コピー機・複合機・プリンターは、一見どれも同じように見えたり感じられるかもしれませが、実はメーカー毎に大きく特徴が異なります。事務機器ねっとで取り扱う、シャープ、富士フイルム、キヤノン、エプソン、沖データ、京セラ、コニカミノルタのメーカー各社の特徴をご紹介します。
【富士フィルムビジネスイノベーション】オフィス機としては初めてディスプレイを搭載し、現在はフリックやドラッグ、タップなど直感的な操作も可能で容易に操作できます。大量の原稿もストレスなくスピーディーに印刷可能です。業界最小クラスのトナー粒子で高解像度の出力ができ、昔から「印刷画質は富士ゼロックス(XEROX)」と呼ばれるほど高い評価を受けており、海外ではコピー機の代名詞的存在です。写真や設計図などの画質が求められるデータを印刷する企業に向いています。
※富士ゼロックス株式会社は2021年4月1日付けで「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」へ社名を変更しました。本カタログ/サイトは富士ゼロックスブランドの商品を含みます。富士ゼロックスブランドの商品は、米国ゼロックス社からライセンスを受けている商品です。商品提供者は富士フイルムビジネスイノベーション株式会社です。This catalog or website includes Fuji Xerox product(s). licensed from Xerox Corporation. The distributor of the product(s) is FUJIFILM Business Innovation Corp.
【キヤノン】少し前は立ち上がりの遅さに不満の声が多かったことで、印刷されるまでの待ち時間を「ストレスである」と考え、印刷速度だけでなく節電モードからの復帰までの待ち時間も大幅に短縮されており、電力の節約もできます。また、本体とトナー両方の改良が行われ、その相乗効果によって一度に大量に出力しても、高画質で安定した印刷を可能にしています。カメラメーカーならではの色の再現度との声があります。省スペース設計も手伝ってSOHO・個人事務所など小さめオフィスの企業に向いています。
【エプソン】家庭用プリンターとしてよく耳にするエプソンですが、独自路線のインクジェットプリンターをビジネスモデルとしても提供しています。平均的に起動時間が短く印刷スピードが速いため、急に資料が必要になった場合でも、スムーズに対応することができます。インクジェット最大の魅力のカラー原稿の品質の高さと消費電力が少なくコストダウンにつながる所が魅力です。クオリティが高く速い印刷が必要なオフィスや、学校、小売店、配送納品の多い事業所に向いています。
【沖データ】印刷業など専門性の高いハイエンド向けのレーザープリンター「MICROLINE(マイクロライン)」、オフィス向けの一般的なレーザープリンター「COREFIDO(コアフィード)」という2種類のブランドでプリンターを展開しています。ATMも製造しているメーカーなので、紙詰まりが起きにくい構造をしており、仮に詰まった時も修理を待つことなく、自分で詰まった用紙を簡単に取り除ける特異な強みを持っています。また、独自のLED技術を使用した印字ヘッドを用いており、細かい線の表現に優れ2ptの小さな文字で印刷しても文字が潰れません。本体価格が安く初期費用を抑えて複合機を購入したい企業や、オフィス規模が小さい企業、細かな文字や数字を印字する会計事務所や弁護士事務所などに向いています。
【シャープ】大手コンビニチェーン店にもシャープ製複合機が採用されているというほどに信頼度が高く、耐久性にもすぐれており、オフィスに馴染みやすいスッキリとしたデザインです。大きなタッチパネルが搭載されており、スマホの様に扱える操作のしやすさも特徴です。コストパフォーマンスも高く、多くの人が使うので簡単で分かりやすい操作の機種・メーカーを選びたい企業に向いています。
【京セラ】世界一耐久性が高いドラムを開発・搭載し、耐久性に優れた複合機となっています。高耐久ドラムのおかげで部品交換の頻度を下げられるため、安く提供できています。メーカー保守の拠点の少なさもあることから一部の機種で「コンビ保守システム」が導入されており、可能なメンテナンスはユーザー側が実施することで、安い保守メンテナンス費用(=カウンター料金)の提供を実現しています。タッチパネルの操作性やトナー交換などの使いやすさ、印刷の立ち上がりの速さは一定の評価がありますが、古いモデルだと故障や印刷の汚れ、紙詰まりなどが頻繁に起きてしまうという声もあります。京セラの複合機は保守体制の充実よりも、安さを重視する会社に向いています。
【コニカミノルタ】コニカミノルタのコピー機(複合機)は、その卓越した技術力とユーザー中心の設計で高い評価を受けています。特に独自の画像処理技術「SEAD(Screen-Enhancing Activity Digital Process)」による滑らかで鮮明な画質は、写真やデザインデータの出力に最適です。競合メーカーと比べても、色の再現性や階調表現に優れ、手に取る方が印象に残る高品質な印刷物を提供します。また、「bizhub」シリーズは、他社の製品と比較して、操作の簡便さと高い生産性を兼ね備えている点が特徴です。コニカミノルタのコピー機は、直感的に操作できるタッチパネルを採用しており、初めてのユーザーでもすぐに使いこなせます。さらに、強力なスキャニング機能により、紙媒体のデータ化がスムーズに行え、ペーパーレス化を促進します。