複合機リース料金を構成する5つのコスト項目|見積書を分解して読み解く方法

「複合機リースの見積書を受け取ったが、項目が多すぎて何がどの料金なのか整理しきれない」
「業者ごとに見積書のフォーマットが違って、同じ条件で比較できているか不安」
「コスト削減の余地はあるはずだが、どの項目から手をつければよいかわからない」
――こうした疑問を持つ総務担当者・経営者の方は多いのではないでしょうか。複合機リース料金は、表面上は「月額〇円」と一行で表示されがちですが、実際にはいくつかの異なる性質のコストが束ねられた合計値です。
結論から言うと、複合機リースの月額負担は「本体リース料金・カウンター料金・保守費・設置/搬入費(初期および撤去)・消耗品費」の5つの要素に分解できます。 5要素を分けて見ない限り、「本体料金が安い見積書」が「トータルコスト(本体料金+カウンター料金+保守費+付帯費用の合計)でも安い」とは限らず、業者ごとの公平な比較もできません。逆に分解して並べると、削減できる余地のある項目と、構造的に動かしにくい項目の境目がはっきりします。
本記事では、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに、複合機リース料金の5要素・各項目で見るべき相場感・見積書での確認ポイント・削減できる項目とできない項目・業種別の最適化シナリオまでをまとめて解説します。
複合機リース料金は単一の数字ではない

複合機リースの見積書は、業者によってフォーマットが異なります。本体リース料金とカウンター料金を分けて記載する業者もあれば、月額の合計だけを大きく表示し、内訳を読み取りにくい形にしている業者もあります。トータルコストを比較する出発点は、まず「どんな項目で構成されているのか」を理解することです。
5要素の全体像
複合機リースに関わる月額負担は、おおむね次の5つに分解できます。
| 要素 | 課金タイプ | 主な支払先 | 削減余地 |
| ①本体リース料金 | 月額固定 | リース会社 | 機種選定・契約期間で動く |
| ②カウンター料金 | 従量制(印刷1枚ごと) | 販売業者(保守元) | 単価交渉・運用見直しで動く |
| ③保守費 | 月額固定 or カウンター料金に内包 | 販売業者 | 範囲設定・契約形態で動く |
| ④設置・搬入費(搬出費含む) | 初期一括 or 月割按分 | 販売業者 | 業者選定で大きく動く |
| ⑤消耗品費 | 都度購入 | 販売業者 or 別調達 | 用紙の発注ルートで動く |
本体リース料金は契約時に決まれば月額が固定。一方、カウンター料金は毎月の印刷枚数で変動します。保守費はカウンター料金に内包される契約形態が多い一方で、追加機能(クラウド連携設定支援など)は別契約で都度発生する形が一般的です。設置・搬入費は初期に一度、または月額に按分されて乗ってくるケースがあります。消耗品費は契約に含まれる範囲とユーザー側で別調達する範囲が業者・契約で分かれます。
「単一の月額」だけで比較すると見誤る
見積書を「月額〇円」だけで比較してしまうと、次のような落とし穴に陥りやすくなります。
- 本体リース料金が極端に安い代わりに、カウンター単価が高めに設定されている
- 保守範囲が広告上の月額には含まれていない(トナーが別売り、駆けつけ対応が出張費別など)
- 設置費・搬入費が月額に按分されており、契約期間中の総額で見ると逆転する
- 撤去費(契約満了時の搬出)が見積書に明記されておらず、満了時に追加請求される
「月額〇円」表示の構造的なリスクについては【安さにはワケがある】月額リース2,400円複合機の落とし穴でも詳しく解説しています。
5要素に分解すれば公平な比較ができる
