この夏、富士フイルムビジネスイノベーションから新しい複合機が発売されました! 2021年4月に社名を変更してから作られた、新ブランド「Apeos」としては初めての広幅複合機になります。富士フイルムBIとしてはスキャナーのDocuScan C1500、赤黒2色のDocuWide 9098αが発売された以来の広幅複合機。今回は新機種である「ApeosWide3030/6050」をご紹介いたします。こちらの広幅複合機は細線も忠実に再現する1200dpiの高解像度出力に対応し、1チップ化した駆動ICを持つLEDプリントヘッドを搭載しています。これにより、図面に施された小さい文字も潰れることはありません。図面出力に適したEA-Eco LGKトナーは光沢を抑えているため、目に優しい落ち着いたモノクロプリントができるようになりました。一般的にオフィスで使用されている複合機はA4やB4などが印刷でき、大きい用紙を印刷するとしてもA3くらいまでの大きさです。しかし広幅複合機はA0やA1、A2など幅の広い大きなサイズの用紙にも印刷が可能です。
<目次>
・ApeosWide3030/6050 基本情報
・機種の特徴
・専門性の高いエンジニア業務で活躍
・セキュリティ面も安心、認証機能も充実
・ソフトウェアとの連携で一元管理
・オプション
・多彩な紙折り機能
・ApeosWideは地球に優しい
ApeosWide3030/6050
基本情報
形式
コンソールタイプ(スキャナー・プリンター、一体型)
対応OS
Windows10からmacOS 11 Big Surなどに対応
種類
- ApeosWide 3030 EP (Model-2R)
- ApeosWide 3030 MF (Model-2R)
- ApeosWide 3030 MF (Model-2R2T)
- ApeosWide 6050 MF (Model-2R)
- ApeosWide 6050 MF (Model-2R2T)
- ApeosWide 6050 MF (Model-4R)
大きさ
- ApeosWide 3030
- EPモデル:幅1170×奥行729×高さ1116 mm
- MFモデル:幅1432×奥行729×高さ1180 mm
- ApeosWide 6050
- EPモデル:幅1170×奥行736×高さ1116 mm
- MFモデル:幅1432×奥行736×高さ1180 mm
質量(トナー・用紙以外)
- ApeosWide 3030
- 4ロールモデル(EP):197 kg
- 4ロールモデル(MF):277 kg
- 2ロール2トレイモデル(MF):255 kg
- ApeosWide 6050
- 2ロールモデル(EP):237 kg
- 2ロールモデル(MF):227 kg
- 2ロール2トレイモデル(MF):242 kg
機種の特徴
専門性の高いエンジニア業務で活躍
マルチジョブソートで設計図などを印刷した際などの配布先ごとに枚数だけでなく、印鑑付きや用紙サイズの統一などを設定に応じて変更して出力することが可能です。配布先件数は20件で、99部までできます。多くの作業者様に配る際にも簡単に配布できますね。こちらの機能はApeosWide 6050が対応しています。また、出力時にPCで作ったスタンプの印字が可能です。PCで作成したスタンプは99種類登録できます。
「設計変更図」「出図」「取扱注意」「複製禁止」などのスタンプの印字です。このスタンプキットはオプションですが、図面配布時にスタンプを押すという作業を省くことができ、効率よく作業を進めることが可能です。最適な画質で簡単に出力が可能なので、設計図で多用される細い線や図面で用いられることが多い小さい文字も潰れることなく細やかに再現します。この複合機はエンジニア向けなので、建築事務所や設計士の方にオススメです。
セキュリティ面も安心、認証機能も充実
プリントジョブを広幅複合機本体に蓄積し、ユーザー認証後に出力ができます。自分のジョブを選択して出力が可能なので、印刷した文書を他の人が印刷したものと間違えて取ることは無くなり、放置プリントを無くすことができます。PCでプリントを間違えたとしても、出力せずに削除することができるため、ミスプリントも防げます。
ソフトウェアとの連携で一元管理
図面情報と付帯文書(部品表や設計仕様書など)を一括して管理できるソフトウェアArcSuite 4.0は、情報が必要なメンバーがネットワーク上で共同作業できる機能やワークフロー機能などを搭載し、日頃の業務で蓄積された情報を共有できる環境を広幅複合機で実現できます。
ArcEPS 4.0は、図面や技術資料などのフォーマットが異なる資料を一元的に受付け、部数やサイズ、各種の加工など、配布先ごとに設定を変えて一括出力や配信が可能なシステムです。ArcSuite 4.0やDocuWorks、その他の図面管理システムと連携し、ArcEPS 4.0を通すことで複合機で紙出力をしたり、クラウドに格納したりすることが可能です。
オプション説明
ApeosWideはかなり専門的な分野に特化した広幅複合機です。大判用紙から普通サイズの用紙まで幅広く印刷できることはもちろん、エンジニアリング分野で活躍するために開発された広幅複合機ですので、建築事務所や設計士の方など、専門分野に従事する方にとってはありがたい機能が備わっているのではないでしょうか。その他にも、10.1型の操作パネルにはApeosシリーズ発売の際に、リニューアルされたデザインと同じく分かりやすい配置で、大きなボタンやシンプルなユーザーインターフェイスが魅力です。
今回ご紹介いたしましたプロフェッショナル向けの広幅複合機、ApeosWideにご興味がございましたら、事務機器ねっとまで気軽にお問い合わせください!