公開日 2024.03.15 更新日 2025.09.05

【比較】レーザープリンターとインクジェットプリンターの違いとは

プリンターの印刷方式には、「レーザー」と「インクジェット」の2種類があります。

どちらも用紙にプリントする点は同じですが、印刷方法や仕上がりに違いがあります。

それぞれ得意・不得意があるため、導入を考えている企業様は使用目的に合うプリンターを選んでいきましょう。

本記事では、レーザープリンターとインクジェットプリンターの長所と短所や違いについて解説します。

プリンターの選び方も紹介するので、どちらのプリンターが求めているものなのか見分ける際の参考にしてください。

レーザープリンターとは

 

レーザープリンターとは、感光体(ドラム)と呼ばれる筒状の上にトナー(色を付ける粉)を吹きつけ、印刷用紙に押し付けるプリント方式のこと。版画やスタンプなどをイメージするとわかりやすいかもしれません。

トナーに熱や圧力、光を当てて色や文字を表現します。記憶したイメージを用紙の上にポンっと押印する形で完成するため、スピーディーな印刷が可能です。

使用するインク形状

レーザープリンターで使用するトナーは、黒鉛や顔料を付着させた、非常に小さな粒状粉です。

主に3種類のトナーがあり、どれを選ぶかによって価格や保証の有無、品質などが異なります。

  • 純正トナー:メーカーが指定する純正のトナー
  • 汎用品トナー:安価で購入できる不純正のトナー
  • リサイクルトナー:使用済みのカートリッジを再利用して製造されたトナー

レーザープリンターに使うトナーは、メーカーが推奨するものを利用するのが基本です。

純正トナーは高価ではあるものの、メーカー保証を受けられます。

汎用品トナーやリサイクルトナーはメーカー保証は受けられませんが、安価なのが利点です。

ランニングコスト

レーザープリンターは、導入費用や消耗品の価格が高い傾向にあります。

ランニングコストを少しでも抑えたい場合は、汎用品トナーやリサイクルトナーを使うのも方法の一つです。

互換トナーの種類によっては純正トナーとあまり変わらない品質のものもあるため、しっかり品定めすれば問題なく使用できます。

また、電気代が高くなりやすいのもデメリットの一つです。

レーザープリンターは印刷速度が速くなるほど熱を必要とする ため、消費電力が多くなる傾向にあります。

ただし、トナーや感動体は一度交換すると長持ちすることから、一枚あたりの印刷コストはインクジェットプリンターよりも安くなるのは利点です。

 

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メリット・デメリット

メリット デメリット
  • 印刷スピードが速い
  • 大量の印刷が可能
  • 印刷コストを抑えられる
  • トナーの交換頻度が少ない
  • 滲みにくい
  • 消費電力が多い
  • 繊細な色表現が苦手
  • 光沢紙類への印刷は不可
  • 本体・消耗品の価格が高い
  • 本体サイズが大きい

レーザープリンターの大きなメリットは、印刷スピードが速いこと。モノクロの印刷速度に関しては、圧倒的な速さを誇ります。

トナーは一度セットすれば長期間使えるため、交換の手間がかかりません。滲みに強いのもメリットで、文字やグラフなどをはっきり印刷できます。

デメリットとしては、カラフルな発色や美しいグラデーションを再現するのは難しいこと。風景や人物を繊細に表現するには不向きなプリンターです。本体や消耗品も割高なため、印刷量が多いとその分トナー交換やメンテナンスが必要になり費用がかさみます。

 

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インクジェットプリンターとは

 

インクジェットプリンターとは、熱や圧力によって粒子化したインクを、印刷用紙に直接吹きかけるプリンター方式のこと。プリントヘッドと呼ばれる印刷部品が自由に移動して、色や文字を表現します。レーザープリンターよりも解像度が高く、色の再現性も高いため、主に写真やポスターの印刷に使われています。

使用するインク形状

インクジェットプリンターで使用するインクは、主に2種類です。インクによって印刷物に違いが生まれるため、事前に特性を理解しておきましょう。

  • 顔料インク:用紙の表面にインクが定着する
  • 染料インク:用紙の内側までインクが浸透する

顔料インクは、小さな文字も滲ませずにはっきり表現できるのが特徴です。染料インクよりも耐水性にも優れていることから、ビジネスシーンに使われる重要書類や企画書などの印刷に用いられています。