見積書を5要素に分けて並べると、業者ごとの差がどの項目に出ているのかが明確になります。「業者Aの本体リース料金は業者Bより月千円高いが、カウンター単価は1円低い」「業者Cは設置費が無料、業者Dは初期に〇万円必要」といった比較を一行ずつ並べると、判断軸がぶれません。見積書の正しい読み方は複合機(コピー機)の見積書の正しい見方と信頼できる販売店の選び方もご参照ください。
要素①:本体リース料金

本体リース料金は、複合機本体の月額利用料です。リース会社がメーカーから複合機を購入し、ユーザー企業に貸し出す形で、その月額分を請求します。
本体リース料金は何で決まるのか
本体リース料金は、主に次の要素で決まります。
- 機種本体の価格:複合機本体の購入価格(メーカー・機種・グレードで変動)
- オプション機器:フィニッシャー(製本・パンチ穴)・大容量給紙トレイ・ICカード認証ユニット・FAXユニットなど
- 契約期間:3年・5年・6年など(長期契約ほど月額は下がる傾向)
- リース料率:リース会社が機種価格に乗せる料率(金利相当・税相当を含む)
契約期間と法定耐用年数の関係はコピー機リース期間は法定耐用年数と減価償却で決まる?で整理しています。
見積書での確認ポイント
本体リース料金の欄では、最低限次の項目を見積書で確認してください。
- 機種名・型番(例:bp-80c80・iR-ADV C5870F など、メーカーと正確な型番)
- オプション機器の明細(フィニッシャー・大容量カセット・FAX・ICカードリーダー等)
- 契約期間と月額の関係(5年契約と6年契約で月額がいくら違うか)
- 再リース料(契約満了後に同機種を継続利用する場合の料金)
「機種一式」「複合機セット」とだけ書かれた見積書は、後からオプションの有無が論点になりやすいため、内訳を必ず明細で出してもらうのが基本です。
削減可能なポイントと、動かしにくい部分
本体リース料金で動かしやすいのは「機種グレード」と「契約期間」です。一方、いったん契約した本体料金は、契約期間中に変更することは原則できません。
- 機種グレードの見直し:印刷量・必要機能に対して過剰なスペックの機種を選んでいると、本体料金が膨らみます。月間印刷枚数・モノクロ/カラー比率・A3出力頻度・スキャン用途を整理したうえで、用途に対して過不足のないグレードに絞り込むと、本体料金は適正化しやすくなります
- 契約期間の最適化:契約期間を長く取ると月額は下がる方向に動きます。立ち上げ間もない新規事業ほど毎月の固定費が経営に響きやすいため、短期契約で月額を高くするより、長期契約で月額を抑えるほうがキャッシュフローには有利になるケースが多くあります
- 「リースの組み換え」を理解しておく:長期契約で機種を選んだあとに、業務量の拡大で機種が見合わなくなった場合は、現契約の残額を次の機器費用に上乗せして再リースする「リースの組み換え」という選択肢があります。短期契約で毎月の固定費を高く払うか、長期契約+必要時の組み換えで対応するかは、戦略の違いとして比較できます
要素②:カウンター料金

カウンター料金は、印刷1枚ごとに発生する従量制の保守料金です。複合機内部のカウンターが印刷枚数を自動的に記録し、月末に「モノクロ枚数 × モノクロ単価」「カラー枚数 × カラー単価」で計算されます。
カウンター料金の仕組み
カウンター料金は、本体リース料金とは別の請求軸で、販売業者(保守元)に対して支払うのが一般的です。多くの場合、カウンター料金にはトナー・現像剤・ドラム等の消耗品費、定期点検、部品交換、紙詰まり対応などの保守サービスが包括的に含まれます。
モノクロとカラーは別建ての単価が設定され、カラー単価はモノクロ単価の5〜10倍が相場です。具体的な金額は業者・機種・印刷量・契約形態で大きく変動するため、ここでは断定的な数値は示さず、複数の独立系マルチベンダー販売店から相見積りを取って自社の印刷量に対する相場感を把握する形が現実的です。
印刷量とインパクトの関係
カウンター料金の特徴は、印刷量が増えるほど月額への影響が大きくなる点です。月間印刷枚数が多い事業所ほど、カウンター単価の1円差が年間コストに大きく響きます。
