複合機リースで後悔しないために知っておくべき3つのこと

「リース契約、なんとなくで決めてしまって本当に大丈夫かな?」
「業者の説明、わかったような気がするけど、後で困らないかな?」
「契約書のどこを見ればいいのかピンとこない」
複合機リースを検討しはじめると、こんな引っかかりを感じる方は多いのではないでしょうか。正直なところ、契約書に並ぶ用語は普段なじみのないものばかりで、目を通したつもりでも後から「あれ?」となるケースは少なくありません。
結論から言うと、複合機リースで後悔しないために押さえるべきポイントは3つです。①カウンター料金 ②保守範囲 ③契約期間。この3つを契約前に確認しておくだけで、「思っていたより毎月の支払いが多い」「故障時に追加費用がかかった」「途中で機種を変えたかったけど身動きが取れない」といった後悔の大半は避けられます。
本記事では、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに、契約前に知っておくべき3つのポイントをまとめます。
1.複合機リースで後悔する人に共通する「見落とし」

「思っていたよりコストが高かった」「サポートを受けられると思っていた範囲が、実は別料金だった」複合機リースで後悔の声があがる場面には共通点があります。
多くの方が「本体リース料金」だけを比べてしまう
比較サイトや業者ごとの提案書を並べたとき、つい目がいくのは月額のリース料金です。「A社は月1万円、B社は月1万2千円。じゃあA社で」と判断しがちですよね。
けれど、複合機の総支払額を決めているのは本体料金だけではありません。毎月の印刷枚数に応じて発生する「カウンター料金」、修理や定期点検の範囲を定める「保守契約」、契約期間中の柔軟性を左右する「契約期間」この3要素を合わせた「トータルコスト(本体料金+カウンター料金+保守費の合計)」で見ないと、本当の比較にはなりません。リースとレンタルの違いを含めた基礎はコピー機はリースとレンタル、どちらが得なのか比較してみた!で解説しています。
2.知っておくべきこと1:カウンター料金は本体料金より影響が大きい

最初に押さえてほしいのが「カウンター料金」です。これは複合機リースの隠れた主役と言ってもいいくらい、毎月の支払いに影響します。
カウンター料金とは何か
カウンター料金は、印刷1枚ごとに発生する保守契約の費用です。モノクロ印刷とカラー印刷で単価が分かれていて、たとえばモノクロ1枚あたり2円、カラー1枚あたり20円といった形で設定されています。本体リース料金とは別に、毎月の印刷枚数に応じて請求されます。
単価のわずかな差が、年間で大きな差になる
月間印刷枚数が5,000枚の事業所で、カウンター料金が1枚あたり1円違うと、年間で60,000円・5年契約で300,000円の差が生じます。本体リース料金を月数百円下げる交渉よりも、カウンター料金1円の交渉のほうがインパクトが大きいケースは珍しくありません。月額の安さに惹かれてA社を選んだら、カウンター料金が高くて結局トータルコストではB社のほうが安かったこういう逆転現象は本当に起こります。
カラーとモノクロの使い分けで支払いを抑える
契約後の運用面でも、カラー印刷とモノクロ印刷を使い分けるだけでカウンター料金の合計負担を下げられます。詳しくはカウンター料金節約術!カラーでもモノクロでもないモノカラーとは?をご覧ください。
契約前に確認しておきたい3点
- モノクロ・カラーそれぞれの単価(1枚あたり何円か)
- カウンター料金にトナー・消耗品が含まれているか
- 月間印刷枚数の想定はどうやって出した数字か(過去の実績ベースか/見込みか)
3.知っておくべきこと2:保守範囲は書面で確認する

次に押さえたいのが「保守契約」の範囲です。「保守がついているから安心」と思っていたら、いざ故障した時に「それは別料金です」と言われて慌てるこれも後悔の典型例です。
保守契約の中身は業者によって違う
| 項目 | 含まれる例 | 含まれない例 |
| 紙詰まり対応 | カウンター料金内 | スポット出張費が別途発生 |
| 定期点検 | 月1回・四半期1回の定期巡回 | 呼んだときだけ訪問(出張費別) |
| 消耗品(トナー) | カウンター料金内 | 都度実費請求 |
| 故障時の修理部品 | 無償 | 部品代別途 |
| クラウド連携の設定 | 一部含む業者あり | 別契約 |
契約書や見積書を見たときに「保守契約」と一言で書かれていても、中身は業者によって違います。口頭で「全部見ますよ」と言われても、後から「それは別料金です」となるリスクは残ります。次の項目は必ず書面で確認してください。
- 紙詰まり・定期メンテナンスは無料か(出張費が別途かかるかも要確認)
- トナー・消耗品はカウンター料金に含まれるか
- 駆けつけ対応の目安時間(東京都内は当日対応可能な業者もあります)
- 代替機の貸出しはあるか
- クラウド連携・OCR等の設定支援は通常保守に含まれるか、別契約か
4.知っておくべきこと3:契約期間は短すぎても長すぎても落とし穴がある