染料インクは、インク同士が馴染みやすいため、きれいなグラデーション再現が得意です。絵画や写真などの繊細な色味も、染料インクなら理想的な仕上がりになります。

なお、インクの色はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4種類が基本です。

色数を増やすと繊細な表現が可能になるため、デザイン性の高い印刷をする場合は5色や6色に対応している製品を選ぶとよいでしょう。

ランニングコスト

インクジェットプリンターの導入費用は安く消費電力が少ないため、ランニングコストを抑えられます。

ただし、レーザープリンターと比べると、インクカートリッジ1セットで印刷できる枚数は少なめです。インク詰まりも起こりやすいことから、交換コストはかさみます。

メリット・デメリット

メリット デメリット
  • 繊細な色表現が得意
  • 消費電力が少ない
  • 本体価格が安い
  • 本体がコンパクト
  • 印刷スピードが遅い
  • 印刷コストが高い
  • インクの交換頻度が多い
  • 滲みやすい

インクジェットプリンターの大きなメリットは、自然の風景やグラデーションなどを繊細に表現できること。レーザープリンターでは再現できない色表現も、インクジェットプリンターなら可能です。消費電力も少ないため、電気代を抑えられるのもメリットの一つです。

ただし、大量に印刷するとインクが詰まりやすくなるため、過度にプリントするのは避けましょう。部数を減らしたり時間をおいてから稼働したりと、工夫して使うようにしてください。また滲みやすい性質を持つため、普通紙ではなくインクジェットプリンター専用紙を使用することをおすすめします。

プリンターの選び方

レーザープリンターとインクジェットプリンターには、それぞれ異なる利点があります。プリンターを選ぶ際は、使用目的に合うかどうか判断することが大切です。2つのプリンターの違いを下記に簡潔にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

  レーザープリンター インクジェットプリンター
印刷速度 速い 遅い
消費電力 多い 少ない
印刷枚数 約2,300枚 約650枚
一枚あたりの印刷コスト 約3円 約6円
メンテナンス頻度 少ない 多い
得意な印刷 見やすい文字 繊細なカラー表現

上記だけでは判断が難しい方に向けて、ここからは用途別のおすすめポイントを紹介します。

 

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レーザープリンターがおすすめのケース

レーザープリンターは、次のような使用シーンにおすすめです。

  • 書類を大量に印刷したい
  • 印刷コストを抑えたい
  • 消耗品の交換頻度を減らしたい

初期費用やメンテナンスコストはかかりますが、一枚あたりの印刷コストを抑えられるのがレーザープリンターのメリットです。印刷スピードも速いため、大量の印刷でもあまり時間がかかりません。会議や社内報告書などで大量の資料を必要とする機会が多い場合は、レーザープリンターが適しています。

 

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インクジェットプリンターがおすすめのケース

インクジェットプリンターは、次のような使用シーンにおすすめです。

  • 導入コストを抑えたい
  • 印刷頻度が少ない
  • 写真や絵をきれいに印刷したい

印刷スピードは遅くインクも詰まりやすいため、大量の印刷には不向きです。しかし、品質を重視する写真やポスターなどの印刷には向いています。広告ポスターや思い出の写真を印刷するなら、インクジェットプリンターが最適でしょう。

 

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プリンターの選び方はプロに任せるのがおすすめ

プリンターの種類は豊富にあります。数多くの製品の中から、ニーズに合う製品を見つけ出すのは至難の業です。

「限られた予算の中で最適なプリンターを入手したい」とお考えの方は、目利き力のあるプロが在籍している事務機器ねっとへお気軽にご相談ください。

当社では、お客様の使用目的をヒアリングし、最適な複合機・プリンターをご提案します。一部のメーカーや特定の機器にこだわらないため、気になるプリンターがあればぜひお聞かせください。長年の経験とノウハウが、お客様のプリンター選びに役立ちます。

レーザープリンターとインクジェットプリンターは使用目的に合わせて選ぼう

今回は、レーザープリンターとインクジェットプリンターの長所と短所や違いについて解説しました。

レーザープリンターは、文字メインの書類を大量印刷することに特化しています。

一方インクジェットプリンターは、色鮮やかなグラデーションを再現するのが得意です。

どちらも優れた面がありますが、使用目的によって適切かどうかが変わってきます。導入する際は、目的や印刷頻度、ランニングコストなどを考慮した上で選びましょう。

この記事の監修者

株式会社庚伸 『事務機器ねっと』 オフィスサポートディビジョン
フィールドエンジニアグループ |
シニアマネージャー

大塚 義美

複合機メンテナンス許可認定

FUJIFILM/Canon/SHARP/EPSON

経歴

複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。

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