【担当者必見!】複合機の寿命って何年? 買い替えの適切なタイミングとは

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本記事では、複合機について、その寿命や買い替えの適切なタイミングを、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに詳しく解説します。

<目次>
複合機の寿命は何年?
入れ替え時期、いつ検討したらいい?
リースが満了した時
耐久年数を超えた時
頻繁に故障してしまう時
新機種が登場した時
寿命が近い複合機(コピー機)に現れる主な症状
印刷品質が低下する
紙詰まりが頻繁に起こる
稼働音の増大や異音が発生する
複合機(コピー機)の寿命を延ばす使い方
適切な環境に設置する
メンテナンスを定期的に行う
業務量に応じた機種を選ぶ
規定用紙と適切な印刷設定で利用する
定期的に印刷してトナーの固化を防ぐ
スリープモードの活用で負荷を減らす
複合機(コピー機)を買い替える時に確認したいポイント
リース契約の満了タイミングを確認する
設置スペースと搬入経路を確認する
業務に必要なスペックを見極める
保守契約の条件を見直す
複合機をお得に買い替えるなら”事務機器ねっと”へ!
複合機(コピー機)の寿命・買い替えに関するよくある質問
複合機(コピー機)の寿命は平均して何年くらいですか?
複合機(コピー機)の寿命が近づいているサインにはどんなものがありますか?
複合機(コピー機)のリース契約期間中でも買い替えは可能ですか?
まとめ

複合機の寿命は何年?

複合機の寿命は、一般的に法定耐用年数で5年前後と言われています。法定耐用年数とは、税法上で決められている機器などの寿命を指す言葉です。
「会社の複合機、結構前からあるなぁ」と思っていても、何十年も同じものを使用しているわけではない、ということですね。時間の経過と使用年数により部品が劣化し、使用できなくなる可能性があります。
以前ご紹介した複合機の紙詰まりの原理と解消方法を解説した記事では、消耗品のローラーの劣化で紙詰まりが発生することを紹介しています。少しでも長く複合機を使用し続けるためにも定期的なメンテナンスが必要です。

▼ローラーに影響されて紙詰まりが発生してしまう原因はこちらの記事で解説中▼

入れ替え時期、いつ検討したらいい?

複合機を替えるタイミング、分からない方、逃したくない方はこちらを参考にしてください!

リースが満了した時

リース契約をしている場合

会社で使われている複合機の多くは、リース契約を結んで導入されているケースが多いかと思います。リース契約(ファイナンスリース)とは、ユーザー(企業)が選択した機械設備などをリース会社が購入し、そのユーザーに対してリース会社が「賃貸」する取引のことです。リースは割賦と仕組みが違い、契約が満了したら複合機をリース会社に返却しなければなりません。なぜなら、リース契約ではリース会社がお客様に代わって商品を購入しているからです。返却すると複合機が使用できなくなるため、業務に支障が出てしまいます。
リース契約

複合機のリース契約期間満了日までに、最新機種に替えてリース契約を済ませておくことが重要です。このようにリース契約を繋いでいく方法が、複合機を替える一番のベストタイミングですね。

耐久年数を超えた時

複合機を購入している場合

前述したようにほとんどの複合機は耐久年数が約5年とされていて、法定耐用年数により決められています。複合機は長期間も使用し続けていると、上手く給紙できなくなり、手差し部分で一気に2〜3枚送られてしまいます。これはローラー部分に溜まる埃が原因で、放置しておくとローラーのゴム部分が余計摩耗して不具合が起きてしまうのです。このように複合機の稼働や部品に限界がきてしまい、印刷がスムーズにできなくなります。リース契約をして複合機を利用している方はリース満了時に新しい複合機に替えるタイミングが来るため、耐久年数を超えて使用することはありません。
経年劣化

しかし複合機を購入している方は、きっかけがないと耐久年数に気付かず長期間使用しがちなので注意が必要です。複合機の補修用性能部品(※)のメーカー保有期間は、その機種の製造打切り後7年間と決まっております。そのため、メーカー保有期間を超えてしまったタイミングで故障すると、代替部品が無いため修理が不可能になってしまいます。メーカー保有期間を超えてしまうほど複合機を長期間使用している場合は早めに買い替えを検討された方が良いでしょう。
※製品の機能を維持するために必要な部品

