PDFとの関わりが密!PostScriptの歴史

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PostScriptは印刷業界で働いている方や、DTPに携わる職種の方は聞き馴染みがあると思います。そのような職業ではなくとも、PDF形式でドキュメントを書き出したりすると思います。PostScriptはPDFとも深い関わりがあるのです。
以前掲載した「フォント」に関しての記事や、「SHARP複合機“MX-2661”シリーズのシンプルモードを徹底解説!」の記事にも「PostScript」のワードがありました。

<目次>
PostScriptとは
PostScriptの歴史
異色のPostScript、違いは何なのか
PSプリンターの役割
事務機器ねっと取扱、PSプリンター

PostScriptとは

PostScript(ポストスクリプト)とは、アドビシステムズ社(以下Adobe)が開発したページ記述言語(※1)のことです。頻繁に使用する人は省略してPSともいいます。PostScriptの本来の語源は「追伸」です。手紙などでP.S.という表現、皆さんも一度は目にしたり使われたりしたことがあると思います…が、今回は英語のお勉強ではありません!
今回解説するAdobe PostScriptは、テキスト形式で図形をどのように描くか、文字をどのように配置するか、カラーは何色なのかなどを記述することが可能です。文字はフォント(書体)や大きさ、飾り、変形などを指定することができ、図形は直線や円のほか、ベジェ曲線を利用した自由曲線を表現することができます。これらのデータはベクターデータ(点の座標やそれを結ぶ曲線を数値で表す方法)として表現されるため、拡大・縮小しても画質が劣化することなく、出力装置の最大解像度での精細で高画質な画像が出力可能となっています。
PostScriptとPDFの関わりとして一言で表すと、PDFの元になっている言語です。PDFとの関わりと共にPostScriptの歴史を振り返ってみましょう。

※1…ページ記述言語(PDL:Page Description Language)…プリンターに対して描画を指示するためのプログラミング言語

PostScriptの歴史

PDFPostScriptは1984年にAdobeが開発・発表しました。現在ではPhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアで世界的な企業と成長しているAdobe社ですが、原点にはPostScriptが存在していました。PostScriptは、先程もご紹介したように、当時初のデバイスに依存しないページ記述言語(PDL)、プログラミング言語でした。PCは、「ここの位置にこのような文字列を印刷してください、フォントはこれを使用し、大きさはこの大きさです」という指示をプリンターに出します。この指示に使うのがページ記述言語です。プリンターはその指示を理解して、インク(トナー)の配置を決定し印刷します。現在では、世界中の企業が様々なアプリケーションから文書を正確に印刷するために、PostScriptを利用しています。PostScript Level 1と呼ばれる初期のバージョンは1985年に登場し、Apple社のレーザープリンターなどに採用されたことが発端となり印刷・DTP業界など広範囲で普及しました。1990年にはカラー印刷や日本語などの2バイト言語に対応したLevel 2、1996年にはPDF形式への対応などを追加したPostScript 3が発表されました。

・1984年…Adobeが開発・発表し、 PostScriptが誕生
・1985年…PostScript Level1、登場
・1990年…PostScript Level2、登場。日本語やカラー化に対応。
・1996年…PostScript 3、登場。PDF形式への対応。

PostScriptの中心であるグラフィックモデルは、Adobe PDF(Portable Document Format)やAdobe Acrobat DCの開発において、新たな道を切り開いてきました。現在PDFは、電子メールやWebサイトで文書を共有したり、スマートフォンやタブレットから印刷する際に、幅広く利用されています。PostScriptには、PDFをモバイルデバイスから直接印刷するサポートが含まれています。またPDFは、Adobe PDF Driver SDKを通じて、ノートPCやデスクトップPCからも印刷することができます。私たちが働く上で「資料をPDFに変換しておいて」や「このPDFの資料印刷して」など耳に挟んだり利用する機会が多いのではないでしょうか。

異色のPostScript、違いは何なのか

PostScript開発以前もページ記述言語は存在していました。しかし、プリンターを販売する会社が独自に開発したものであり、プリンター販売会社ごとに、ページ記述言語も変わることが普通でした。つまり、使用するプリンター販売会社が変わってしまうと、同じ文書の資料を印刷した場合、文字が異なるということが発生していたのです。そのような時代に開発されたPostScriptは、プリンター販売会社ではないAdobe社が開発した、という点で異色の存在感を放っていました。

PSプリンターの役割

PostScript対応ではない、非PSプリンターでも印刷は可能なのでしょうか?PSプリンターの必要性とはどのようなものなのでしょうか?PSプリンターとは特殊なハードウェアではなく、PS言語を解読するための特殊なソフトウェアを持ったプリンターのことを指します。PhotoshopやIllustratorなどのPSアプリケーションはPS言語で書かれた記述を使い、ベジェ曲線で描かれた図形を表示します。同じくPSプリンターはこの記述を使い紙に出力します。これらのPSアプリケーションを使用して作成した素材は、PS言語で書かれているため、PS言語という言葉の意味が分からなければ正確な図形を表すことはできません。例えば英語で書かれている仕様書の内容を、日本語と少しだけ英語がわかる人が読んでも100%理解はできませんよね。PS言語はAdobe社の特許ですので、Adobe社の許可したPSプリンター以外では正確なPS印刷はできないのです。このことが原因で通常の複合機ではPostScriptエラーが起きる場合があります。
巨大広告やアートや展示用写真など、専門的な印刷物を出力している印刷所で使用している高価でサイズも大きな出力機のほとんどはPostScriptで動作します。 印刷所などに依頼する際のグラフィックデータはEPS形式(※2)が基本です。 DTPの現場ではPSプリンターを、文字や内容、色味の修正に使用します。このような専門的な知識を持ち、DTP業界で働いている方からすると、非PSプリンターで印刷してしまっている人は「信じられない!」という感覚を持つことでしょう。

※2…EPS形式(Encapsulated PostScript)とは、PostScriptを基盤とした、ベクトルデータとビットマップデータを含む画像ファイル形式です。

事務機器ねっと取扱、PSプリンター

事務機器ねっとでもPSプリンターを取り扱っております。

PostScriptに標準で対応している複合機は、各社メーカーでも珍しい製品になります。PostScriptが標準搭載されているため、オプションを考慮せず導入でき、気軽に活用できます。最終的なコストも抑えることができるというメリットもあります。DTP業界や広告関係や創作活動など、デザインに関係した業種の方には必須のPostScript。飲食店のメニューや、大量発注には向かない社員数が少なめの企業などのパンフレットやチラシ作成など、そのような業種の方にもPSプリンタはおすすめです!

P.S.(追伸)
ご興味がございましたら、ぜひ事務機器ねっとまでお問い合わせください!

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