公開日 2025.12.18 更新日 2025.12.18

【誰でもできる】コピー機の紙詰まりの直し方!原因とともに詳しく解説

コピー機・複合機で紙詰まりが頻繁に起こり、対応に時間がかかると作業が進まずイライラしてしまうでしょう。紙詰まりは、発生しやすい箇所と対策を知ればその頻度を減らせます。

 

この記事では、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに詳しく解説します。紙詰まりに対して正しい対処ができるよう、ぜひこの記事を読み進めてください。

 

目次

紙詰まりが発生しやすい箇所

紙詰まりが発生しやすい箇所は以下の3つです。

  • 側面カバー
  • 給紙カセット
  • 原稿送り装置

紙詰まりが発生したら、まずこの3箇所を確認しましょう。なお、コピー機は紙詰まりの際、操作パネルの画面に紙詰まり箇所を大まかに表示してくれます。

原因はローラーの汚れや異物の混入などさまざまで、それぞれに対応した対処が必要です。

コピー機で紙詰まりが起こる原因

主な原因は以下の7つです。

①紙片や異物がある
②対応紙以外の用紙を使用している
③折れた紙や裏紙を使用している
④セットしている用紙が多すぎる
⑤用紙が静電気などで密着している
⑥用紙ガイド/カセット用紙ガイドが正しくセットされていない
⑦給紙ローラや分離パッドが汚れている

各原因で対処方法が異なります。

①紙片や異物がある

印刷時に 紙詰まりが発生する主な原因の一つは、ローラー付近に紙片や異物が入り込み、用紙が正常に送り込めなくなることです。

 

給紙トレイやローラー部分、さらに原稿送り装置など、紙詰まりが起きやすい箇所にちぎれた紙片やクリップなどの異物が混入することで、紙の送れが妨げられ、詰まりが起きやすくなります。

 

また、こうした異物の存在は印刷中のローラーの動きに影響を及ぼし、紙が正しく搬送されない原因にもなります。

②対応紙以外の用紙を使用している

コピー機やプリンターでは、使用できる用紙の種類が機器ごとに定められており、対応していない用紙を使用すると紙詰まりや印刷エラーが発生しやすくなります。特に光沢紙やラベル紙などの特殊用紙は、紙質や厚さが通常の用紙と異なるため、機器に適していない場合は用紙が正しく送られず、紙詰まりの原因となります。

 

また、紙の厚みや表面加工の違いも、ローラーや給紙装置が用紙をうまく搬送できず詰まりやエラーにつながります。

③折れた紙や裏紙を使用している

折れた紙や裏紙(すでに片面が印刷されている用紙)を使用すると、紙詰まりが発生しやすくなります。折れや折り目のある紙は、ローラーに引っかかったり、用紙同士が重なって正常に送られなかったりすることがあるのです。

 

また、裏紙は一度印刷されていることで紙質が変化し、厚みのばらつきや曲がり・反りが生じている場合があり、印刷中にローラーの動きを妨げ、紙の搬送不良を引き起こすことがあります。

④セットしている用紙が多すぎる

給紙トレイに用紙を多く入れすぎると、プリンター内部で複数枚が同時に取り込まれ、紙詰まりが発生しやすくなります。一度に大量の用紙をまとめてセットすると、ローラーに必要以上の枚数が巻き込まれ、用紙の搬送が妨げられるため詰まりやすくなるのです。

 

また、給紙トレイの規定枚数を超えて用紙をセットした場合、紙同士が密着して摩擦が増し、用紙が正しく送られないことも原因となります。大量印刷時にこの状態になると、内部で複数枚が重なって紙が詰まるリスクが高まります。

⑤用紙が静電気などで密着している

用紙は湿度や静電気の影響を受けやすく、紙同士が張り付くとプリンターが用紙を1枚ずつ正しく取り込めず、紙詰まりが発生しやすくなります。

 

この現象は、空気が乾燥する冬や湿度が高い夏など、環境条件によって特に起こりやすくなります。

⑥用紙ガイド/カセット用紙ガイドが正しくセットされていない

用紙が用紙ガイドやカセット用紙ガイドに沿って正しくセットされていないと、プリンターが紙を正常に送り込めず、紙詰まりが発生しやすくなります。文字や画像が斜めに印刷される場合も、用紙のセット不良が原因である可能性が高いです。

⑦給紙ローラーや分離パッドが汚れている

給紙ローラーや分離パッドに紙粉やほこりが付着していると、ローラーが紙をうまく送れず、紙詰まりが発生しやすくなります。

 

また、ローラーや分離パッドの摩耗によって紙のすべりが悪くなることも、紙詰まりの原因となります。

 

また、汚れや摩耗がある状態でも、ローラーの回転や紙の搬送が妨げられ、用紙が正しく送られないことで印刷中の紙詰まりが起きやすくなります。

 

