ARTBOOK INNOVATIONというアートブック展示企画が東京六本木の FUJIFILM SQUAREで開催中です!
本企画では『ARTBOOK CO-PO online※』に参加しているアーティストの作品が展示されています。
※ARTBOOK CO-PO online:富士フイルムのデジタル印刷技術を活用し、コンテンポラリーアートの創造・普及に取り組むために2020年に発足されたバーチャルプラットフォームです。
事務機器ねっとでは、各メーカーのプロダクションプリンターをご紹介しておりますが、この展示企画では生の作品に触れることができる絶好のチャンス!PC越しでは分からない紙との相性や、印刷された際の色味の再現度。手触りや直接目で見た印象などをお伝えします!
<目次>
・小林健太 「DAYDREAM」
・羽地優太郎 「NEWORDER」
・若木信吾 「HAMAMASTU Edit01」
・Jet Press 750S
・Revoria Press PC1120
本展示企画で使用されているプロダクションプリンターは、「Jet Press 750S」と 「Revoria Press PC1120」、「Iridesse Production Press」の3つです。
「Jet Press 750S」は再現度に優れる高画質が。「Revoria Press PC1120」「Iridesse Production Press」はゴールドやシルバーなどのメタリックカラーの特色トナーを使用可能と、それぞれの性能を活かした幅広い表現が作品として落とし込まれています。
展示会のパンフレットやポスターにも、鮮やかでポップなピンクカラーとスタイリッシュな印象のシルバーが使用されていますね。
冊子型のアートブック作品は、プロダクションプリンターの「Revoria Press PC1120」「Iridesse Production Press」が。大判アートブック作品には、枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」を用いて制作されているそうです。
約40点ものアートブック作品は、コンテンポラリーアートとして斬新なものが多くありました。
富士フイルムのプロダクションプリンターや、枚葉型インクジェットデジタルプレスは、一般の企業では触れることが滅多にない特別な機械です。作品として製本されているメタリックな印刷物も初めて見ることができました。一つ一つ個性が溢れていて、斬新な作品やアニメのような作品、どこか懐かしさを感じる作品などアーティストによって、表現方法は様々です。
こうして作品を直接目で見て、直接触れたことで改めて印刷技術の素晴らしさを実感しました!
富士フイルムの印刷技術は日々向上しており、アーティストの再現したいことを実現できる最新製品に期待が膨らみますね。
こちらの展示会は2022年7月21日(木)まで開催されています。アーティストの作品を実際に手に取り、触れる機会は滅多にございません。ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
企画展名:ARTBOOK INNOVATION -デジタルプレスが拓く写真とアートブックの新機軸-
場所: FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
開催期間:2022年7月1日(金)〜7月21日(木)
開館時間:10:00〜19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
入館料:無料
主催:富士フイルム株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
富士フイルムデジタルプレス株式会社
共催: ARTBOOK CO-OP online
最後にこの展示企画へ出展している作品に使用されたプロダクションプリンターをご紹介します。
それぞれアーティストの表現したい世界を制作物として落とし込むことができる、印刷技術の最先端にあるプリンターです。
Jet Press 750S
枚葉型インクジェットデジタルプレス(※)
国内外で高い評価を得ている「Jet Press 720S」の再現性を引き継ぎながら、生産性や出力信頼性の向上を図った、Jet Pressシリーズの最新モデルです。
※枚葉型とは、1枚ずつにカットされた用紙を印刷機に通す方法です。ロール紙を使用する印刷ではありません。
再現性
進化した超高密度・高精度プリントヘッド「SAMBA」。広色域・高発色の水性顔料インク「VIVIDIA」、定評ある高速顔料凝集技術「Rapic技術」の相乗効果により、オフセット印刷を凌駕する圧倒的な高画質が得られます。
転写を行う部分である「SAMBA」には、インクの吐出量をきめ細かく制御する技術と、最適な吐出状態を維持する技術があります。水性顔料の「VIVIDIA」は、オフセットの4色では再現できない鮮やかで多彩な表現が可能です。水性インクならではの自然な仕上がりになります。そして、「Rapic技術」は、印刷前にプレコンディショナーを用紙に塗ることでインク同士が混ざり合って起きる「滲み」を防いでくれます。用紙の狙った箇所へ確実に印刷できるため、紙質に左右されず鮮明な表現ができるのです。
3,600枚/時の高速出力
プリントヘッド(転写を行う部分)の高速化・高精度化と、高効率な新乾燥機構の採用により「3,600枚/時」というクラストップの高速出力を実現しました。
また、描画エリア拡大で「B6判6面付け」も可能になりました。通し枚数の削減、面付け工数の削減が図れ、生産効率が大きく向上します。
高精度な描画品質検査機能
画像部全面スキャン方式の品質検査機能により、微細な描画不良も高精度に検知。万一の不良品の混入を防止し、出力後の検品・仕分け工数の削減に貢献します。
Revoria Press PC1120
カラープリントオンデマンドシステム プロダクションカラー
特徴あるトナーや種類の多さで表現の幅を広げることができます。2021年7月7日に発売された最新機種です。
多彩な表現
1パス6色プリントエンジンCMYKトナーに加え、最大2種の特殊トナーを搭載可能。特色トナーは、クリア/ゴールド/シルバー/ホワイト/ピンク/カスタムレッド(※)があります。シルバーかゴールドの上にCMYKを重ねることによって、様々な色味のメタリックカラーが使用可能です。6色プリントエンジンから生まれる豊かな色表現が作品の幅を広げます。
※:クリア・カスタムレッドは上塗りのみ可能。
肌の質感を追求
ピンクトナーの蛍光特性によって、画像を明るくする機能が搭載されています。CMYK+ピンクの5色に自動分版し、特に「人物を」より明るく、肌の質感は滑らかで美しく、こだわりを持って出力できます。
※:レベルを3段階選べます。マゼンタ版をもとにピンク版を生成するためマゼンタ成分を含む部分の色味に変化があります。
AIによる写真画質の最適化
写真の1つ1つをAI(人工知能)が自動的にその写真の状況を判断し、暗すぎたり明るすぎたりする場合、逆光の場合、人物や空の色味が悪い場合など、それぞれの写真に適した画像補正を行い、綺麗に印刷が可能です。
※:RGBタイプの画像に適用されます。
画質と生産性
プリンターの心臓部分であるROS(※)の光源にVCSEL(※)を採用しています。複数本のレーザービームで同時に画像を書き込みます。この同時作業により2400dpi×2400dpiの高精細印字と120ページ/分の高速プリントを実現しています。
※:Raster Output Scanner 走査型露光装置。スキャナーの部分。※:Vertical Cavity Emitting Laser 垂直共振型面発光レーザー。スキャナーの光。
業界トップクラスの用対応力
用紙サイズは郵便はがきより、さらに小さい98mm×148mmも印刷可能です。また、最大330mm×488mmの用紙まで印刷できます。長尺サイズとして最大330mm×1200mmの長尺用紙にプリント(片面)も可能なため、大きく迫力あるパノラマポスターなど、新たな用途が広がります。
※自動両面プリントは最大330×729mm。※オプション。
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