OKIの新たなショールーム施設「Style Square」を訪問しました!
実は、OKIショールームは2020年にもお伺いさせて頂いており(当時は泉岳寺駅が最寄り)ましたが、その後東京地区の営業部門を虎ノ門本社オフィスに集約。同様に新たなショールームを虎ノ門に構えられたとのことで、今回は改めて、一新したOKIのショールーム視察レポートをお届けします!
※前回のショールーム訪問では、MICROLINE VINCIを徹底追及しています。
様々な分野で最高品質の商品を目指すOKI
OKIのショールームに到着すると、公式OKIバーチャルキャラクターの緒希(おき)ツナグちゃんがお出迎えしてくれました。
彼女の説明でOKIの長く培われた歴史を学びます。
事務機器ねっとのブログ記事でもOKIの歴史を掘り下げているので、ご興味がございましたらご覧ください。
続いてショールームスタッフの方に、各展示ブースへ案内していただき、「OKIがどのような事業を展開しているのか」をご紹介いただきました。
道路・インフラ
電源配線不要でインフラモニタリングの導入を容易化するゼロエナジーIoTシリーズを推進しているとのことです。
社会課題である、自然災害やインフラ老朽化問題、労働力不足に加え、OKIのお客様の課題である、老朽化したインフラ維持管理コストの増大やリアルタイムなインフラの異常検知の必要性を解決します。
通信・物流システム
物流の2024年問題が懸念される中、OKIは強みであるセンシング技術を用いた労働時間の短縮・労働力不足の解決への貢献を試みています。
このシステムはタグをつけた荷物とスマホを活用するもので、作業者はスマホから荷物位置を追跡することが可能になります。
倉庫の図面を読み込むなどのカスタマイズも可能です。荷物が指定された場所以外に移動されても自動で追跡できるため、荷物が行方不明になった場合に発生する「探す手間」や「紛失した場合の損失リスク」を低減することができます。
レジ・ATM
私達の身近な場所にもOKIの技術・製品が使われていました。
OKIのセルフレジは、働き手不足による現金管理業務の負担や、対面作業を減らしての感染症対策として役立っています。大型タッチパネルディスプレイ搭載の他、電磁ロックが標準装備されており、現金投入口も入れやすく取り出しやすい設計になっています。
OKIはATMも開発しています。展示されていたATMはスリムでコンパクト。信頼性・安全性・利便性などを一層高めることで長期の無人運用に対応し、金融機関の無人店舗はもちろん、スーパー・コンビニ・駅・空港などで活躍中。障害発生前にも予兆をお知らせしてくれるという機能もあり、安全で安心な運用ができるとのことでした。
OKIプリンターの特徴、独自のLED技術
OKIの様々な事業についての紹介を経て、いよいよプリンター・複合機のスペースへ。MICROLINE VINCIの実物は、画像で見るより想像以上に大きく存在感がありますね。
ここでは、OKIのプリンターと複合機をご紹介いただきました。
OKIプリンター・複合機の特徴
OKIのプリンター・複合機はLED方式を利用しています。
CFB技術
CFB(クリスタル・フィルム・ボンディング)技術により、LEDの耐久性を向上させ、長寿命化を実現しました。また、LEDの発光効率を向上させることで、印刷速度の高速化と省エネ化にも貢献しています。
高輝度LED技術
高輝度LED技術により、従来のLEDプリンターよりも明るい印刷を実現しました。また、印刷速度の高速化にも貢献しています。
高精度LED制御技術
高精度LED制御技術により、より高品質な印刷を実現しました。また、印刷速度の高速化にも貢献しています。
これらが示す通りLED方式は高速・高耐久・高輝度・高精細を誇ります。また、プリンターの筐体を非常にシンプルでコンパクトに設計できる技術でもあります。というのも、通常のレーザー方式のプリンターはレーザーをミラーに反射させて露光するため、モーターなどの中間機構が必要です。
しかしLED方式の場合「感光ドラムに光を直接照射して露光する」ことができるため中間機構が不要。これによりプリンター筐体の構造の簡略化と小型化を一度に実現したとのことです。
そして、構造の簡略化は内部レイアウトの自由度にも繋がります。OKIのプリンターは消耗品である感光ドラムを簡単に取り外し・交換ができるように配置。そのため、定期的な部品交換もユーザー自身で行うことができるようになりました。
メンテナンスマンを呼んだときの待ち時間が短縮でき、業務効率アップに貢献しています。
OKIのプリンター・複合機は、LED方式を採用しているからこそ、独自の強みがあるのです。
OKIの長期保証サービス
ショールームスタッフの方から、OKIのプリンター・複合機はLED方式により耐久性が高く壊れにくいということをご紹介いただきました。
「壊れにくさ」に対する自信から、「長期無償サービスを提供」しているとのことです。
5年間無償保証
通常のメーカー保証は1年間ですが、当サービスでは5年間の無償保証が付帯します。万が一故障が発生した場合でも、無償で修理・交換を受けることができます。
メンテナンス品5年間無償提供
定着器、ベルトユニット、給紙ローラーなどの部品が、5年間無償で提供されます。メンテナンス品(定期交換部品)の費用を抑えることができます。
この長期無償サービスは、OKIのプリンター・複合機の以下の製品が対象となります。
● モノクロLEDプリンター
● カラーLED複合機
長期無償サービスを利用するためには、 OKIのウェブサイトからのお客様登録が必要です。お客様登録は、OKIのウェブサイトから簡単に行うことができます。
そして、具体的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
故障のコスト軽減
5年間の無償保証が付帯するため、万が一故障が発生した場合でも、無償で修理・交換を受けることができます。故障のコスト軽減することができます。
メンテナンス品
(定期交換部品)費用を抑える
定着器、ベルトユニット、給紙ローラーなどの部品、5年間無償で提供されます。メンテナンス品(定期交換部品)の費用を抑えることができます。
安心して使用できる
OKIのプリンター・複合機は、高品質で耐久性に優れています。さらに、長期無償サービスを利用することで、安心して使用することができるのです。
長期無償サービスは、OKIのプリンター・複合機の安心・安全・快適な使用をサポートするサービスです。
修理費用やメンテナンス費用が長期無償サービスで削減されるので、他のプリンターメーカーでは数十万円かかる保守パックが販売されていますが、初期費用を大幅にカットすることができます。
また、OKIの純正品を使用することによってこのサービスが受けられるので、非純正品の使用は控えましょう。
クラス世界最小筐体のA4カラーLEDプリンター!
