富士フイルムビジネスイノベーションは、A3カラー複合機「Apeos C7072シリーズ」やプロダクションプリンター「Revoria Press」など、計5製品が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表しました。
今回注目したいのは、単に外観の美しさが評価されたわけではないこと。毎日使う人の操作性、限られたスペースへの配慮、環境負荷の低減、そして印刷品質を安定させる技術まで、製品のさまざまな工夫がデザインに反映されています。
複合機は、もはやコピーや印刷をするだけの機械ではありません。今回の受賞製品から、その進化をひも解いてみましょう。
グッドデザイン賞とは? 見た目の美しさだけでは測れない価値

オフィス空間に自然に調和する端正で落ち着いた佇まい
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本を代表する総合的なデザイン評価・推奨制度です。1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度」を前身とし、製品の外観だけでなく、使いやすさや機能、社会との関わりなども含めてデザインを評価しています。
今回、富士フイルムビジネスイノベーションから受賞したのは、オフィス向け複合機、3シリーズのプロダクションプリンター、製造業向けクラウドサービス「3DWorks」の計5製品です。なかでも、日常業務に身近なApeos C7072シリーズは、これから複合機の新規導入や入れ替えを検討する企業にとって、気になる存在ではないでしょうか。
「Apeos C7072シリーズ」環境への配慮と使いやすさを一台に
2026年10月5日に販売を開始した「Apeos C7072シリーズ」は、クラウドやAIとの連携によって業務効率化を支援する、新世代のA3カラー複合機です。
まず目を引くのは、オフィス空間になじむ落ち着いた外観。スキャナーから操作画面へとつながる一体感のあるデザインは、機能性を保ちながら、すっきりとした印象に仕上げられています。しかし、今回の進化は見た目だけではありません。外装カバー全面に再生プラスチックを採用し、素材の質感や色彩にも工夫を凝らしています。さらに、外装と内部の機能部品を分離しやすくすることで、使用後のリユースやリサイクルにも配慮しました。
機能面では、紙文書やFAXなどの情報をクラウドサービスやAIにつなぎ、情報の電子化と活用を支援。複合機を業務のデジタル化につなげる接点として位置付けています。
ラインアップは、A4ヨコの連続プリント速度が毎分25枚から70枚までの6機種。一般的なオフィスから大量印刷が必要な部門まで、用途や印刷枚数に応じて選択できます。
省エネルギー性能や資源循環への取り組みに加え、利用者の認証や通信の暗号化など、業務に欠かせないセキュリティー機能も備えています。
私たち販売店の視点から見ても、印刷性能だけでなく、日々の使い勝手や長期的な運用まで考えられた設計は、複合機選びにおける魅力のひとつです。
印刷の可能性を広げる「Revoria Press」シリーズも受賞
今回の受賞では、商業印刷や高品質な印刷物の制作を支える「Revoria Press」シリーズにも注目が集まります。
フラッグシップモデルの「Revoria Press PC2120」は、通常のCMYK4色に2色の特殊トナーを組み合わせた「1パス6色印刷」に対応。新たに追加されたグリーントナーと既存のピンクトナーを組み合わせることで、鮮やかな色彩表現の幅を広げています。
さらに、AI技術を活用して用紙設定や画質設定、画像補正を最適化する機能も搭載。専門的な印刷知識や熟練者の経験だけに頼らず、高品質な印刷を効率よく行えるよう工夫されています。
一方、「Revoria Press EC2100S / EC2100」と「SC285S / SC285」は、コンパクトな本体に高い印刷性能を凝縮したモデルです。特殊トナーを活用した5色印刷や2,400dpiの高解像度出力に対応し、薄紙から厚紙、長尺用紙まで幅広い印刷ニーズに応えます。
印刷中の色濃度の変化や表裏の位置ずれを検知し、自動補正する機能も用意されています。ただし、これらの機能には別途対応装置が必要です。
美しく印刷できるだけでなく、その品質を安定して維持しやすいこと。今回の受賞には、印刷現場で働く人の負担を減らす工夫も表れています。

一般オフィス向けと高品質印刷向け、何が違う?
同じ富士フイルムの製品でも、得意とする仕事は異なります。今回受賞した複合機とプリンターの特徴を、用途別に整理してみました。
| 製品 | 主な特徴 | 想定される用途 |
|---|---|---|
| Apeos C7072シリーズ | クラウド・AI連携、省エネ、資源循環設計 | 一般オフィス、事務部門、文書管理 |
| Revoria Press PC2120 | 6色印刷、AIによる印刷設定支援 | 高品質な商業印刷、特色を生かした印刷物 |
| Revoria Press EC2100S / EC2100 | 高生産性、特殊トナー対応、コンパクト設計 | 印刷会社、企業の集中印刷部門 |
| Revoria Press SC285S / SC285 | 高精細印刷、多様な用紙対応 | 販促物、冊子、社内印刷の高度化 |
例えば、毎日の会議資料や請求書、契約書などを効率よく処理したい企業なら、Apeos C7072シリーズが有力な候補になります。
反対に、商品カタログやパンフレット、販促物の印刷品質を高めたい場合は、Revoria Pressの持つ色彩表現力が魅力でしょう。これまで外注していた印刷業務の一部を社内で行いたい企業にとっても、検討する価値があります。
もちろん、高性能な機種がすべての企業に最適とは限りません。月間印刷枚数、必要な画質、設置スペース、予算などを照らし合わせ、過不足のない一台を選ぶことが大切です。
せっかく入れ替えるなら、仕事がしやすくなる複合機を
複合機は、一度導入すれば長く付き合うオフィス機器です。だからこそ、購入価格や月額リース料金だけで判断するのは、少しもったいないかもしれません。
例えば、紙文書の電子化に時間がかかっている、印刷待ちが頻繁に発生する、カラー資料の仕上がりに不満がある。そんな日常の小さな困りごとを見直すと、自社に必要な機能が見えてきます。
今回のグッドデザイン賞受賞は、複合機やプリンターの価値を「印刷するための設備」から「働く環境を支える道具」へと捉え直す、よいきっかけではないでしょうか。
複合機・プリンター販売専門店「事務機器ねっと」では、富士フイルム製品をはじめ、さまざまなメーカーの複合機・プリンターをご案内しています。
「受賞したApeos C7072シリーズの価格を知りたい」「現在の複合機から入れ替えると、どんなメリットがあるのか」「自社の印刷枚数に合った機種を比較したい」といったご相談も歓迎です。
複合機の導入・入れ替えをご検討の際は、ぜひ事務機器ねっとへお問い合わせください。お客様の利用環境やご予算、ご希望に合わせた機種選びをお手伝いいたします。











事務機器ねっとは「コピー機・プリンターリース価格満足度 第1位」と「コピー機・プリンター販売サイト導入後のサポート満足度 第1位」の二冠を獲得しました。
第37号‐24020002
(適用範囲:HCグループ)