
imagePROGRAF(イメージプログラフ)TM-610M
キヤノンは大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」TMシリーズ8機種を発表しました。
大判インクジェットプリンターとは、一般的なA4やA3サイズを超え、A1やA0といった大きな用紙サイズに対応した業務用印刷機のことです。今回発売されるTMシリーズは、建設・建築・設計現場での図面出力から、店舗や飲食店のポスター作成、学校の掲示物まで、幅広い大判プリントニーズに対応するキヤノンの主力シリーズです。
最大の特徴であり本シリーズの革新的なポイントは、シリーズで初めて「大判スキャナーを本体に内蔵した一体型MFP(マルチファンクションプリンター)モデル」である「TM-610M」「TM-510M」がラインアップに加わった点にあります。
スキャナー非搭載の単機能モデルと同等の設置面積を実現しており、限られたオフィススペースでも大判のプリント、スキャン、コピーという3つの機能を1台で完結させることができます。近年は現場での図面電子化や承認プロセスのデジタル化、POPやポスターの内製化ニーズが急増しており、本製品群はその市場要求に応えるべく開発された最新モデルです。
「imagePROGRAF」TMシリーズ4つの特徴
① スキャナー内蔵モデル(TM-610M / TM-510M)の圧倒的な操作性と高画質スキャン

平らな天面に原稿を置いて容易にスキャン
(“TM-610M/510M”)
プリンター天面を平らに仕上げた「フラットトップデザイン」を採用しています。これにより、大判の原稿を天面に広げてセットでき、位置合わせやスキャン操作が格段に容易になりました。また、ロール紙を交換する際も本体手前に一時的に仮置きしてスライド設置できるため、重い大判ロール紙の交換負荷が大きく軽減されます。
読み取り技術面では、キヤノン独自のコンタクトイメージセンサー補正技術を搭載し、センサーの個体差や経年変化による色ブレを抑えます。さらに、原稿を両サイドから照らす「デュアルLED照射システム」により、図面の折り目やしわによって生じる影や明るさのムラを大幅に軽減します。操作パネルのプリセット機能を使えば、CAD図面の線・文字を鮮明にしつつ用紙の汚れを除去したり、カラー図面・地図の視認性を高めたりすることがワンタッチで行えます。日光などで退色した「青焼き図面」も、退色を除去して読みやすい白黒コピーとして出力可能です。スキャン速度は200dpi設定時でモノクロ10インチ/秒、カラー5インチ/秒の高速性能を誇ります。
② 濃く鮮鋭な図面と色鮮やかなポスターを両立する新インク
全8機種共通の特長として、黒濃度を高めた新開発のマットブラックインクを採用。高速印刷モードであっても黒がくっきりと濃く出力され、図面の細線や小さな文字のエッジ部のにじみを抑制します。さらに全色顔料インクを採用しているため耐水性に優れ、建設現場などの屋外で図面を閲覧する際も安心です。ポスター出力においても、カラーインクの発色性能を生かす色再現技術により、特別な専用紙ではなく普通紙を使っても鮮やかな色のポスターが作れます。
③ 業務の手を止めない「フルフロント」&「ストップレス」設計
用紙のセット、インクタンクの交換、印刷物の取り出しなど、全ての操作を本体前面だけで行える「フルフロントオペレーション」構造となっています。壁際にぴったり寄せて設置できるため、オフィスや現場事務所のスペースを有効活用できます。 また、印刷途中にインクが空になってもサブインクタンクから自動供給される「ストップレスインクタンク交換」に対応しています。連続印刷を中断せずにインク交換ができるため、貴重な業務時間をムダにするダウンタイムが発生しません。インクタンク容量は用途に合わせて300mlと130mlの2種類から選択可能です(※TM-500/600は55ml専用)。
④ サステナビリティと充実の付属ソフトウェア
環境配慮として、本体に使用する鉄の約5%、樹脂の約25%に再生材を使用し、製品梱包材には発泡スチロールを使わず段ボールを採用しています。また、米国「EPEAT2.0」のブロンズランク製品として登録されています。ソフトウェア面では、専用アプリを起動せずに複数形式のファイルを一括印刷できる「Direct Print Plus」や、豊富なテンプレートから手軽にポスター・チラシがデザインできる「PosterArtist」が無償提供されます。さらに学校現場などで導入が進む「Chromebook」からのワイヤレス印刷・スキャンにも対応しています。
全8機種のラインアップ
今回の新製品は全8機種と豊富なラインアップが用意されています。用途や予算に応じた最適な選択ができるよう、スペックと価格を比較表にまとめました。
| 製品名 | 対応サイズ | 主な機能・特長 | インクタンク容量 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| imagePROGRAF TM-610M | 36インチ(A0ノビ) | 大判スキャナー内蔵MFPモデル | 300ml / 130ml | 664,400円 |
| imagePROGRAF TM-510M | 24インチ(A1ノビ) | 大判スキャナー内蔵MFPモデル | 300ml / 130ml | 470,800円 |
| imagePROGRAF TM-615 | 36インチ(A0ノビ) | ストレージ搭載モデル | 300ml / 130ml | 613,800円 |
