BPシリーズが『2022年度 グッドデザイン賞』を受賞しました! グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本の「総合的なデザイン」の推奨制度。美しさや使いやすさだけでなくユーザーが実際に使用してみた体験が素晴らしいサービス・製品が選ばれます。
操作してみてわかるBPシリーズの魅力と、従来機からの変化
ドキュメント事業50周年を迎え、新しい複合機「BPシリーズ」を発売されたシャープ様に、事務機器ねっとにて「BPシリーズ」の新製品説明会を開催していただきました。そこで取材した特長と、実機デモンストレーション機としてお持ちいただいたBP-60C36を実際に操作したファーストインプレッションを、レビューと共にご紹介いたします。
<目次>
・BPシリーズ、特長・改善ポイント
・従来機種から変化した性能と、標準搭載されている機能
・トナーの進化で画質向上・環境にやさしい複合機開発の追求
・オンラインマニュアルの表示・シンプルスキャンのサイズクロップ機能が進化
・BPシリーズ、レビュー・ファーストインプレッション
・外観の色の変化、白からグレーへ一新!・給紙トレイに自動引き込み機能搭載
・モノクロコピーでの蛍光マーカーの印刷画質・パネルのUI、動きがスムーズ
・タッチレスプリントで清潔に使用可能・簡単な筐体内の取り外し
BPシリーズ、特長・改善ポイント
まず、BPシリーズの性能についてご紹介いたします。従来機と比べてどのように進化しているのでしょうか。パンフレットに記載されていない情報に関しても深く突っ込んで取材しました。
従来機種から変化した性能と、標準搭載されている機能
シャープ従来機種製品と新製品の相関です。
発売年 | 機種名 |
2016年 | 6170FN/FV・5170FN/FV・4170FN/FV |
2017年 | MX-3630FN・MX-2630FN |
2018年 | MX-3661・MX-3161・MX-2661・MX-3631・MX-2631 |
2019年 | MX-6171・MX-5171・MX-4171・MX-6151・MX-5151・MX-4151 |
このようなラインナップになっています。
カラー・モノクロ/枚数 | 従来機 | 新製品 |
カラー26枚機 | MX-2631 | BP-40C26 |
MX-2661 | BP-60C26、BP-70C26 | |
カラー31/36枚機 | MX-3631 | BP-40C36 |
MX-3661 | BP-60C36 | |
MX-3161 | BP-60C31 | |
カラー44/55/65枚機 | MX-6151・MX-5151・MX-4151 | BP-50C65・BP-50C55・BP-50C45 |
MX-6171・MX-5171・MX-4171 | BP-70C65・BP-70C55・BP-70C45 | |
モノクロ44/55/65枚機 | MX-M3531・MX-M6071・MX-M5071・MX-M4071 | BP-70M65・BP-70M55・BP-70M45 |
同系統の標準機と呼べるBP-60シリーズは、両面反転読取(RSPF)、無線LAN、Wi-Fi directなどの機能が標準搭載されています。少しスペックが上がるBP-70シリーズは、原稿送り装置が両面同時読取(DSPF)になり、重送検知がオプションで追加可能です。(2022年5月に発売されるモノクロ機は、無線LANや Wi-Fi directなどの機能に関してはオプションです。)
また、全新機種にSharp OSA機能が標準搭載されています。Sharp OSAは、パソコンで設定されているキャビネット名やバインダ名を、複合機の操作画面上に表示することが可能です。データの保存先として指定し送信することができるなど、スキャンからパソコンへのデータ保存まで複合機の操作画面で行える機能です。
トナーの進化で画質向上
素早く溶ける新規樹脂を使用し、低温での定着を可能にしたMycrosトナークリスタルを改良しました。トナー粒子がさらに小さくなり、高精細な画像形成を実現しています。
環境にやさしい複合機開発の追求
シャープの複合機の筐体にある羽根のマークが、新機種「BPシリーズ」では鮮やかな青緑色に変化しました。これは、環境推進企業としてオフィスや地球環境に配慮した製品であるということを示しています。
また、新規定着システムの採用と業界トップの待機時消費電力や省エネ規制に適合しています。
そして、業界トップクラスのネットワーク待機時消費電力として、TEC値(※)が従来機では0.5kWhでしたが、0.3kWhに改善されました。
※:TEC=Typical Electricity Consumption(標準的な電力消費)は、「国際エネルギースタープログラム」の基準として使用されている値。
オンラインマニュアルの表示
操作パネル上で閲覧ができる操作説明は廃棄となりましたが、マニュアルが掲載される社外WebページのQRコードを表示しスマホで表示できるようになりました。オンラインマニュアルはPDF版に加えてHTML版を掲載し、パソコンやスマホ等、機器のサイズに合わせた表示が可能です。
シンプルスキャンのサイズクロップ機能が進化
従来からあるシンプルスキャン機能の自動設定がさらに進化しました。原稿送り装置でのスキャン時に、不定形サイズ原稿を自動で切り出します。例えば、A4とB5の間くらい微妙なサイズの用紙でも、その用紙の大きさのままサイズクロップしてくれます。このように、AIを利用した判別式を用いることで、さまざまな原稿でもワンタッチで最適なスキャンを実現します。
BPシリーズ、レビュー・ファーストインプレッション
実際にBP-60C36を使用してみました! 最新機種に触れた生の感想と、複合機のプロであるメンテナンスマンが感じたポイントをご紹介します。
外観の色の変化、白からグレーへ一新!
パンフレットやホームページの画像で見ていた限りでは、色濃い重厚感のあるイメージでしたが、実物を拝見するとやや明るめと表現できる色合い。どんなオフィスにも馴染みやすい筐体の配色でした。全体のトーンがライトグレー系統でまとめられているため、汚れや経年劣化による退色に強いとのこと。その他に印刷された用紙が本体に残っていると、気付きやすく用紙の取り忘れを防いでくれる効果があると思いました。
給紙トレイに自動引き込み機能搭載
モノクロコピーでの蛍光マーカーの印刷画質
モノクロコピーの際、蛍光マーカーの線が引いてある原稿は、従来機ですと再現が難しい色(黄色や蛍光黄緑色)がありました。しかし新製品では、全ての色を再現できるように改善されています。事務機器ねっとの社内で使用しているシャープ製複合機(MX-4150)で実際に比べてみると、蛍光黄緑の表現が難しく、再現しきれていません。新製品では蛍光黄緑のラインも分かるようになりました。黄色ラインは少し見えにくいかもしれませんが、モノクロでも再現されていることがわかります。
パネルのUI、動きがスムーズ
操作パネルにはSIAA認証抗菌/抗ウイルスシートを標準搭載しています。複合機は多くの人が操作パネルに触れるため、感染症対策として、とても嬉しい装備ですね。
タッチレスプリントで清潔に使用可能
簡単な筐体内の取り外し
以上「BPシリーズ」の説明会で実際に触れた製品レビューでした。従来機よりも大幅に進化し、人にやさしく・ビジネスにやさしく・環境にもやさしい複合機だという印象を受けました。多様化した環境や、さまざまなユーザーニーズに応えてくれる「BPシリーズ」のご用命は事務機器ねっとへお問い合わせください!
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