月間でモノクロ二、〇〇〇枚・カラー五〇〇枚を印刷する事業所を想定すると、年間のカウンター料金は120,000円超(モノクロ単価1.5円・カラー単価15円で月額10,500円・年間126,000円)になる計算です。本体リース料金を月千円下げる交渉よりも、カウンター単価を1円下げる交渉のほうがコストインパクトが大きいケースは、印刷量の多い事業所では珍しくありません。
見積書での確認ポイント
カウンター料金の欄では、次の項目を必ず確認してください。
- モノクロ・カラー別の単価(1枚あたり〇円)
- カウンター料金に含まれるサービス(トナー・現像剤・ドラム・故障対応・定期点検・電話遠隔サポート)
- カウンター料金に含まれないもの(用紙・クラウド連携設定支援・社内NW再設定)
- 月間最低枚数(ミニマムチャージ)の有無(月の印刷量が一定枚数を下回っても最低額が請求される条項)
- 印刷量レンジ別の単価設定(月間枚数が変動する場合のレンジ別単価の有無)
削減可能なポイント
カウンター料金は、見積書交渉と運用面の両方で削減余地があります。
- 単価交渉:月間印刷枚数を正確に伝えたうえで、複数の独立系マルチベンダー販売店に相見積りを依頼することで、自社の印刷量に見合った単価を引き出しやすくなります。印刷量が多いほど単価は下がる方向に動きやすい点も押さえてください
- 印刷運用の工夫:契約後でも、カラー印刷の割合を抑える・両面印刷を徹底する・社内資料はモノクロ前提にする、といった運用見直しでカウンター料金の合計負担を軽減できます。カラー機でモノクロ単価寄りの単価で印刷できる「モノカラー」のような中間モードを活用する方法もあり、カウンター料金節約術!カラーでもモノクロでもないモノカラーとは?で詳しく解説しています
- 業務フローの見直し:紙の出力を前提とした業務を、画面確認・PDF共有・クラウド共有に置き換えると、そもそもの印刷枚数を下げられます。これはカウンター料金の単価交渉とは別軸で効く改善で、印刷量の絶対値が下がる分、効果が継続します
要素③:保守費

保守費は、複合機の故障対応・定期点検・部品交換・トナー供給などのメンテナンスにかかる費用です。多くの場合、保守費は「カウンター保守契約」としてカウンター料金に内包されますが、契約形態によっては別途月額で支払う場合もあります。
保守契約の主な形態
保守契約には複数の形態があり、印刷量と機種特性で最適形が変わります。
- カウンター保守契約:印刷1枚ごとに保守料金が発生する形態。トナー・故障対応・定期点検等を包括。複合機・コピー機リースで最も一般的
- キット保守:トナーキットを購入する形でメンテナンスを賄う方式。月間印刷量が極端に少ない事業所向け
- 均一保守:モノクロ・カラーを分けずに均一単価で算出する方式
- スポット保守:年間契約ではなく、故障時にその都度対応を依頼するスポット形態。中古機・小規模利用で見られる
印刷量が極端に少ない事業所では、キット保守やスポット保守がカウンター契約より割安になる場合があります。一方、印刷量が多い事業所ではカウンター保守契約のほうが、結果的に総額を抑えやすくなる傾向です。
見積書での確認ポイント
保守費の欄では、含まれる範囲と含まれない範囲を一つずつ明細で確認してください。
- 故障対応(駆けつけ修理・出張費)は含まれているか
- 定期巡回点検の頻度(月1回・四半期に1回・半年に1回など)
- トナー・現像剤・ドラム等の消耗品は含まれているか
- 部品交換はどこまで含まれるか
- 電話・遠隔サポートは含まれているか
- クラウド連携設定支援・会計ソフト連携設計・社内ネットワーク変更時の再設定は別契約か
「メンテナンス契約に入っているからクラウド連携設定もしてもらえる」と思い込まないよう、見積り段階で「これは保守契約に含まれるか、別契約か」を一項目ずつ確認することが重要です。エラー時の初期切り分けは1分でわかる、コピー機エラーコード完全攻略マニュアルも参考になります。