| imagePROGRAF TM-515 | 24インチ(A1ノビ) | ストレージ搭載モデル | 300ml / 130ml | 425,700円 |
| imagePROGRAF TM-610 | 36インチ(A0ノビ) | 標準プリントモデル | 300ml / 130ml | 483,780円 |
| imagePROGRAF TM-510 | 24インチ(A1ノビ) | 標準プリントモデル | 300ml / 130ml | 305,800円 |
| imagePROGRAF TM-600 | 36インチ(A0ノビ) | エントリープリントモデル | 55ml専用 | 338,800円 |
| imagePROGRAF TM-500 | 24インチ(A1ノビ) | エントリープリントモデル | 55ml専用 | 216,480円 |
事務機器ねっとが提案するモデル選定の比較ポイント
- 用紙サイズによる比較(A0ノビ vs A1ノビ)
土木・建築の図面や大きな店舗ポスターを出力する場合は、最大36インチ幅まで刷れるA0ノビ対応モデル(TM-600シリーズ)が必須となります。 一方、設計図面がA1中心であり、省スペース性を最重視される場合は24インチ幅のA1ノビ対応モデル(TM-500シリーズ)が最適です。 - 機能性による比較(MFP vs ストレージ搭載 vs 標準)
図面の電子化やコピー、手書き修正図面の共有を頻繁に行う設計事務所や施工現場には、スキャナー内蔵の「TM-610M」「TM-510M」が最も強力な選択肢となります。また、社内ネットワーク経由で大容量のCADデータやグラフィックデータを多数のPCから同時に出力指示する場合は、ストレージ搭載の「TM-615」「TM-515」が印刷処理をスムーズにします。 - ランニングコストと初期費用の比較(大容量インク vs エントリー)
月間の印刷枚数が多いお客様は、300ml/130mlのインクタンクに対応したモデルを選ばれることを強くおすすめします。インクの単価が下がり、交換頻度も抑えられるため、長期的なTCO(総保有コスト)を大幅に削減できます。印刷頻度が低く初期購入費用を抑えたい場合は、20万円台から購入可能な「TM-500」や「TM-600」が経済的です。
業種別・利用シーンごとの活用イメージ
実際のビジネス現場でどのように役立つのか、3つの具体的な活用例をご紹介します。
①建築・設計事務所および建設施工現場
現場で朱書き(修正)されたA0/A1図面を、その場で「TM-610M」のフラットな天面に置き、ボタン一つでスキャン。デュアルLED照明が折り目の影を消し、CADモードが薄い線をくっきり補正するため、遠隔地の本部や協力会社へ歪みのない綺麗な電子図面を即座にメール共有できます。全色顔料インクで印刷された図面は雨や水滴に強いため、濡れやすい建設現場へ持ち出しても文字が読めなくなる心配がありません。
②スーパー・飲食店・ドラッグストアなどの小売・流通業
新メニューの告知や季節セールのポスターを、無料ソフト「PosterArtist」の豊富なおしゃれテンプレートを使って自社内で数分で作成。安価な普通紙に印刷してもカラーインクの発色技術によって鮮やかに仕上がるため、ポスターの外注費と納期待ち時間をゼロにできます。 タイムリーな販促企画をその日のうちに店頭へ掲示でき、集客チャンスを逃しません。
③学校・学習塾などの教育機関
教職員が日常的に使用しているChromebookから、専用ドライバーを入れることなくワイヤレスで学習資料や運動会の案内ポスターを出力できます。また、過年度の紙資料や生徒が描いた作品を「TM-510M」で素早くスキャンしてデジタル保存できるため、職員室のペーパーレス化と業務効率化を同時に達成できます。
キヤノンの大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」TMシリーズ新8機種は、高画質・高速印刷はもちろん、大判スキャナーの内蔵や優れた操作性、環境配慮まで実現した、まさに次世代の業務改革ツールです。事務機器ねっとでは、長年の複合機・プリンター販売実績と専門知識を活かし、お客様の現在の印刷環境や月間印刷枚数、設置場所の制約、ご予算を丁寧にヒアリングした上で、8機種の中から最も費用対効果の高い1台をご提案いたします。
「自社のオフィスにTM-610Mが置けるか、搬入ルートを含めて確認したい」
「現在使っている他社製・旧型プリンターからの買い替えで、ランニングコストがどれくらい下がるか試算してほしい」
「リース料金の月額見積もりや、スキャナー内蔵モデルの実機デモ・カタログがほしい」
このような些細なご疑問でも歓迎いたします。
お客様の用途に合わせた月額リースの試算や、旧機種からのランニングコスト削減シミュレーション表を作成することも可能です。ご希望の場合はいつでもお声がけください!
まずは下記のお問い合わせボタン、またはお電話にて「事務機器ねっと」までお気軽にご相談ください。専門のMFPコンシェルジェが迅速かつ親身に対応させていただきます!
※本記事に記載されている製品仕様、価格、発売日等の情報は2026年9月29日発表のキヤノン公式プレスリリースに基づいています。未掲載の技術詳細やオプション構成についてはキヤノンホームページをご確認いただくか、当店まで直接お問合せください。










事務機器ねっとは「コピー機・プリンターリース価格満足度 第1位」と「コピー機・プリンター販売サイト導入後のサポート満足度 第1位」の二冠を獲得しました。
第37号‐24020002
(適用範囲:HCグループ)