公開日 2024.10.03 更新日 2025.11.10

【5分でわかる】複写機とは?種類や複合機との違いを徹底解説!

プリンターや複合機と違い、コピー機能のみが搭載された複写機をご存じでしょうか。

複写機はコピー機能に特化したもので、一般的には“コピー機”とよばれています。

複合機と見た目が似ており、機能の違いがわからない方も多いかもしれません。

そこでこの記事では、複合機との違いや、複写機のメリット・デメリットを解説します。

複写機の導入を考えており、どういった利点があるのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

複写機とは

複写機とは、コピー機能のみが搭載された印刷機器のことで、スキャンやFAXの機能は備わっておりません。

そのため、両面コピーなどの機能が備わった、コピーに特化した製品が数多く販売されています。

複写機のガラス面に、印刷したい原稿を置いて読み込むことで、同じ内容の印刷物が出力される仕組みです。

複合機と比べると機能に物足りなさを感じるかもしれませんが、コピー機能だけを求めている方や、安価な機器を求めている方に最適です。

複写機の種類

コピーに特化した複写機は、2つの種類に分かれます。

ここからは、“ジアゾ複写機”と“PPC複写機”の特徴を解説します。

①ジアゾ複写機

ジアゾ複写機は、大判サイズの設計図面を作成する場面でのみ活躍します。

感光紙に紫外線を照射しながら印刷する仕組みで、現像方式は、“乾式タイプ”“湿式タイプ”“熱式タイプ”に分かれます。

以下の表では、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

タイプ別のメリットとデメリット

  メリット  デメリット 
乾式タイプ 
  • 高画質 
  • 処理能力が高い 
  • アンモニア臭が気になる 
  • 消費電力が大きい 
湿式タイプ 
  • 機器の価格が安い 
  • 立ち上がりが早い 
  • 消費電力が小さい 
  • コピーの変退色が大きい 
  • 液こぼれが目立つ 
熱式タイプ 
  • コピーの変退色が小さい 
  • 軽量かつコンパクトで、持ち運びが簡単 
  • 処理能力が低い 

