複合機をリースで導入したら、『保守契約』の加入が必須です。買取り(購入)された場合も加入を推奨します。トラブルが生じた際の修理や日常的なメンテナンスなどが受けられるサービスのことを言い、家電を購入したときのアフターサービスの保障などと似たようなものです。保守契約を結ぶと専門の技術者がサービスにあたります。主な保守内容としては、定期的なメンテナンス作業、不具合が生じたときの出張修理対応、トナーがなくなったときの無償交換などがあります。サービスの契約内容によって保守の範囲や料金が変わりますので確認が必要です。
何故『保守契約』が必要なのか
複合機には様々な機能が搭載されており、かなり複雑な作りになっています。そのため、専門の知識を持った技術者でないと扱いが難しいところがあります。万が一故障した場合修理を頼むことになりますが、保守契約に加入していないと個別に業者への修理を依頼することになり、部品代などを含め高額な修理代がかかる可能性も大きくあります。高級な部品を取り換える必要がある場合、修理代が10万円以上になってしまったというケースもあります。修理交換などに関する保守契約を結んであれば、こういったトラブルにも無償で対応してもらえますので、急な出費を抑えることができます。また、トナーの無料交換や、故障時にすぐ対応してもらえるのも大きなメリットです。会社の場所や修理内容、時間によっては後日対応になる可能性もありますが、大抵は即日対応してもらえます。契約内容に技術者による定期メンテナンスも含まれていれば、故障を未然に防ぐことができ、業務に支障が出ることを防ぐことができます。
『保守契約』の種類
保守契約の種類は契約する機種などによって多少違いがあり、大きく分けて4種類あります。「カウンター保守」「キット(キットトナー)保守」「スポット保守」「年間保守」の4つです。最もポピュラーなのが「カウンター保守」となっており、複合機(コピー機)を導入している8割以上の会社が契約を結んでいるほど一般的な保守契約です。
・故障時やトナー補充などの急な出費を抑えられる
・印刷枚数が多くなればなるほど、維持費としては割安になる
・定期メンテナンスを行うことで、故障時の業務への支障を回避することができる
・使用頻度が少ない場合など、印刷枚数によっては割高になる
・一時的に大量に印刷すると思わぬ出費になる
・使用有無にかかわらず毎月の基本料金が発生する場合がある(販売店により異なる)
少しでも単価を安くすることを意識してしまい、カウンター料金ばかりに目がいってしまいがちです。安いにこしたことはありませんが、料金だけで選ぶと「安いけど修理が遅い」「アフターフォローが全く無い」など、安かろう悪かろうといった契約内容の可能性もありますので注意が必要です。
・比較的本体価格が安くなっていること
・トナーが残っている限り最大5年間は保守が無料になる
・使う頻度が少ないほど1ヶ月あたりにかかる相対的なランニングコストが安くなる
・トナーは正規代理店で購入したものでしかメンテナンスの対象にならない
・修理内容により追加費用が必要となることもある
・カウンター保守に比べ、1枚あたりで比べると割高になる
・修理や部品交換対応はこちらから依頼したときのみ、その都度払い
・機器トラブルが起こらなければ出費を抑えられる
・毎月かかる固定の費用が無い
・修理やメンテナンス、部品交換が終わってみないと費用がわからない場合がある
・感光体やトナーなど消耗品を負担しなければならない
・修理が当日中に対応してもらえない場合がある
・基本的に1年間の保守(5年まで更新可能)
・修理代はかからない
・1度契約が切れると再契約はできない
・感光体やトナーなど消耗品を負担しなければならない