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コピー機・複合機の紙詰まりの直し方

詰まった箇所でそれぞれ直し方が異なります。

  • 給紙カセット付近で詰まっていた場合
  • 側面カバー付近で詰まっていた場合
  • 用紙を取り除いたのにエラーが消えない場合

以下で詳しくご紹介します。

給紙カセット付近で詰まっていた場合

給紙カセット付近で紙詰まりが起こっている場合は、詰まっている用紙をゆっくりと引き抜きます。このとき、ローラーに対して水平方向に引っ張るとスムーズに取り出せます。

 

手前に引っ張ると用紙が破れ、完全に取り除けなくなることがあるため注意が必要です。詰まった用紙がカセット内部でまとまっている場合も、優しく水平方向に引き抜くことで、コピー機へのダメージやさらなる紙詰まりのリスクを抑えられます。

側面カバー付近で詰まっていた場合

側面カバー付近で紙詰まりが発生した場合は、カバーを開き、詰まっている用紙をローラーに対して水平方向にゆっくりと引き抜きます。用紙が複数枚詰まっている場合は、1枚ずつ丁寧に取り出すことが重要です。

 

手前に引っ張ったり慌てて取り出そうとすると用紙が破れ、自力での紙詰まり解消が難しくなることがあります。給紙カセット付近での紙詰まりと同様に、用紙を優しく取り出すことがポイントです。

用紙を取り除いたのにエラーが消えない場合

紙詰まりの原因となる用紙を取り除いたにもかかわらずコピー機のエラー表示が消えない場合、別の箇所でも紙詰まりが発生している可能性があります。取り除いた部分だけでなく、紙詰まりが起こりやすい箇所を中心に再度確認し、詰まっている用紙がないか注意深く確認することが重要です。

 

それでもエラーが解消されない場合は、見えない場所に紙片が挟まっていたり、部品や機構に異常が発生しているおそれがあります。この場合は、保守サービス会社に連絡し、コピー機の画面に表示されているエラーコードなどの情報を伝えた上で、専門の技術者に相談する必要があります。

コピー機・複合機の紙詰まりを防ぐための日常的なポイント

以下に気をつければ、紙詰まりの頻度が減り効率的に仕事ができます。

  • 用紙ガイドを適切な位置に調整する
  • 給紙トレイに入れる用紙は必要量だけにする
  • 用紙をさばいてからセット、または新しい紙を使用する
  • 機種対応の用紙を使う

用紙ガイドを適切な位置に調整する

用紙ガイドがずれていると、用紙がローラーに正しく送られず、紙詰まりの原因になります。給紙トレイにあるつまみをスライドさせて、用紙のサイズに合わせて正確に調整することが重要です。

 

特に異なるサイズの用紙を使用する場合や、トレイに少量の用紙を補充した場合は、ガイドの位置がずれていないか必ず確認しましょう。また、用紙ガイドが緩んでいると印刷中に用紙が傾き、複数枚が同時に取り込まれることがあります。

 

用紙をセットするたびにガイドがしっかり固定されているか確認することで、紙詰まりを未然に防ぐことができます。

給紙トレイに入れる用紙は必要量だけにする

給紙トレイに規定枚数以上の用紙を入れると、プリンターが一度に複数枚を取り込んでしまい、紙詰まりの原因になります。そのため、給紙トレイには必要な分だけの用紙をセットすることが重要です。

 

給紙トレイには、規定枚数を示すマークや目盛りが設けられている場合がありますので、これを目安に用紙を補充してください。特に大量印刷や長時間の連続印刷を行う場合は、都度トレイの枚数を確認し、規定枚数を超えないよう注意することで、紙詰まりのリスクを大幅に減らせられるでしょう。

 

また、用紙を補充する際は、枚数だけでなく用紙が平らに整っているかも確認することが、ローラーでのスムーズな給紙につながります。

用紙をさばいてからセット、または新しい紙を使用する

用紙同士が張り付いていると、プリンターが1枚ずつ正しく取り込めず、紙詰まりが起こりやすくなります。そのため、紙詰まりが頻発 する際は、 用紙をパラパラとめくって さばいてからセットすることが重要です。用紙をさばくことで、静電気や湿度で張り付いた紙もほぐれ、ローラーでのスムーズな搬送が可能になります。

 

また、裏紙や一度印刷した用紙を使用すると、紙質の変化や厚みのばらつきにより紙詰まりの原因となることがあります。紙詰まりを防ぐためには、新しい用紙を使用し、折れや曲がりがないかを確認してセットすることが効果的です。

機種対応の用紙を使う

プリンターやコピー機では、機種ごとに使用できる用紙の種類が決まっています。対応していない用紙を使用すると、用紙がローラーや給紙装置でうまく送られず、紙詰まりが発生しやすくなります。特に光沢紙やラベル紙などの特殊用紙は、紙質や厚みが通常のコピー用紙と異なるため、機器が対応していない場合は紙が引っかかったり、複数枚が同時に取り込まれたりして紙詰まりの原因となります。

 