頻繁に故障してしまう時

複合機をリースしている方、購入している方、両方の場合

業務によって、複合機を使用する頻度は変わりますよね。事務機器ねっとでは、お客様へ複合機をご提案する際のポイントとして、月間印刷枚数をひとつの目安にしています。月500枚〜月1,000枚の方と、月7,000枚以上使用する方とでは、お客様にご案内する複合機の機種が異なります。契約時に毎月どのくらいの印刷をするのか、きちんと調査してから契約を結ばないと、耐久年数を迎える前に故障してしまうこともあるのです。このように使用頻度に適していない複合機を購入してしまうと故障を繰り返してしまい、メンテナンス費用が嵩んでしまいます。
故障

これは、リース契約を結んでいる方も、購入している方も当てはまるため、使用状況に適した複合機を選ぶようにしましょう。複合機が頻繁に故障する場合は、替えるタイミングということになるのです。

新機種が登場した時

複合機をリースしている方、購入している方両方の場合

富士フイルム、キヤノンやシャープなど、複合機メーカーは新しい機種を続々発売しています。リース会社によっては、リース契約時点での最新機種を提示してくれる場合もあります。最新の複合機は省エネに気を遣った複合機や、ペーパーレスに積極的な複合機も揃っております。長らくリース契約で使用している場合、新しい機種が出るとやはり目移りしてしまいますよね。そのくらい魅力のある複合機が登場しており、業務に合った機能が搭載された複合機を導入できるので、業務の生産性も高くなります。
新品

複合機を替えるタイミングはご理解いただけたでしょうか? 会社の都合によって様々ですが、やはりリース満了と同時に耐久年数が経った複合機は返却してしまい、新しい複合機のリース契約を結ぶ企業が多い傾向です。しかし、「リースが残っているから」「不具合がないから大丈夫」と複合機を替えるタイミングを先延ばしにするのではなく、お客様の業務を効率化できる製品が登場した際には、そのようなしがらみを一旦置いておいて、新しい複合機の導入を前向きに検討されてみてはいかがでしょうか? その際は、ぜひ事務機器ねっとへご相談ください!

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寿命が近い複合機(コピー機)に現れる主な症状

複合機やコピー機も、長年使用していると部品の劣化や機能低下が進み、トラブルが増えてきます。ここでは、寿命が近い複合機に見られる主な症状を紹介し、対策方法や買い替えの目安を整理します。

印刷品質が低下する

印刷物の文字や画像がかすれる、横筋が入る、印字されないなどのトラブルが頻発する場合は、内部部品の劣化や寿命の兆候です。クリーニングや設定の調整では改善されない場合、寿命が近づいている可能性があります。

印刷物の内容が一部欠けたり、まったく印字されない現象が頻発したりする場合は、買い替えや修理を検討しましょう。

紙詰まりが頻繁に起こる

給紙ローラーの劣化により、用紙がスムーズに給紙されず、紙詰まりが多発することがあります。給紙ローラーはゴム製で、使用や経年により摩耗や硬化が進むと、紙がスムーズに送られず、印刷途中で紙詰まりを起こしやすくなります。

クリーニングで改善しない場合は、寿命が近い可能性が高く、買い替えを検討すべきサインだといえるでしょう。

稼働音の増大や異音が発生する

「ガガガ」「ギギギ」といった異音や、稼働音の増大は内部部品の摩耗や劣化を示すサインです。このような音の変化に気づいたら、早めに点検や修理を行いましょう。

それでも改善できない場合、買い替えのタイミングかもしれません。

複合機(コピー機)の寿命を延ばす使い方

複合機は精密機器であるため、使い方や設置環境によって寿命が大きく変わります。ここでは、複合機(コピー機)の寿命を延ばし、長く安定して使うためのポイントを詳しく解説します。

適切な環境に設置する

複合機は精密機器であるため、直射日光や湿気、ほこりの多い場所を避けて設置するのが理想です。水平で安定した場所に設置し、周囲に十分なスペースを確保することが大切です。

具体的には、以下の環境がおすすめです。

  • 直射日光や多湿環境を避けた場所
  • クーラーや加湿器の風が直接当たらない場所
  • ほこりが少ない場所
  • 水平で安定した床や机の上
  • 周囲に作業スペースがある場所