削減可能なポイント
保守費は「過剰な範囲を削る」のではなく、「不必要な追加契約を含めない」方向で適正化するのが基本です。
- 必要な範囲を明文化する:故障対応・定期点検・トナー供給など、業務継続上必要な範囲は妥協せず含める
- 使わない追加契約を切る:クラウド連携設定支援を別契約として用意してあっても、自社で設定できる場合は外す。逆に必要なら別契約として明示的に含める
- 駆けつけ対応の品質を確認する:保守費を削った結果として駆けつけ対応が遅くなると、業務停止時間が伸び、結果的に保守費削減分を上回るロスが発生する可能性があります。駆けつけ目安時間(当日/翌営業日)と代替機の手配条件は、保守費の数字以上に重要な比較ポイントです
要素④:設置・搬入費(および搬出費)
設置・搬入費は、複合機の現地搬入・据付・初期設定・ネットワーク接続・操作レクチャー等にかかる初期費用です。契約満了時には逆方向の作業として搬出費が発生します。
設置・搬入費に含まれる作業
設置・搬入費でカバーされる範囲は、業者によって幅があります。典型的には次の作業を含みます。
- 搬入作業:トラック手配・建物への搬入・エレベーター使用調整・指定場所への据付
- 据付・水準調整:複合機の水平調整・固定
- 電源・ネットワーク接続:電源確認・LAN接続・初期IPアドレス設定
- 基本動作確認:印刷・コピー・スキャン・FAXの動作確認
- 初期設定:管理者アカウント・基本ユーザー設定・基本部数設定
- 操作レクチャー:実際に使うスタッフへの基本操作説明
「設置費0円」とうたう業者もあれば、初期に数万円〜十数万円を計上する業者もあります。設置費0円とうたう業者の場合、その費用が月額リース料金や月額保守費に按分されている可能性があるため、見積書の総額で比較するのが正しい判断手順です。
見積書での確認ポイント
設置・搬入費の欄では、次の項目を必ず確認してください。
- 設置・搬入費の金額(無料か、有料か、有料の場合は何が含まれるか)
- 搬出費の金額(契約満了時に発生するか、無料か)
- 特殊条件の追加費用(高層階・狭小エレベーター・階段搬入・夜間作業など)
- オフィス移転時の再設置費用(移転先での再設置・ネットワーク再設定)
「設置費・搬入費・搬出費」の欄が見積書にない場合は、後から請求されるリスクがあるため、必ず明細として出してもらってください。
削減可能なポイント
設置・搬入費は、業者選定の段階で大きく動きます。
- 複数業者の見積書で初期費用の総額を比較:本体リース料金が同じでも、初期費用の有無で総支払額は大きく変わります
- オフィス移転を視野に入れた見積り:オフィス移転の予定がある場合、移転先での再設置を見越した契約条件を整理しておくと、移転時の追加費用を抑えられます
- 「初期費用0円」の中身を読む:初期費用0円を打ち出している業者の場合、それが本当に0円なのか、それとも月額に按分されているのかを、契約期間中の総支払額で確認します
要素⑤:消耗品費(用紙・周辺アクセサリ等)
消耗品費は、複合機本体や保守契約に含まれない消耗品・付帯品の費用です。代表例は用紙、製本用ホチキス針、外部メモリ(USB等)、付帯ソフトウェアの利用料などです。
カウンター料金に含まれる消耗品と含まれない消耗品
多くの場合、トナー・現像剤・ドラム・廃トナーボックスはカウンター料金に含まれます。廃トナーボックスの役割は廃トナーボックスって何だ!? 故障を防いで清潔に保つ縁の下の力持ちで解説しています。トナー自体の最新事情はトナーも超絶進化していた! 最新事情を徹底調査も参考になります。
一方、用紙はカウンター料金には含まれず、ユーザー側で別途調達するのが一般的です。販売業者経由で用紙を購入できるケースもありますが、業者経由は単価が高めになる傾向があるため、用紙は別の文房具・事務用品サプライヤーから調達したほうが安くなる場合があります。