最後の1つが「契約期間」です。3年・5年・6年など、リース契約の期間は機種や業者によって選択肢があります。「短いほうが柔軟で安心では?」と感じる方が多いのですが、ここにも落とし穴があります。
短期契約は月額が大きく上がる
リース契約は期間が短くなるほど月額が高く設定されます。3年契約は5年・6年契約に比べて月額が大きく上がるため、毎月のキャッシュフロー負担が重くなります。スタートアップや新規事業の段階では、毎月の固定費が経営に響きやすいため、安易な短期契約はおすすめしません。
長期契約は戦略次第で柔軟性を確保できる
一方、長期契約を選ぶと月額は抑えられますが、契約期間中の機種変更や中途解約に制約がかかります。ここで知っておきたいのが「リースの組み換え」という選択肢です。これは、現契約の残額を次の機器費用に上乗せして再リースする仕組みで、契約期間の途中でも上位機種への入れ替えが可能になります。
「長期契約で月額を抑えつつ、必要なときに組み換えで対応する」という戦略を取れば、短期契約より柔軟性が高くなることもあります。買い替えのタイミングは長年愛用したコピー機、まだ修理できますか!? 致命的な故障前の切替えが最適解が参考になります。
法定耐用年数と減価償却の観点
契約期間と税務処理の関係も知っておきたいポイントです。リース期間は法定耐用年数や減価償却と連動して設計されます。詳細はコピー機リース期間は法定耐用年数と減価償却で決まる?で解説しています。
中途解約条件は必ず契約書で確認する
中途解約時の違約金、契約満了時の処理(買取・返却・再リース)は契約書に明記されているか必ず確認してください。格安リースに飛びつく前に知っておきたいことは【安さにはワケがある】月額リース2,400円複合機の落とし穴にもまとめてあります。
5.よくある質問(Q&A)

Q1. リース料金が安ければ、それが一番お得ですよね?
A. 必ずしもそうとは言えません。本体リース料金が安くても、カウンター料金が高ければトータルコストで逆転します。月間印刷枚数を業者に伝え、本体料金+カウンター料金+保守費の合計で比較するのが正しい比べ方です。
Q2. 保守契約は本当に必要ですか?スポット修理だけでも大丈夫では?
A. 印刷量が極端に少ない(月数十枚以下)場合を除き、保守契約は加入したほうが安心です。スポット対応だと1回の修理で数万円〜十数万円かかるケースもあり、結果的にトータルコストは保守契約のほうが安く収まることが多いです。
Q3. 3年契約と5年契約、どちらを選ぶべきですか?
A. 自社のキャッシュフローと事業見通しによります。短期契約は月額が大きく上がるため、毎月の固定費が気になる事業者には負担が重くなります。長期契約で月額を抑えつつ、業務拡大時には「リースの組み換え」で機種をスケールアップする戦略のほうが、現実的な選択肢として広く採られています。
Q4. 複数の業者から見積りを取りたいのですが、何社くらいが適切ですか?
A. 2〜3社が現実的です。ただし、メーカー直販と販売代理店で同じメーカー機種の見積りを同時に取るのは難しい点に注意してください。複数の販売代理店経由で異なるメーカーを含めて比較する形が現実的です。見積書の見方は
複合機(コピー機)の見積書の正しい見方と信頼できる販売店の選び方に詳しくまとめています。
6.まとめ|3つのポイントで後悔は減らせる
複合機リースで後悔しないために、契約前に確認すべきポイントは次の3つです。
- カウンター料金:本体リース料金より影響が大きい。モノクロ・カラー単価とトナー・消耗品の扱いを確認
- 保守範囲:「保守がついている」だけでは不十分。書面で「どこまで含まれるか」を一つずつ確認
- 契約期間:短すぎても長すぎても落とし穴がある。リースの組み換えという選択肢も知っておく
この3点を押さえるだけで、後悔の大半は防げます。
複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」では、月間印刷枚数・利用範囲・設置環境をヒアリングしたうえで、SHARP、Canon、FUJIFILM、KYOCERA、OKI、EPSON、KONICA MINOLTA・HPの8社の中から用途にあう機種を比較提案しています。「契約前に第三者目線で見てほしい」「現行リースが妥当か確認したい」というご相談も受け付けています。
お問い合わせ
複合機・コピー機のリースに関するご相談は、事務機器ねっとまでお気軽にどうぞ。
お問い合わせフォーム: https://jimukiki.net/contact/
お電話: 0120-744-779(平日 9:00〜18:00)
この記事の監修者
株式会社庚伸 『事務機器ねっと』 オフィスサポートディビジョン
フィールドエンジニアグループ |
シニアマネージャー
大塚 義美
複合機メンテナンス許可認定
FUJIFILM/Canon/SHARP/EPSON
経歴
複合機のメンテナンスエンジニアとして業界歴26年以上のキャリアから、フィールドエンジニアグループのマネージャーとして事業部を統括。凡そ4万5,000回以上の複合機メンテナンス実績があり、コピー機やプリンターを隅々まで熟知。お客様が抱えられている課題やお悩みに対して真摯に向き合ってサポートすることがモットー。これまでに培った多くの知見と経験を活かした有益な情報を発信いたしますので、少しでもお役立ていただけると幸いです。










事務機器ねっとは「コピー機・プリンターリース価格満足度 第1位」と「コピー機・プリンター販売サイト導入後のサポート満足度 第1位」の二冠を獲得しました。
第37号‐24020002
(適用範囲:HCグループ)
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