そして今回メインでご紹介していただく目玉製品、C650dnwの実機が登場。こちらの機種は2020年11月下旬に発売された、OKIイチオシ機種になります。
C650dnw
クラス最小の筐体サイズ
LEDプリンターは構造がシンプルです。その構造により、本体のみならず、設置スペース、メンテナンススペースまでもコンパクトになりました。これはSpace Saving Technology(スペースセービングテクノロジー)と呼ばれています。
C650dnwは前面が大きく開く構造によって、フロントからの アプローチであらゆるメンテナンスが可能になり、設置スペースをより自由に、ワークスペースをより快適に変えています。本体から横2cm、高さ20cm空けるだけでメンテナンスが可能です。
専用キャスター台を装着することで、机の下にも設置できます。
幅広い用紙対応力
短冊のし、薬袋、耐水紙など。今まで外部業者に依頼したり専門機を使うなど、手間のかかっていた用紙への印刷もこのC650dnwで完結できてしまいます。
定型B8サイズ(最小55mm幅)から印刷ができ、最大1,321×216mmの長尺への印刷も可能です。
ホームセンターやスーパーの食品売り場、診療所やクリニックなどで活躍しています。
耐久性とメンテナンス性
装置寿命は60万ページ(5年推定)の耐久性をもち、印刷可能枚数は5万枚です。
耐久性は従来から43%、印刷可能枚数は67%アップしました。
前面が大きく開くという、追求したメンテナンスのしやすさにより、紙詰まり発生時にもお客様ご自身の操作によって、簡単に紙を取り除くことができます。
C650dnwでの印刷を実演してくださるとのことで、スーパーやドラッグストアなどの小売市場でよく使用されている値段表記のPOP、耐水紙でのチラシ、事務機器ねっとが持参したデータを印刷していただきました。
まずは、B8サイズとB6ハーフサイズの値段POPを印刷。
B8サイズの用紙は初めて見ましたが、名刺のようなサイズ感で、こんなに小さい用紙も印刷できてしまうのかと驚きました!
ウォームアップタイムは約11秒、ファーストプリントタイムにかかる時間は約15秒。そこからの連続印刷は速く出力されます。
そして、耐水紙に関しても、鮮やかな青が印刷されました。普通紙より破れにくく、水に強いチラシが簡単に作成できるという点で、利便性が高いなと感じますね。
どちらも綺麗に出力されており、データの再現力はバッチリです。
当社から持参したデータの印刷もしていただきました。
こちらは「きれい」モードと「ふつう」モード、600dpiと1200dpiに分けて出力。
「きれい」モードと「ふつう」モードを比較すると、「ふつう」モードの方が若干色が濃いような感じがします。ベタの部分に関しては綺麗に印刷されていました。
また、1200dpiの方が一本一本の線の細さや、模様の繊細な部分まで印刷されており、高品位の高精細印字の素晴らしさを感じました。
今回は、OKIのショールーム「Style Square」を訪問しました。
アテンドしてくださったご担当者様は、OKIの事業内容やプリンター・複合機の紹介を丁寧にしてくださいました。
OKIの事業内容が全てわかるショールームは、通信やインフラ、工場や銀行に、OKIが開発した技術が使われている様子が分かり、社会やお客様に立ちはだかる問題を解決していく様子が伝わってきます。
また、プリンターの内部を展開していただいた際、想像以上に簡単な作りで、メンテナンスに関して知識がなくとも、トナーの入れ替えや紙詰まりの対応ができそうです。
OKIのショールーム「Style Square」は、とても充実した見学でした。
OKI様、ありがとうございました!
『特色印刷ができるレーザープリンター』として業界デビューし、7年間モデルチェンジすることなく第一線で活躍し続けているMICROLINE VINCI(マイクロライン ヴィンチ)。 事務機器ねっとでも特集ページでご紹介している本機ですが、今回はメーカーであるOKIデータ様のショールームにて詳しくお伺い...
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