周辺アクセサリ・付帯ソフトウェア
次のような項目は、カウンター料金・保守費とは別の費用として発生する可能性があります。
- 製本用ホチキス針・パンチ穴用部品:フィニッシャー使用時に必要な部品
- 外部メモリ・USB:ユーザー側で都度購入
- クラウド連携アプリの利用料:会計ソフト連携・スキャン後の自動振り分けアプリ等。月額または年額で発生
- セキュリティオプションの維持費:HDD暗号化・ユーザー認証システムの維持
- 遠隔監視サービス:機種の稼働状況・カウンター枚数を遠隔で監視するサービス
削減可能なポイント
消耗品費は、調達ルートと運用設計の見直しで削減できます。
- 用紙の調達ルートを最適化:販売業者経由ではなく、別の事務用品サプライヤーから直接調達する形にすると、用紙単価を下げられるケースがあります
- 裏紙・再生紙の利用ルール:裏紙利用は紙詰まり等の故障原因にもなり得るため裏紙利用はNG! コピー機の故障原因となるってホント!?、節約と機器負荷のトレードオフを理解したうえでルール化することが現実的です
- 付帯ソフトウェアの定期見直し:契約時に必要と判断したクラウド連携アプリ・セキュリティオプションが、運用後に使われていないケースは少なくありません。年に1回程度、使用状況を棚卸しすると、不要な維持費を切れます
5要素を分解して見積書を読み解く手順
見積書を5要素に分解して比較するための実務的な手順をまとめます。
手順1:自社の利用状況を数値化する
見積書を比較する前に、自社の利用状況を次の項目で数値化してください。
- 月間印刷枚数(モノクロ・カラー別):直近3〜6か月の平均
- A3出力頻度:図面・ポスター・大判資料の有無
- 必要機能:両面印刷・ステープル・パンチ穴・FAX・スキャン用途・クラウド連携の要否
- 設置スペース・電源条件:設置場所の広さ・電源容量
- 業務継続要件:駆けつけ対応の目安時間(当日/翌営業日)の希望
この数字がないと、業者側も適切な機種・単価を提示できず、相場より割高な提案になりやすくなります。
手順2:独立系マルチベンダー販売店2〜3社から見積りを取る
見積りは独立系マルチベンダー販売店2〜3社から相見積りを取るのが現実的です。メーカー直販と販売代理店で同じメーカー機種の見積りを同時に取るのは原則難しいため(直販に依頼すると代理店に見積りが卸されないことが多いため)、複数の販売代理店経由で異なるメーカーを含めて比較する形が成立します。なお、リース会社はリース契約のみに関わり、複合機本体の見積りや保守契約の交渉には関与しません。
手順3:見積書を5要素に分解した比較表で並べる
業者A・業者Bの見積書を受領したら、本記事の冒頭の5要素表に沿って一行ずつ並べた比較表を作ります。
| 要素 | 業者A | 業者B |
| ①本体リース料金(月額・契約期間) | XX,XXX円/5年 | XX,XXX円/6年 |
| ②カウンター単価(モノクロ/カラー) | X.X円/XX円 | X.X円/XX円 |
| ③保守費(カウンター料金内包かどうか・追加範囲) | カウンター内包+電話SVあり | カウンター内包・出張費別 |
| ④設置・搬入費/搬出費 | 初期0円/搬出費別途 | 初期XX,XXX円/搬出費込み |
| ⑤消耗品費の扱い(用紙・付帯ソフト等) | 用紙別・付帯ソフト別 | 用紙別・付帯ソフト含む |
| 月額試算(月間印刷枚数で計算) | XX,XXX円 | XX,XXX円 |
| 5年総額試算(初期費用+月額×60) | XXX,XXX円 | XXX,XXX円 |
「月額試算」と「契約期間中の総額試算」の2段で出すと、月額が安い見積書が総額でも安いとは限らないことが見えてきます。
手順4:契約条件を書面で確認する
単価以外にも、次の契約条件は必ず書面で確認してください。
- 中途解約条件と違約金
- 契約満了時の処理(買取・返却・再リース)
