公開日 2024.03.05 更新日 2024.04.25

コインベンダーとは?メリット・デメリットを解説

働き方の変化により、さまざまな場所で仕事をする人が増えてきています。それに伴い、今までオフィス環境に欠かせなかったコピー機や複合機も、あらゆる場所で目にするようになりました。

複合機と相性の良い装置として需要が高まりつつある「コインベンダー」をご存じでしょうか?本記事では、コインベンダーとは何か、メリット・デメリット、セキュリティ対策、導入している施設、導入方法などを解説していきます。

コインベンダー(課金装置)とは?

コインベンダーとは、有料のコピー機や複合機を使用する際にお金を投入するための装置です。身近なところでは、コンビニの複合機に設置してあるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
コインベンダーは、図書館、市民センター、学校、学生寮や社員寮、宿泊施設、スーパー、ホームセンターなど、不特定多数の人が集まる施設でよく使われています。また、最近ではテレワークの普及に伴い、シェアオフィス、コワーキングスペース、レンタルスペースなど、共同で利用する施設での需要も高まっています。

コインベンダーには、現金のほかにICカードなどが利⽤できるタイプもあります。NFCやFeliCaに対応しているコインベンダーは「ICカードリーダー」と言い、次世代タイプの装置として利用されています。

コインベンダーのメリット

コインベンダーを導入するメリットは、企業に導入した場合に経費の回収がしやすいことや、利用者のトラブル回避に繋がるなど、設置側と利用者、双方に良い効果をもたらします。では、もう少し詳しく解説していきましょう。

メリット①複合機の費用を回収できる

経費削減のためにコインベンダーを導入している企業もあります。
コピー機や複合機で印刷する場合、モノクロで1~2円、フルカラーで10~25円の費用がかかります。頻繁に・大量に印刷するとなると、相当な費用となります。コインベンダーを導入することで、コスト削減につながるでしょう。また、都度支払うことにより、印刷費用がどれだけかかっているのかを「見える化」することで、無駄な印刷を無くすように意識づけできます。

最近では、コワーキングスペースの需要が高まっています。そのため、仕事場として利用できる施設にコインベンダーを設置することで、収益化を図ることも可能です。
コインベンダーの料金設定については、一般的に5円〜500円に対応し、モノクロやフルカラーなど印刷タイプやサイズ別に合わせて、細かく料金設定ができます。導入する場所にあわせて料金設定を決めることで、収益化に繋げられます。

メリット②トラブルを回避できる

コインベンダーなしで複合機を設置した場合、その都度、人を介して現金を支払う必要があり、そのための人員が必要となります。複合機にコインベンダーが設置してあれば、複合機の利用枚数や料金を運用側が管理する必要がなくなり、間違いやトラブルになりにくいメリットがあります。コインベンダーは、人為的ミスを軽減し、利用者にとって使い勝手の良い装置として役立っています。

また、コインベンダーは、一時利用する場所に相性の良い装置です。複合機と併用してコインベンダーを設置しておくことで、トラブル回避ができてドロップイン利用に便利な装置として需要があります。

コインベンダーのデメリット

続いて、コインベンダーのデメリットについて解説します。
コインベンダーは、利用者、運用側、双方に便利で効率的な装置である一方、費用面については、事前に知っておいた方が良いでしょう。

デメリット①高い費用がかかる

コインベンダーの価格相場は20万程度です。コインベンダーは収益化が見込める装置ですが、メインビジネスとして導入するのは難しいでしょう。あくまでも、作業の効率化や利便性に見合う装置であるため、費用対効果については事前に検討する必要があります。

デメリット②紙幣の利用は別途費用がかかる

コインベンダーは、機能性によって価格が異なります。硬貨のみに対応する機種から、1000円紙幣対応の機種まであり、領収書を発行するコインベンダーもあります。機能性が豊富になると、価格も30万円以上と高めになります。したがって、導入予算にあわせて、コインベンダーの設置環境や、利用者に合った機種を選ぶ必要があります。

関連記事:複合機の選び方を徹底解説!判断基準や確認しておくポイント

コインベンダーのセキュリティ対策

コインベンダーを不特定多数の利用者が安心して使えるように、セキュリティ対策について配慮が必要です。特に、契約書や個人情報に関わる文書などをコピーする際に、データが外部に拡散しないように、データ暗号化する機能があるコインベンダーを選ぶと良いでしょう。
また、セキュリティ対策のあるコインベンダーであることをアピールすることで、利用者に対して安全性の高いサービスを提供することができます。