ジアゾ複写機のメリットには、画像のひずみが少なく、等倍精度に優れているという点もあります。

感光紙の取り扱いには注意が必要で、使用しないときは光が入らないよう、専用の袋で保存しなければなりません。

なお、現在ジアゾ複写機は販売を終了しています。

そのため、基本的には後ほどご紹介するPPC複写機のほうをお求めください。

②PPC複写機

現在販売されている複写機のほとんどが、PPC複写機です。

ジアゾ複写機とは異なり、薬品を塗布していない紙で印刷できます。

両面印刷された資料にも対応しており、印刷物は長期間保存してもほとんど劣化しません。

また、印刷時に拡大縮小もでき、印刷したい紙のサイズに合わせて倍率を変更することが可能です。

1回の読み取りで複数枚のコピーができるので、オフィスでの利用に適しています。

複写機と複合機の違い

複写機と複合機の違いは、搭載されている機能の種類にあります。

繰り返しになりますが、複写機はコピー機能しか搭載されていません。

一方、複合機はプリントやスキャン、FAXなど、さまざまな機能が一台に集約されています。

従来は、スキャナーやFAXつきの固定電話など、複写機はそれぞれの機器を設置しなければなりませんでしたが、複合機の登場でそれらは必要なくなりました。

複写機に類似したプリンター・印刷機・複合機の特徴

複写機に類似した機器には、どのような特徴があるのでしょうか。

プリンターの特徴

プリンターは、パソコンなどに接続してデータを印刷する機器のことをいいます。

ひと口にプリンターといっても、複写機能を併せもつタイプやスキャンに特化したタイプ、FAXや電話機能が搭載された複合機タイプなど、さまざまな種類があります。

プリンターの印刷方法は、“インクジェット方式”と“レーザー方式”が主流です。

インクジェット方式のカラーインクは、比較的安価で写真印刷に向いており、一般家庭での使用に最適です。

また、レーザー方式のトナーは水濡れに強く、文字や資料などの色がくっきり出るので、オフィスでの使用に適しています。

【関連記事】コピー機・複合機のトナーとは?適切な処分方法も解説

印刷機の特徴

印刷機は、発行部数が多い雑誌や新聞の印刷など、一度に多く刷らなければならないときに活躍します。

高速印刷に特化した機器では、1時間あたり9,000~12,000枚のペースで印刷することが可能です。

なかには、1分間で200枚近い印刷能力を誇る印刷機も存在します。

また、印刷方式の特徴から、印刷枚数が増えるほど印刷コストが下がるのも利点です。

業務用コピー機の印刷単価がおよそ3~4円なのに対し、印刷機の印刷単価はおよそ0.1円となります。

ただし、複写機は印刷コストが下がるぶん、導入時の機械本体のコストは複合機を大きく上回るので、こちらを踏まえたうえでどちらが適しているか判断しましょう。

複合機の特徴

複合機とは、その名前からもわかる通り、多くの機能をもった印刷機器のことを指します。

主に、プリント機能やスキャン機能、FAX送受信機能が搭載されています。

このように、一台にさまざまな機能が詰め込まれているので、オフィスの省スペース・省コスト・省電力を実現することが可能です。

なお、どこか一つの機能に不調が生じると、そのほかの機能にも影響を及ぼすリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

【関連記事】複合機の選び方を徹底解説!判断基準や確認しておくポイント

複合機のメリット

さまざまな機能が搭載された複合機には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット①充実した機能

複合機は、コピーやFAXなど、搭載されている機能が充実している点がメリットです。

データを印刷したり、複合機でスキャンしたデータをパソコンにそのまま送れたりと、ペーパーレス化にも貢献しています。

また、本体はハードディスクを搭載しており録したデータを暗号化して保存しています。
なかには、スマートフォンのアプリケーションと連携できる製品も販売されており、スマートフォンに格納されたデータを印刷することが可能です。

メリット②オフィススペースの有効活用

複合機は、さまざまな機能を一台に集約させているので、オフィスに設置するスペースを最小限に抑えられます。

複写機のみを設置しており、スキャンやFAXの使用頻度も高いオフィスでは、スキャナーやFAXつきの固定電話などを用意し、設置スペースも考慮しなければなりません。

Wi-Fiに対応している複合機であれば、配線が邪魔になることもなく、オフィス内もすっきりとした印象になります。

メリット③DXを推進

複合機を取り入れると、DXの推進にもつながります。

社内の資料や帳簿をスキャンすることで、あらゆる文書の電子化とペーパーレス化を同時に実現できます。

また、スキャンした文書はクラウドサービスと連携して保存することも可能です。

DXが実現すれば、今まで時間がかかっていた資料のファイリングや、書棚への保管などが必要なくなります。

そのぶんほかの業務に時間を割くことができ、業務効率も改善します。

【関連記事】複合機で書類をスキャンするには?データの活用方法も紹介

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複合機のデメリット

便利な機能が詰め込まれており、使いやすい複合機のデメリットとはなんでしょう?

