MacユーザーならばMacを使いこなしてかっこよく作業をしたいですよね。例えば印刷をする時、どのような操作をしていますか? 使用しているアプリやソフトのファイルメニューから「印刷」「プリント」を選択して詳細設定を確認して印刷をしたり、Command(⌘)+Pのショートカットで印刷をする方法が一般的ですよね。しかしショートカットキーよりも、素早くサクッと印刷できる方法があるってご存じでしたか? 今回は、印刷方法を含めたあまり知られていないMacの便利機能をご紹介いたします。Macユーザーの方は新しい発見ができるかもしれませんし、ユーザーでない方もMacのユニークで便利な操作方法に魅せられるかもしれません。
<目次>
・意外と知らないMacの便利操作8選
・①瞬間的に印刷を実行できるショートカットアイコン
・②Dockでファイルの内容を簡単チェック
・③画面分割してらくらくスプリットビュー
・④複数のデスクトップを持つことができる
・⑤アプリのウインドウをスクリーンショット
・⑥マウスを使わず素早くアプリ切り替え
・⑦背面ウインドウが移動可能
・⑧Spotlight検索が計算機としても活躍
意外と知らないMacの便利操作8選
① 瞬間的に印刷を実行できるショートカットアイコン
<方法>
・「システム環境設定」から「プリンタとスキャナ」を選択します。
・普段使用する複合機を選択して、デスクトップでドラッグ&ドロップし、プリンタのショートカットアイコンをデスクトップに置きます。
・印刷する際は、デスクトップのアイコンに印刷したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで印刷が開始されます。
実際に使用してみましたが、かなり速いスピードで印刷が開始されました。デスクトップ上にあるPDFの資料や画像など、簡単にパパッと印刷できてしまうので、アイコンを置いておくと便利ですね。
② Dockでファイルの内容を簡単チェック
<方法>
・Finderのよく使う項目に、ダウンロードやアプリケーションがあります。
・その項目をドラッグ&ドロップし、Dockの右側に移動させます。
・ダウンロードやアプリケーションをクリックするとアイコンが表示され、内容を簡単にチェックできます。
大きなアイコンとして表示されるので、Finderのアイコンで見るより分かりやすくファイルの内容を理解することが可能です。また、いちいちFinderを開く必要もないため手間が省けます。
③ 画面分割してらくらくスプリットビュー
<方法>
・開いているファイルの左上にある、フルスクリーン表示のボタンをクリックしたまま長押ししてください。
・ボタンを長押しすると、「フルスクリーンにする」「ウインドウを画面左側に移動」「ウインドウを画面右側に移動」と表示されます。
・そのまま下にスライドし、「ウインドウを画面左側に移動」「ウインドウを画面右側に移動」のどちらかを選択すると、ウインドウは半分になり、画面が分割されます。
二つの資料を同時に見比べたい時など、キッチリと左右に分割されるので簡単に資料を見ることができます。これはSplit Viewという機能でiPadにも対応しています。
④ 複数のデスクトップを持つことができる
<方法>
・Mission Controlに入ります。(3本の指で上にスワイプ)
・デスクトップが表示され、画面の上に複数のデスクトップが表示されます。
・「+」で増やすことも可能ですし、×印で消すことも可能です。
・Mission Controlから出て(3本の指で下にスワイプ)通常のデスクトップ画面になった後、3本の指で右にスワイプすると、新しいデスクトップが現れます。
作業が重複している時など、画面に何個もアプリケーションを開いていると、操作が滞ってしまうことがありますよね。この機能を使用すれば、複数のデスクトップを活用できます。操作を中断してアプリを閉じたり、操作画面がぐしゃぐしゃにならずに済みますね。
⑤ アプリのウインドウをスクリーンショット
<方法>
・「Shift」「Command(⌘)」「4」「Space bar」を同時に長押しします。
・ポインタの形がカメラのアイコンに変わります。
・撮影すると、影のついたウインドウのスクリーンショットが可能です。
これは開いているアプリケーションのウインドウやメニューに対して可能です。画面全体ではなく、調べた資料の画面のみスクショできるので分かりやすく綺麗に切り取れます。通常のスクリーンショットは「Shift」「Command(⌘)」「3」です。この操作は画面全体のスクリーンショットのため、影はできません。また、部分的にスクリーンショットをしたい場合は、「Shift」「Command(⌘)」「4」を同時に押すと、十字キーがカーソルに出るため、その十字キーを利用して枠を広げます。
このようにして、スクリーンショットしたい部分を切り取ることが可能です。そして「Shift」「Command(⌘)」「5」を同時に押すと、範囲指定を選ぶことができ、画面録画をすることも可能です。
⑥ マウスを使わず素早くアプリ切り替え
<方法>
・複数のアプリケーションを同時に開いている場合、「Command(⌘)」キーを押しながら「Tab」キーを押すと、アプリの切り替えを素早く行うことができます。
大きく真ん中に表示されるので、見やすく操作できますね。また、トラックパッドでアプリケーションを選択することもできますが、「Command(コマンドの記号)」を押しながら「Tab」を押すと右に移動し、フォーカスを前に戻す時は「Shift」を押したまま「Tab」を押すと左に動きます。
⑦ 背面ウインドウが移動可能
<方法>
・二つウインドウがある状態で、背面のウインドウを「Command(⌘)」を押しながらドラッグすると、手前のウインドウが背面にならずに動かすことが可能です。
手前のウインドウのせいで、隠れてしまっているファイルや書類を、少しだけ確認したい時や、リモートの画面と別でファイルを開いている時などに活用できますね。また、トラックパッドで3本指で上方向にスライドさせると、開いているウインドウが全て現れ、重なっていて見づらかったウインドウを見ることが可能です。現れたウインドウを選択し、手前に持ってくることもできます。
⑧ Spotlight検索が計算機としても活躍
<方法>
・「Command(⌘)」と「Space」を同時に押すと、Spotlightの検索ができます。
Spotlight検索では、コンピューター内に保存されたファイルやアプリ、音楽のコンテンツなどを検索できます。また、ここからWikipediaを開いてインターネット検索することも可能ですし、計算も可能です。足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)を使って、検索よりも早く計算してみましょう。
Macの意外と知られていない便利な操作方法はいかがでしたでしょうか? Macを手にしたばかりという方は知らなかったこともあったと思います。このような小技を巧みに使うことによって効率よく業務に取り組むことができますし、生産性も上がるでしょう。Macユーザーの方でも知らなかった小技がありましたら、早速覚えて活用してみてください! また、普段Windowsを使用している方も、Macの特徴ある操作に面白さを感じてくれたのではないでしょうか? 一番最初にご紹介した印刷の裏技は簡単にセットできるので、ぜひお試しくださいね!
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