適切な環境で使用することで、部品の摩耗や故障を防ぎ、長期的に安定した稼働が可能になります。

メンテナンスを定期的に行う

複合機は、定期的なメンテナンスを行うことで、内部や外部に溜まるほこりやトナー・インク汚れを防ぎ、寿命を延ばすことが可能です。

複合機は内部や外部にほこりや汚れが溜まると、トラブルや故障の原因になります。定期的なメンテナンスで部品の汚れを取り除くことで、長く使えるでしょう。

主なクリーニング箇所と方法は、以下の通りです。

  • フィーダー:やわらかい布を固く絞って水拭きし、乾いた布で水気を取る
  • 原稿台:ガラス清掃用シートで乾拭きする
  • 給紙ローラー:カバー・トレイを外し、ローラーを回しながら布で拭く
  • 原稿送りローラー:OAクリーナーで布を湿らせて拭く

取扱説明書を見ながら作業し、作業時は必ず電源を切るなど安全に注意して行うことが重要です。

業務量に応じた機種を選ぶ

複合機は、機種ごとに推奨される月間印刷枚数が設定されています。自社の業務に合わない機種を使用すると機械に負荷がかかりやすいため、余裕を持った印刷枚数の機種を選定することが望ましいでしょう。

業務量を把握したうえで、推奨範囲内の機種を選定することがポイントです。

規定用紙と適切な印刷設定で利用する

メーカーが指定する印刷用紙を使用し、正しい印刷設定で運用することが複合機の寿命延長につながります。推奨されていない用紙を使用したり、設定が適正でなかったりすると、紙詰まりや内部汚れ、故障のリスクが高まります。

必ず、メーカーの規定に沿った運用を心がけましょう。

定期的に印刷してトナーの固化を防ぐ

複合機を長期間使わないと、トナーが乾燥して固まることがあります。トナーが固まると印刷不良が起きやすく、早期交換が必要になる場合があります。

印刷が必要ない場合でも、週に一度程度は複合機を稼働させることで、トナーの固化を防ぎ、機器の健康を保ちやすくなるでしょう。

スリープモードの活用で負荷を減らす

複合機の頻繁な電源オンオフは、機械に負荷をかける原因です。また、長期間電源を切ったままにすると、再起動時に内部パーツの変形や基盤の不具合が起こりやすくなります。

電源を切らずスリープモードを活用することで、内部パーツの変形や基盤の不具合を防ぎ、安定稼働を維持できるでしょう。スリープモードを活用して常時電源を入れた状態で運用することで、複合機の安定稼働と寿命延長に期待できます。

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複合機(コピー機)を買い替える時に確認したいポイント

複合機は、業務効率に直結する重要な設備です。買い替えのタイミングでは、単に新しい機種を選ぶだけでなく、契約や設置環境、業務ニーズなどを総合的に確認することが大切です。

ここでは、複合機を買い替える際に確認したいポイントを詳しく解説します。

リース契約の満了タイミングを確認する

リース契約期間は通常5〜7年であり、途中解約すると中途解約金が発生するリスクがあるため注意が必要です。事前に契約満了時期を把握し、適切な買い替え計画を立てることが望ましいでしょう。

また、複合機が寿命を迎え故障した場合、すぐに買い替えなくとも、保守契約内で修理して使用を継続できる場合があります。無駄なコストを避けるためにも、契約内容と満了時期を事前に確認し、適切な買い替え計画を立てることが大切です。

設置スペースと搬入経路を確認する

新しい複合機は、旧モデルよりもサイズが大きくなるケースが多いものです。特にA3対応機に切り替える際は、オフィスの設置スペースや搬入経路を事前に確認しておく必要があるでしょう。

搬入時に通路やドアの幅が十分でないと、設置自体が困難になる可能性があります。新しい機種を導入する前に、現状の環境に合うかを必ず確認してください。また、設置場所の広さだけでなく、壁際の配置や用紙取り出し口の方向もチェックしましょう。

業務に必要なスペックを見極める

複合機の機能は年々進化しており、クラウド連携やOCR、ICカード認証、フィニッシャーなど便利な機能が増えています。必要以上の機能を備えたモデルを導入するとオーバースペックになり、コストや操作性で無駄が生じる可能性が考えられます。

買い替え時は、自社の業務に本当に必要な機能を見極め、過剰なスペックを避けることが重要です。効率化に役立つ機能を取り入れつつ、使わない機能で無駄なコストを発生させないように選ぶのがポイントです。

保守契約の条件を見直す

複合機を買い替えるタイミングは、保守契約の内容を見直す絶好の機会です。カウンター料金やトナー補充、部品交換などのサービス範囲を見直すことで、ランニングコストを削減できる場合があります。

現在の契約内容を確認し、新しい機種に合わせて最適な保守契約を検討することで、導入後のコスト管理がより効率的になるでしょう。

関連記事:保守契約について詳しく見てみる >>


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複合機をお得に買い替えるなら”事務機器ねっと”へ!