デメリット①導入費用が高い

まず、導入費用の高さがデメリットとして挙げられます。

複合機には高度なモバイル通信機能や、スキャン機能が搭載されているモデルもあり、幅広いシーンで活躍してくれる一方、そのぶん費用は高くなります。

新品のカラー複合機の相場は120万~400万円ほどで、モノクロでも70万~300万円ほどかかるのが現実です。

しかし、中古品であれば5万~30万円ほどで販売されているので、導入費用を抑えることができます。

ところが、中古品の場合はメーカーにメンテナンスを行ってもらえないケースが多く、いつ故障してもおかしくないという点だけ留意しておきましょう。

デメリット②ランニングコストが高い

複合機を使いつづけていると、消耗品代や電気代などの費用が伴うので、ランニングコストがおのずと高くなってしまいます。

しかし、リース契約であれば複合機をース会社から貸与されるかたちになるので、初期費用がかからず、その費用を月々のランニングコストにまわすことができます。

また、リース契約は、導入時にかかるまとまった費用をリース会社が立て替えてくれるため、初期費用を抑えたい会社におすすめです。

複写機のメリット

ここからは、複写機のメリットをいくつか紹介します。

メリット①本体価格が安い製品もある

雑誌や新聞を印刷できる複写機は非常に高額な製品がほとんどですが、性能が抑えられたものや中古品は安価で購入できます。

安く購入できる製品は新品ではおよそ20万~50万円、中古ではおよそ10万~30万円が価格の相場となっています。

複合機と比べると、およそ半分以下の価格で購入できるので、コピー機能だけを求めている方にはぴったりの機器といえるでしょう。

メリット②ランニングコストを抑えられる

機能が少ない複写機は、多機能な複合機と比べてランニングコストを安く抑えられます。

また、コンパクトサイズで機能が限られているため、年間消費電力は複合機のおよそ5分の1まで抑えることが可能です。

さらに、複写機は通信機能も搭載されておらず、通信費の支払いが必要ないのも特徴の一つとなります。

普段の業務は印刷だけで済む方や、複合機の補助的な役割としての導入を考えている方におすすめです。

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複写機のデメリット

購入費用が安く、ランニングコストも抑えられる複写機にもデメリットは存在します。

デメリット①機能が限られる

複写機はコピー機能しか備わっていないので、機能面で物足りなさを感じてしまうかもしれません。

複合機と違い、スキャン機能やFAX機能がついておらず、セキュリティ面に関してもお世辞にも充実しているとはいえないのが現状です。

くわえて、そもそも複写機は現状あまり市場に出回っておらず、実際、複合機のみを導入している企業がほとんどです。

ただし、過去に使用していたものが備品としてあり、普段の仕事でコピーしか使わない場合は、複写機でも十分に業務を進められるでしょう。

デメリット②オフィスのスペースをとる

コピー機能しかない複写機は、複合機よりも小さく、設置面積も広くないため、場所をとらないことがメリットとされています。

しかし、スキャンやFAXの機能も必要な場合、スキャナーやFAX機能つきの固定電話などを別で用意しなければならず、結局オフィス内のスペースが圧迫されます。

一方、複合機があればそれらの機器は必要ないので、オフィスが窮屈になることはありません。

【関連記事】業務用小型コピー機の選び方とおすすめ商品4選を紹介

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複写機の耐用年数

複写機の耐用年数は、5年と定められています。

複写機は使用するたびに少しずつ摩耗し、使い方次第で製品の寿命が大きく変わります。

耐用年数を迎える前に寿命がきてしまうこともあるため、メンテナンスを定期的に行ったり、過度な稼働は避けたりして、少しでも長く使えるように工夫しましょう。

なお、複写機の耐用年数である5年を過ぎたとしても、故障していなければそのまま使いつづけてもまったく問題ありません。

参照元:国税庁

複写機は、コピー機能のみを求めている方にぴったり

本記事では、複写機のメリットとデメリット、複合機との違いを解説しました。

複写機本体は設置場所をとらず、購入価格も比較的安いので、コピー機能のみほしいという方におすすめです。

ただし、現在は複写機自体が販売されておらず、購入が難しいことは念頭に置いておきましょう。

反対に、複合機は一台にあらゆる機能が搭載されているため、機能性が高い印刷機器を探している方に最適です。

事務機器ねっとでは、EPSONやCanonなどのメーカーのコピー機を複数取り扱っています。

公式ホームページでは、無料のコピー機診断シミュレーターを行っているので、「種類がありすぎてわからない……」とお悩みの方は、ぜひこの機会にお試しください。

この記事の監修者

株式会社庚伸 『事務機器ねっと』 オフィスサポートディビジョン
フィールドエンジニアグループ |
シニアマネージャー

大塚 義美

複合機メンテナンス許可認定

FUJIFILM/Canon/SHARP/EPSON

経歴

複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。

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