複合機を導入する際、購入・リース契約・レンタル契約といった選択肢があります。リース契約とレンタル契約は、実際に購入するわけではなく、リース会社やレンタル会社が所有するコピー機の利用料金を支払っています。
どちらも同じ借り物の契約。では、リース契約とレンタル契約はどちらの方がお得な契約なのでしょうか…。導入されるお客様にとっては重要なポイントですよね。
今回はコピー機の導入における、リース契約とレンタル契約の特徴を比較してご紹介します。
<目次>
・リース契約&レンタル契約とは。それぞれの仕組みを解説
・リース契約とレンタル契約を分かりやすく比較!
・それぞれ違うリースとレンタル、オススメ基準は利用期間!
・状況に合った契約方法を選びましょう!
リース契約&レンタル契約とは。それぞれの仕組みを解説
まずは、リース契約とレンタル契約について、仕組みを解説します。
リース契約
そのため、コピー機の所有権はリース会社ということになります。
レンタル契約
レンタル会社にもよりますが、数日〜数ヶ月といった短期間での貸し出しも可能です。
リース契約とレンタル契約の共通点として、どちらもコピー機の所有権をユーザーが持つことはありません。借りたコピー機に対して、料金を支払うというシステムも同じです。
では、次にリース契約とレンタル契約の違いを比較して見てみましょう。
リース契約とレンタル契約を分かりやすく比較!
今回比較する項目で、所有権以外に共通点はあるのでしょうか。
リース契約 | レンタル契約 | |
契約期間 | 通常4年〜7年(長期間) | 最低1日〜(比較的短期間) |
契約者 | 法人・個人事業主 | 法人・個人事業主・個人 |
所有権 | リース会社 | レンタル会社 |
初期費用 | 販売店による | レンタル会社による |
審査 | 必要 | 必要ない |
減価償却 | リース会社 | レンタル会社 |
導入可能機種 | 新製品可能。自社に適したコピー機を選ぶことができる。 | 中古製品。要望が通るとは限らない。選べない可能性もある。 |
保守・修繕 | 保守契約を結ぶ | レンタル会社原則上できない がサポートor販売店 |
動産保険 | あり | なし |
途中解約 | 原則上できない | できる |
契約期間満了後のコピー機 | リース会社に返却か、そのまま使い続けて再リースする。 | レンタル会社に返却するか、レンタルを延長する。 |
リース契約・レンタル契約の比較表を見ると、共通点が少ないですね。
比較ポイントとしていくつかピックアップして深掘りしてみましょう。
契約者
まずは契約者です。リース契約は法人や個人事業主との契約ですが、レンタル契約は一個人でも契約が可能です。個人でコピー機を利用する方は滅多にいらっしゃいませんが、副業として自宅にコピー機が欲しい方や、突発的にコピー機が必要となった方にとっては朗報ですよね。
レンタル契約は幅広いお客様が利用可能ということです。
初期費用
リース契約の場合、初期費用がリース料金に含まれていることも多く、導入にかかる費用が無料になる場合が多いです。初期費用が抑えられるため、会社の設立時や事業立ち上げの際など、その他に必要な費用へ資金を回すことができます。
しかし、レンタル契約にはそのような仕組みはありません。レンタル契約で導入する場合は、搬入・設置費用・レンタル代金を支払わなければいけません。導入時に所持金があまりないという方は、レンタル契約に注意が必要ですね。
また、レンタル契約期間が終了し、コピー機を撤去する際には搬出費用が必要になります。この料金も業者によって変わってくるため、見積もりの際に注意しましょう。
審査
リース契約は、販売店とリース会社、お客様の三角関係の契約になるため、必ずリース会社の審査が必要です。そして、このリース契約を結ぶと契約満了まで解約ができません。これはリース会計基準で定められています。この審査があることによって、お互い安心して契約を交わすことが可能です。
レンタル契約には審査がありません。審査がないため、スケジュールが多忙な方は時間をかけず、スムーズに導入することができます。また、いつでも解約が可能です。早急にコピー機が必要で長期的に利用する必要のない方にとっては、かなり融通の効く導入方法でしょう。
導入可能機種
リース契約の場合、新製品を選ぶことも、高画質のコピー機を選ぶことも、高速スピードのコピー機を選ぶことも可能です。お客様の選びたいコピー機、必要な機能が揃ったコピー機を、幅広い選択肢によって導入することができます。
一方、レンタル契約の場合、レンタル会社が所有するコピー機の中からしか選ぶことができません。そのため、導入できるコピー機の種類は必然的に少なくなります。
また、レンタル会社で選択できるコピー機は少し古い機種が多いようです。
保守・動産保険
リース契約には必ず付保される保険として動産保険があります。動産保険とは、台風や地震など、偶発的な原因によって起きる災害で、コピー機が故障・破損してしまった場合に適応され補償が受けられる保険です。この保険適用期間は、コピー機が導入され、リース契約が開始した日から契約終了までとなっています。
レンタル契約でコピー機が故障してしまった場合は、別途修理代金を支払わなくてはいけません。また、リース契約とレンタル契約、両方とも保守面ではあまり変わりありません。
それぞれ違うリースとレンタル、オススメ基準は利用期間!
ここまでリース契約とレンタル契約を比較してきました。
比較から見て、リース契約とレンタル契約を「オススメするお客様」は異なります。
・ 会社のオフィスに導入するお客様
・ 新品・最新機種を使用したいお客様
・ 数日間のイベント会場などで必要なお客様
・ 買い替えるまでの代替機が必要なお客様
それぞれの特長があり、共通点もあれば全く異なる点もあるため、お客様がコピー機を必要とする状況によってオススメする契約が変わりますね。
状況に合った契約方法を選びましょう!
多様な働き方が増えているため、レンタル契約の利用も増えています。レンタル契約は、個人でも利用できる・数日間という短い期間でも使用できる・審査がいらない等のリース契約には真似できないメリットもあります。しかし長期的に使用することが一般的なコピー機においては、リース契約が最もお得であるといって良いでしょう。
コピー機の専門家である事務機器ねっとのMFPコンシェルジェは、ご利用ニーズに合わせて、リース契約・レンタル契約のどちらが良いのかの最適解をお客様の立場に立ってご提案いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください!
新品のコピー機はリースや買取り(購入)といった導入方法があります。価格は印刷速度に比例して高くなるため、平均的な月の使用枚数を確認してから、それに応じた製品を選んで契約するのが大切です。また、求める機能についても予め考えておいた方が良いでしょう。
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