- カウンター単価の見直し条項の有無
- 保守契約の解約条件
- オフィス移転時の対応(再設置費用・追加費用の有無)
- 故障対応の駆けつけ目安時間と代替機手配の条件
リースとレンタルどちらが向くかの判断軸はコピー機はリースとレンタル、どちらが得なのか比較してみた!で整理しています。
手順5:実機・運用フィットを確認する
見積書の数字だけで判断せず、可能であればショールーム・デモ機で実機を確認し、スキャン品質・両面印刷・FAX操作感・クラウド連携の使い勝手を見ておくと、導入後のミスマッチを防げます。中古機リースを検討する場合の判断軸は中古コピー機は"安物買いの銭失い"!? 気をつけたい3つの欠点も参考にしてください。
業種別のコスト削減シナリオ

業種・規模によって、5要素のどこから手をつけるかは変わります。代表的な3パターンを整理します。
士業事務所(行政書士・税理士・社労士 5〜10名規模)
- 特徴:モノクロ中心・書類スキャン多め・セキュリティ要求が高い・印刷量は中程度
- 重点を置く要素:
- ②カウンター料金:モノクロ単価を重点交渉。カラーは「お客様控え」「説明資料」に絞る運用に
- ③保守費:クラウド連携設定支援(電子帳簿保存法対応など)は別契約として明確化
- ⑤消耗品費:A4専用紙の調達ルートを最適化
- 削減の方向性:
- 機種は中位クラス(モノクロ寄りの構成)でスペック過剰を回避
- 契約期間は5年で月額を抑えつつ、必要時に「リースの組み換え」で対応
- 駆けつけ対応の品質は妥協しない(業務継続性が要件)
ITスタートアップ(10〜30名規模)
- 特徴:カラー比率高め・クラウド連携が前提・急成長で業務量が変動・立ち上げ期で固定費の許容額がシビア
- 重点を置く要素:
- ①本体リース料金:長期契約(5〜6年)で月額固定費を抑える
- ②カウンター料金:カラー単価を優先交渉。クラウド共有で印刷量自体を抑える運用
- ③保守費:クラウド連携設定支援(Google Workspace・Microsoft 365・Box・Dropbox等)の対応範囲を別契約として明確化
- 削減の方向性:
- 立ち上げ期は長期契約で月額固定費を最小化
- 業務量が拡大し機種が見合わなくなったら「リースの組み換え」(現契約の残額を次の機器費用に上乗せして再リースする方法)で機種をスケールアップ
- 「短期契約で毎月の固定費を高く払う」と「長期契約で低コスト運用しつつ、必要時に組み換える」のは戦略の違いとして比較する
個人店舗・小規模事務所(1〜5名規模)
- 特徴:印刷量は少ない・基本機能で十分・機器トラブル時は業務停止リスク大
- 重点を置く要素:
- ①本体リース料金:基本機能に絞った小型機・普及機で本体料金を抑える
- ③保守費:駆けつけ対応の目安時間を最優先で確認(一台しかない場合、止まると業務全停止)
- ④設置・搬入費:設置場所の制約(狭小階段・電源条件)に伴う追加費用の有無を事前確認
- 削減の方向性:
- 印刷量が極端に少ない場合は、カウンター契約ではなくキット保守の検討も視野に
- 不要機能を削った機種選定で本体料金を圧縮
- 契約期間は3〜5年で様子を見て、実需に応じて見直す
複合機リース料金のご相談は「事務機器ねっと」まで

複合機リースの5要素は、業者・機種・印刷量・運用条件で大きく変わります。一つの業者の見積書だけで判断するのではなく、複数メーカーを横断比較できる販売業者に相談するのが現実的です。
事務機器ねっとの特徴
複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)は、SHARP・Canon・FUJIFILM・KYOCERA・OKI・EPSON・KONICA MINOLTAの7メーカーを取り扱う独立系マルチベンダー販売店です。1〜30名規模の小規模〜中規模事業者・新規事業立ち上げの段階から多くご相談をいただいています。