原稿取り忘れ警告音

コピー機を使った後に原稿を取り忘れないように、原稿取り忘れ警告音が付いています。個人情報に関わる文書や重要な契約書などをうっかり取り忘れないように、利用者が安心して使える機能が備わっています。

使用履歴削除機能

情報漏えいのトラブル防止に、使用履歴削除機能が付いています。コピー機を使用した後、履歴が残ってしまうと、個人情報や重要情報が漏れる可能性もあります。利用者が気軽に、コピー機を利用するためにも、履歴が削除されるようになっているので安心です。

コインベンダーが適している場所

では、コピーベンダーに適している場所について解説します。どんな施設に合う装置なのか、また、それぞれの場所の導入効果について確認しておきましょう。

コンビニエンスストア

コンビニは時短で買い物やサービスを利用でき、店舗数も多いことから、多くの人が気軽に、便利に使えるメリットがあります。したがって、複合機にコインベンダーがあった方が、コンビニへの集客率の向上が期待できます。
また、最近では、硬貨よりも電子マネーの利用が増えてきているので、コンビニに設置するコインベンダーの機種は、利用者のニーズに合わせて、ICカードや電子マネーで支払いできるタイプの機種を選ぶこともおすすめします。

ホテル

ホテルの場合、特にビジネスホテルなどではコインベンダーの需要が高くなる傾向にあります。また、ホテルの利用者層に合わせて、複合機と一緒にコインベンダーの導入を検討するホテルも多くあります。
リモートワークの普及に伴い、ホテルに宿泊しながら仕事をする方も増えています。働き方の多様性が広がる中、ホテルワークという働き方の種類もあり、ホテル業界では、複合機とコインベンダーの需要が高まっています。

シェアオフィス

シェアオフィスは、個人や企業がひとつのスペースをシェアして使うオフィスです。主なメリットは、オフィス経費を削減できて柔軟性のある働き方ができること、または、運用側にとっては便利なスペースを利用者に提供できることです。
したがって、シェアオフィスの利用者が効率的に働ける場所を提供できるように、コインベンダー付きの複合機があると、利便性も高くなります。

マンガ喫茶

セルフサービス機能として、マンガ喫茶やインターネットカフェでも、コインベンダーの需要があります。他の店舗とは異なるサービス提供に、利用者の利便性に役立つコインベンダーがおすすめです。テレワークの需要に伴い、インターネット回線が自由に使えて、マンガや雑誌が楽しめる場所にも、コインベンダーが導入されています。

コインベンダーの導入方法

コインベンダーを導入する際は、複雑な操作は不要です。複合機とパソコンに専用のソフトをインストールしてコインベンダーを接続するだけで、簡単に利用開始できます。
また、コインベンダーを購入する際は、複合機の販売会社に見積依頼して検討すると良いでしょう。なお、複合機の導入には、リースタイプで導入を検討することも可能です。

【注意】コインベンダーの利用には複合機が必須

コインベンダーは、複合機を設置する際にセットで導入する装置です。複合機なしでは、コインベンダーの機能を活かすことは難しくなります。複合機を利用する人が、使用後にお金を払うことを簡易的にしてくれる装置であるため、複合機とセットでの導入を検討しましょう。

事務機器ねっとでは、複合機リース等に関するご相談や見積依頼は無料で承っております。価格満足度と定期サポートそしてお客様のニーズを把握し情報を提供することが、弊社のモットーです。
複合機の導入を検討されている事業者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お見積りに関しては、他店より1円でも高い場合はご相談しながら、お客様にお答えしてまいります。

まとめ:コインベンダーとは複合機と相性のよい便利な装置

コインベンダーは、複合機を利用する側と、複合機を運用する側、双方にメリットのある装置です。テレワークの普及により、さまざまな場所で働くスタイルが増えてきたこともあり、複合機の需要が高まっています。さらに、セットで設置できるコインベンダーを導入することで、複合機の利便性向上に繋げることができます。
コインベンダーとは、複合機との相性が良く、多様な働き方に適しています。ぜひ、複合機の導入と一緒にコインベンダーの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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