筆者は業務を通してモノクロ印刷を大量にしていた時期がありました。(※←この謎の業務の詳細はこちらのページをご覧ください!)
100ページ以上ある企画案や資料を、関係者20人以上に配らなければなりませんでした。一日中プリンターの番人になり、モノクロで印刷されている資料を眺めていたときです。すべてモノクロで印刷しているはずなのに、カラーインクがありませんというエラーが表示されました。当時はこんなに急いでいるときになぜ今なくなるのか!と行き場のない怒りがありました(笑)しかし冷静になり、考えたときに、モノクロ印刷しかしていないのになぜカラーインクが減るのか? と感じました。この疑問、大量に印刷をしたことのある人でしたら一度は感じたことがあると思います。
目次
・モノクロ印刷なのにカラーインクが減るのはなぜ?
・カラーインクが減る理由 その①
・カラーインクが減る理由 その②
・プリンターによってカラーが減る原因は異なる
モノクロ印刷なのにカラーインクが減るのはなぜ?
この疑問、大量印刷をしたことのある方は一度は思ったことがあると思います。
筆者は一時期モノクロ印刷を大量に行う業務に携わっていました※。
ある時大量の資料を急ぎで準備することとなり、一日中プリンターの前に張り付くことに。
そんなときに限って『カラーインクがありません』のエラー表示が!
「こんなに急いでいるのになぜこのタイミングでカラーインクが切れるのか!」と行き場のない怒りを覚えつつ、「モノクロ印刷をしているのにどうしてカラーインクが減ったのだろう」と思ったのです。
カラーインクが減る理由 その①
まず、一つ目の理由として、インクジェットプリンターは液体インクを使う上で、インクを使用していないと固まってしまい、 ノズルが詰まるという問題があるからです。
このためプリンター本体には、少量のインクを捨てることで、インクノズルの洗浄を行う、クリーニング機能が搭載されています。このクリーニング機能は、印刷品質を保つため、電源を入れたときや印刷を始める前に自動で作動します。
1回のクリーニングで消費されるインクの量は、少ないのですが「塵も積もれば 山となる」の原理と同じく、何度も繰り返すことでだんだんと減っていくのです。
カラーインクが減る理由 その②
二つ目の理由は、インクジェットプリンターでは、モノクロ印刷する際も印刷品質を上げるために、カラーインクも混ぜて印刷されているからです。一部機種でモノクロ印刷の設定ができる機種なら消費量は減りますが、基本的には前述のプリンターが多いでしょう。
この二つが原因で気付いた時にはカラーインクが少なくなっていたんですね…! ここで注目ポイントは「インクジェットプリンターが」という点です。
プリンターによってカラーが減る原因は異なる
プリンターの種類は大きくわけて2つあります。「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」です。今回ご紹介した通り、インクジェットプリンターはモノクロ印刷のみをしていてもカラーインクが減ってきます。
レーザープリンターはモノクロ印刷では基本的にカラートナーは減りません。
それならインクジェットプリンターを使用するより、レーザープリンターを使用する方がいいのではないか? と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、レーザープリンターもモノクロ印刷時にカラートナーを一緒に使う設定があります。
レーザープリンターの印刷時の設定は、「自動切換」「カラー」「モノクロ」の3種類があります。
このうち「自動切換」の設定でモノクロ文書を印刷する際、印刷物のデータがカラー情報を含んでいる場合にはカラー文書として印刷されてしまいます。
また、グレーの部分の印刷についても処理の関係上、カラーとして認識され、印刷されることがあります。
そのため、モノクロのみで印刷をしたい場合は、印刷設定がモノクロになっているかを確認することが大事です! そうすることでカラートナーを無駄に消耗せずに効率よく印刷ができます。
インクジェットプリンターにもレーザープリンターにも良い点がそれぞれあります。モノクロを多く使用する方、繊細な色まで出力したい方、印刷にかかるコストを抑えたい方など…用途に合わせて複合機をご購入をご検討することが、業務の快適化に繋がると思われます。
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