- 7メーカー横断比較:印刷量・業務内容・予算から、トータルコスト最適の機種・保守プランを比較提示
- 見積書の明細表示:本体リース料金・カウンター単価(モノクロ/カラー別)・保守範囲・設置/搬入費・消耗品の扱いを分けて提示
- 東京都内の保守体制:東京都内では区域担当制の自社メンテナンス体制を敷いており、有資格者による定期巡回点検で機器を継続的に把握(地方エリアはメーカーメンテナンスと連携)
信頼を支える体制
- 創業35年・事務機器ねっと20年目・総販売台数16,000台以上
- JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)情報セキュリティマネジメントシステム認証
- 経済産業省認定「スマートSMEサポーター」(第37号-24020002)
- 2026年 富士フイルムビジネスイノベーションより表彰(その他複合機メーカーからの受賞実績あり)
ご相談から導入までの流れ
1. お問い合わせ(電話・フォーム)
2. ヒアリング(月間印刷枚数・モノクロ/カラー比率・運用環境・予算・設置条件)
3. 機種候補と保守プランの比較提示(複数メーカー・複数機種)
4. お見積り(本体リース料金・カウンター単価・保守範囲・設置/搬入費を分けて提示)
5. ご検討・契約
6. 設置・初期設定・操作レクチャー(クラウド連携設定支援は別契約)
現行リースの乗り換え検討もご相談いただけます。現行機の契約書・カウンター単価・保守費明細をお持ちの場合は、その内容を踏まえた比較検討が可能です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 複合機リースの「月額」と書かれた数字には、何が含まれていますか?
A. 業者・見積書によって幅がありますが、多くの場合「本体リース料金」だけを指しています。カウンター料金・保守費・設置/搬入費・消耗品費が「月額」表記に含まれているかは見積書の明細で確認が必要です。広告上の「月額〇円」表示が本体リース料金のみを指しているケースも多く、本体料金以外を加味すると月の実支払額は変わります。見積書では本体リース料金・カウンター料金・保守費・設置/搬入費・消耗品費の5要素に分解して、トータルコスト(5要素の合計)で比較してください。
Q2. 設置・搬入費が「0円」と書かれている見積書は、本当に0円ですか?
A. 実質0円のケースと、月額に按分されているケースの両方があります。判別の手順は、契約期間中の総支払額(本体料金×契約月数+初期費用)を業者間で並べることです。設置費0円の業者の総支払額が、設置費を別計上している業者よりも高い場合、初期費用が月額に按分されている可能性が高くなります。逆に、設置費0円のうえで総支払額も他社より安い場合は、業者側が初期費用の一部を販売価格に吸収している実質0円のケースです。
Q3. 保守費を最小化したいのですが、どこまで削れますか?
A. 業務継続上必要な範囲(故障対応・定期点検・トナー供給)は削らないことを推奨します。保守費を削った結果、駆けつけ対応が遅くなって業務停止時間が伸びると、削減分以上のロスが発生する可能性があります。削るべきは「使わない追加契約」です。クラウド連携設定支援・遠隔監視サービス・特殊なセキュリティオプションのうち、自社で対応できる範囲や、運用後に使われていない項目を棚卸ししてください。
Q4. カウンター単価はどのくらいが妥当ですか?
A. モノクロは1枚あたり1〜2円程度、カラーは1枚あたり10〜15円程度が相場感としてよく言われますが、業者・機種・月間印刷枚数で大きく変動します。月間印刷枚数が多いほど単価は下がる傾向にあるため、自社の印刷量に対する適正単価は、複数の独立系マルチベンダー販売店から相見積りを取って確認するのが現実的です。具体額の断定ではなく、相見積りで実勢を把握する形を推奨します。
Q5. 用紙はカウンター料金に含まれますか?