複合機やコピー機の買い替えは、機種選びやコスト面、導入後のサポートなど、検討すべきポイントが多く迷いやすいものです。そのような時に頼りになるのが「事務機器ねっと」です。

事務機器ねっとは特定メーカーや機種に偏らないマルチベンダーであるため、あなたの業務に最も合った複合機やプリンターを選定できます。リース契約や購入など、導入方法も柔軟に対応しており、国内最安値のプランを提示できるのも大きな強みです。

さらに、価格面だけでなく導入後のサポートも充実しており、サポート満足度も高い評価をいただいています。初期費用0円での導入も可能なため、キャッシュフローに負担をかけずにオフィス機器を入れ替えられます。

創業35年の実績に基づく確かな目利き力で、豊富な機種の中からオフィスに最適な一台をご提案。オフィス環境の整備をワンストップで行えるのも魅力です。

「コストを抑えつつ、最適な複合機を選びたい」「導入後も安心して使いたい」といったニーズを持つ企業さまや個人事業主さまに、最適な選択肢となるはずです。

複合機(コピー機)の寿命・買い替えに関するよくある質問

複合機やコピー機はオフィスで日常的に使われる機器ですが、長く使い続けるうちに寿命が近づき、買い替えを検討するタイミングが訪れます。ここでは、複合機の寿命や買い替えに関してよくある質問と、それぞれのポイントを解説します。

複合機(コピー機)の寿命は平均して何年くらいですか?

一般的には、複合機(コピー機)の寿命は約5年です。また、法定耐用年数も5年とされています。ただし、使用環境や印刷枚数、定期的なメンテナンスの有無によって、寿命は前後します。

たとえば、機械に負荷をかけ過ぎた場合では、同じ年数でも部品の摩耗が早く進むことがあります。一方で、定期的なメンテナンスを行っている場合は、平均より長く使えることもあるでしょう。

複合機(コピー機)の寿命が近づいているサインにはどんなものがありますか?

複合機の寿命が近づくと、さまざまなサインが現れます。

たとえば、以下のようなサインが見受けられる場合には、寿命が近づいているかもしれません。

  • 印刷不良の増加:文字や画像がかすれる、横筋が入る、印字されないなど
  • 紙詰まりの多発:給紙ローラーの劣化などが原因で紙送りがスムーズに行かない
  • 異音や稼働音の増大:「ガガガ」「ギギギ」といった異音が発生する、稼働音が大きくなる

これらの症状が頻繁に見られる場合は、寿命が近い可能性が高いため、買い替えやメンテナンスを検討すると安心でしょう。

複合機(コピー機)のリース契約期間中でも買い替えは可能ですか?

リース契約期間中でも、複合機の買い替えは原則として可能です。ただし、契約途中で買い替えを行う場合、中途解約金が発生するケースが多いため、注意しましょう。

契約期間中の買い替えを検討する際は、まず契約条件を確認し、残債やコストを把握してから進めることが大切です。

まとめ

本記事は、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに提供しています。複合機・コピー機は、平均5年前後で寿命を迎えることが多く、印刷品質の低下や紙詰まり、異音の発生などが買い替えの目安となります。

寿命を延ばすには、適切な設置環境の確保や定期メンテナンス、業務量に合った機種選定、規定通りの用紙の使用、定期的な印刷、スリープモード活用などが効果的です。また、リース契約期間や保守契約の内容を確認することで、無駄なコストを抑えつつスムーズな買い替えが可能です。

状況を見極め、最適なタイミングで買い替えを行いましょう。複合機の選定・導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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“事務機器ねっとコラム”監修者 プロフィール
大塚さん

複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。[富士フイルム・キヤノン・シャープ・エプソンの複合機メンテナンス許可認定] » 監修者インタビュー記事

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経済産業省認定
経済産業省認定「スマートSMEサポーター」第37号‐24020002

JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)
ISO/ISMS(適用範囲:HCグループ)
一般人材派遣業:労働大臣許可 派13-01-0526
人材紹介業:労働大臣許可 13-ュ-010435
宅地建物取引業:東京都知事(3)第98397号
一般建設業:東京都知事許可(般-1)第150856号
高度管理医療機器等販売/貸与業第5502205165号