27001認証を取得しているため、セキュリティ面で安心できる。
改善してほしいポイント
・文書処理制限がある。
HiPDF
![PDF](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/6.png)
良いポイント
・Chrome、Firefox、IE、Safariなどすべてのブラウザで機能。
改善してほしいポイント
・最大10MBのファイルサイズの利用制限で、処理速度が遅い。
しかし、このオンラインサービスにもデメリットが。オンラインサービスを使用する場合は、PDFの容量が大きいとアップロードやダウンロード、変換処理に時間がかかります。また、スマホやモバイルWi-Fiで、オンラインサービスを使用した際はギガ数が減ってしまうことにお気をつけください。
無料PDF変換・編集ソフトで可能なこと
無料でPDFを変換・編集できるソフトとオンラインサービスはあなたのお役に立てそうでしょうか? このような無料のサービスで利用できる機能を下記にまとめてみました。
・PDFを変換(WordからPDFに変換)
・PDF結合、分割
・テキストや図形、画像などをPDFに追加
・PDFの圧縮
この他にも機能が充実しているサービスはありましたが、オンラインとなるといくら安心と謳っていても流出が怖いという方や、無料ソフトを使用した際に発生したトラブルに対してのサポートがないため不安という方もいらっしゃるでしょう。
そのような方にオススメする製品は、PDFの生みの親であり、PDFを知り尽くしたAdobeが開発したAcrobat DCです。セキュリティ面で国際標準化機構(ISO)に100%準拠し、さらに4つの機能で文書を守っているため、信頼性は抜群です。ビジネスにおいてPDFをより一層安全に、機能を拡充して利用するためにAcrobat DCの導入を検討されることをオススメいたします。事務機器ねっとはアドビシステムズ社のCertified Sales Professionalの有資格者も配しており、同社のCertified Resellerとして認定されております。Acrobat DCをはじめ、IllustratorやPhotoshop等のクリエイティブツール群であるAdobe Creative Cloud製品も提供可能です。PDFを頻繁に使用し、DXを推進する事業者様にとって、Acrobat DCは直感的な操作でスマートに業務に励むことができます。紙資料でかさばっていたデスク周りもデータに変換し、まずは身の回りからDX推進を加速させましょう!
※上記のオンラインサービスやソフトは、事務機器ねっとが提供しているサービスではございません。利用規約を十分にご確認された上でご利用ください。
![](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/06/pdf-keep-150x150.jpg)
あなたが会議の資料やプレゼン資料のデータを書き出す際、基本的に使用するファイル形式はPDFでしょう。ペーパーレス化も進み、用紙での印刷は少なくなりました。そして、資料はPDFで閲覧することが多くなったかと思います。お取引先とZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどでのオン...
![](https://jimukiki.net/wp/wp-content/uploads/2021/04/postscript-150x150.jpg)
PostScriptは印刷業界で働いている方や、DTPに携わる職種の方は聞き馴染みがあると思います。そのような職業ではなくとも、PDF形式でドキュメントを書き出したりすると思います。PostScriptはPDFとも深い関わりがあるのです。 以前掲載した「フォント」に関しての記事や、「SHARP複合...