A. 多くの場合、用紙はカウンター料金には含まれず、ユーザー側で別途調達します。販売業者経由で用紙を購入できるケースもありますが、業者経由は単価が高めになる傾向があるため、用紙は別の事務用品サプライヤーから調達したほうが安くなる場合があります。トナー・現像剤・ドラム・廃トナーボックスはカウンター料金に含まれることが多いですが、業者・契約によって幅があるため、見積書で必ず確認してください。
Q6. 契約期間中にカウンター単価や保守内容を見直すことはできますか?
A. 原則として、契約時の条件が契約期間中適用されます。契約更新時に見直し交渉が可能ですが、契約期間中の変更は業者によって対応が異なります。契約前に妥当性を見極めることが最も重要で、複数社の相見積りで判断するのが現実的です。なお、業務量が大幅に変化して機種が見合わなくなった場合は、「リースの組み換え」(現契約の残額を次の機器費用に上乗せして再リースする方法)で機種を入れ替え、その際に新しい単価・新しい保守内容で契約し直す選択肢もあります。
Q7. 撤去費(搬出費)は見積書に必ず明記されていますか?
A. 業者によって幅があります。本体リース料金・カウンター料金の見積書には記載されていても、契約満了時の搬出費が明記されていないケースは少なくありません。契約満了時に追加請求として発生するリスクを避けるため、見積り段階で「契約満了時の搬出費はいくらか、無料か」を必ず確認してください。オフィス移転時の再設置費用も同様で、移転予定がある場合は、移転先での再設置・ネットワーク再設定の費用条件を事前に整理しておくと安心です。
Q8. リース料金を構成する5要素で、自社で削減できる順番をつけるとどうなりますか?
A. 印刷量・業種・規模で異なりますが、一般論としては「②カウンター料金(運用見直し)→ ①本体リース料金(機種・契約期間の見直し)→ ⑤消耗品費(調達ルート見直し)→ ③保守費(不要な追加契約の見直し)→ ④設置・搬入費(業者選定段階での比較)」の順で着手しやすいケースが多いです。④設置・搬入費は契約後には動かしにくいため、契約前の業者選定段階で必ず比較してください。
まとめ:複合機リース料金は5要素に分解して読み解く
複合機リース料金を公平に比較し、削減余地を見つけるには、5要素への分解が出発点です。本記事のポイントを次の5点に整理します。
- 5要素の全体像:①本体リース料金 ②カウンター料金 ③保守費 ④設置・搬入費(搬出費含む) ⑤消耗品費(用紙・付帯品)。月額表示だけで判断せず、必ず5要素に分けて見積書を読む
- トータルコストで比較:トータルコスト=本体リース料金+カウンター料金(モノクロ枚数×単価+カラー枚数×単価)+保守費+設置/搬入費の按分+消耗品費。月額試算と契約期間中の総額試算の2段で比較する
- 削減順序の目安:カウンター料金(運用見直し)→ 本体リース料金(機種・契約期間)→ 消耗品費(調達ルート)→ 保守費(不要追加の棚卸し)→ 設置・搬入費(契約前の業者選定)の順で着手しやすい
- 業者の見極め:見積書の明細・月間印刷枚数のヒアリング・機種の複数比較提示・駆けつけ対応の説明が、業者の中立性と運用力を読み取る材料
- 戦略的判断:長期契約で月額固定費を抑え、業務量が変わったら「リースの組み換え」で機種をスケールアップする選択肢も持つ
「複合機リースの見積書を分解して読みたい」「トータルコストで現行リースの妥当性を整理したい」という段階の方は、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)にお気軽にご相談ください。7メーカーの中から、業務内容と運用要件に合う機種と保守プランを複数パターン比較提示いたします。
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この記事の監修者
株式会社庚伸 『事務機器ねっと』 オフィスサポートディビジョン
フィールドエンジニアグループ |
シニアマネージャー
大塚 義美
複合機メンテナンス許可認定
FUJIFILM/Canon/SHARP/EPSON
経歴
複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。










事務機器ねっとは「コピー機・プリンターリース価格満足度 第1位」と「コピー機・プリンター販売サイト導入後のサポート満足度 第1位」の二冠を獲得しました。
第37号‐24020002
(適用範囲:HCグループ)
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