紙詰まりを防ぐためには、印刷前に必ず取扱説明書やメーカーの公式サイトで、使用可能な用紙の種類や推奨条件を確認しましょう。また、用紙を選ぶ際は、厚さや表面加工、サイズが機器の仕様に合っているかを確認することも重要です。

給紙ローラーの清掃・交換を定期的に行う

給紙ローラーは紙を一枚ずつ送るために重要な部分です。ここにゴミが付着すると、紙をうまく送れずに紙詰まりを起こします。ただし、この部分の清掃や交換はデリケートな作業であり、ユーザーが誤って触れるとトラブルにつながる可能性もあります。

 

そのため、保守サービス会社による定期的なメンテナンスを受けるのがおすすめです。専門技術者が給紙ローラーの状態を点検し、必要に応じて清掃や交換を行うため、紙詰まりの発生を大幅に減らし、複合機を安定して長く使用できます。

 

清掃と交換の目安は以下のとおりです。

給紙ローラー清掃の目安 1〜3ヶ月ごと
給紙ローラー交換の目安 2〜5万枚
(用紙の種類や環境によって変動)

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コピー機・複合機の自分で対処できない紙詰まりのケース

次のケースが起きた場合は、自力での対応は難しいため保守サービス会社に連絡して対応を依頼しましょう。

  • 紙が途中で破れて取り除けなくなったとき
  • 詰まりが見当たらないのにエラー表示が消えないとき

以下で詳しく解説します。

紙が途中で破れて取り除けなくなったとき

紙が途中で破れて引き抜けなくなると、自力で取り除くのが非常に難しくなります。無理に取り出そうとすると、ローラーや給紙機構などの内部部品を傷めてしまい、結果的にさらに大きな故障や修理が必要になる可能性があります。

 

破れた紙が残ったまま操作を続けると、他の用紙まで詰まるリスクも高まります。そのため、修理費用や機器へのダメージを避けるためにも、状況が発生した場合は保守サービス会社に連絡し、専門の技術者に対応を依頼することが重要です。

詰まりが見当たらないのにエラー表示が消えないとき

以下を行ってもエラー表示が消えない場合、外側からは確認できない位置での詰まりや機械内部の部品で問題が生じている可能性があります。保守サービス会社に対応してもらいましょう。

  • 別の箇所での紙詰まりがないか確認する
  • 機械を再起動する
  • 用紙を正しくセットする

複合機・コピー機のことなら充実サポートの事務機器ねっとにお任せ!

保守サポートは、コピー機・複合機を長く安心して使用しつづけるために必要なサービスです。
事務機器ねっとでは各コピー機・複合機の特徴をよく知るスタッフが定期的にメンテナンスや修理を行っています。紙詰まりをはじめとしたさまざまなトラブルを解決してくれるため、安心してコピー機・複合機を導入できるでしょう。

 

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コピー機・複合機の紙詰まりに関するよくある質問

コピー機や複合機の紙詰まりに関するよくある質問をまとめました。トラブル時の参考にしてください。

コピー機・複合機の紙詰まりを直すとき、紙はどう取り除けば良い?

ローラーに対し水平に、ゆっくりと引き抜きましょう。用紙を手前に引っ張ると、破れてしまい取り除くのが難しくなります。

コピー機・複合機の紙が途中で破れてしまいました。どうすれば良いですか?

自力で取れないほど紙が破れた場合は、保守サービス会社に連絡してください。無理に取ろうとすると他の部品を傷つけ、故障につながるおそれがあります。

コピー機・複合機の紙詰まりは解消したのにエラーが消えません。原因は?

以下が原因と考えられます。

  • 別の箇所で用紙が詰まっている
  • カバー開けた部分が完全に閉まっていない
  • 用紙のセット方法が悪い
  • 異物が混入している

機械を再起動し考えられる原因を解消してもエラーが表示される場合は、本体内部に異常がある可能性が高いと考えられます。保守サービスに連絡し、対応してもらいましょう。

どんな用紙を使うと紙詰まりが起きやすくなりますか?

機種に対応していない用紙を使うと紙詰まりが起きやすいです。とくに光沢紙やラベルはその頻度が高くなると考えられます。取扱説明書やサイトを確認して、対応用紙を使いましょう。

まとめ

紙詰まりを解消するには、焦らずに原因を探し対処することが一番の近道です。また、定期的なメンテナンスを行えば紙詰まりの頻度は減らせます。それでもトラブルが続く場合は、自分で対処せずプロである保守サポートに相談してください。今回の記事を参考に保守サポートへ依頼する目安を決めておきましょう。

 

複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)は長年の経験や実績で安心して複合機・コピー機を使用できる体制を整えています。機器の選定・導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

 

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この記事の監修者

株式会社庚伸 『事務機器ねっと』 オフィスサポートディビジョン
フィールドエンジニアグループ |
シニアマネージャー

大塚 義美

複合機メンテナンス許可認定

FUJIFILM/Canon/SHARP/EPSON

経歴

複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。

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