コピー機・複合機・プリンターの選び方

【2025年最新】複合機・コピー機メーカーを徹底解説!

複合機(コピー機)を選ぶ際には、印刷品質や印刷速度に加えてランニングコストや保守体制、セキュリティ性能まで幅広く検討する必要があります。そのため、自社の業務内容や利用環境に合わせて、メーカーごとの強みを見極めることが重要です。

本記事では、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに、主要メーカー複合機のタイプや機能の違い、選定ポイント、導入方法などを詳しく解説します。

複合機(コピー機)メーカーの特徴一覧

主要メーカーの傾向を先に把握しておくことで、購入する際に候補を素早く絞り込めます。

以下は、印刷画質やコスト、保守体制などの観点から比較した、各メーカーの特徴をまとめたものです。それぞれの詳しい特徴に関しては、メーカーごとの章で解説します。

メーカー 利点 注意点
富士フイルム ・写真やグラデーションを含む高画質印刷に強い
・大量出力でも安定
・本体やカウンター料金が相対的に高い傾向あり
キヤノン ・画質・操作性・堅牢性のバランスが取れており総合力が高い ・同等スペックの比較では価格が高めになりやすい
エプソン ・ビジネス向けインクジェットで全色顔料インクの採用など実務適性が高い ・高頻度で大量印刷する場合、機種選定を慎重に行う必要あり
沖データ ・LED方式による高精細印字が特徴
・コストを抑えつつ精密印刷に強み
・印刷速度がやや遅く、大量印刷には向かない場合がある
シャープ ・導入しやすい価格帯と扱いやすいユーザーインターフェース
・現場稼働の安定感も高評価
・画質評価で上位機と比較すると差を感じる場合がある
京セラ ・長寿命部品で低カウンター料金を実現可能
・起動や連続出力が軽快
・写真画質よりも文書用途に適性がある
コニカミノルタ ・高画質と外観デザインに優れる
・クリエイティブ寄りの用途に向いている
・コストパフォーマンスは中庸の部類に入る

 

【富士フイルムビジネスイノベーション】

富士フイルムビジネスイノベーションは、写真や色再現に強みを持つメーカーです。高品位なプリントと安定稼働に定評があり、品質最優先の部署や来客向け資料を多く作成するオフィスで選ばれています。

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高精細な印刷と優れた色再現で業界トップクラス

色味や階調を重視する印刷で優位性を発揮します。写真やグラデーションを含む資料でも階調が破綻しにくく、視覚的な品質を保ちやすい構造です。

プレゼン資料や提案書、販促ツールなど、色の説得力を求める場合に適しています。細かな色調の違いを表現する必要がある資料作成において、富士フイルムが選ばれることは多いでしょう。

高い耐久性で長期間安心して利用できる

長期運用を見据えた機器更新を計画している場合に相性が良い構成です。筐体やユニットの高い耐久性により長期間の安定した稼働が期待でき、ダウンタイムの抑制につながります。

出力負荷が高い部署や店舗で、年間の稼働時間が長い環境でも多くの採用実績があります。機器の信頼性を重視する場合に、大きなメリットを感じられるでしょう。

安心の保守サポートでトラブル時も迅速対応

運用現場において、故障しても素早く復旧することを重視する組織に最適です。全国対応の体制で保守拠点を展開しており、故障時の対応や消耗品の供給が速い点も高く評価されています。

優先度の高い出力を主に扱う部署や営業拠点において、故障が業務に及ぼす悪影響を軽減可能です。急を要する書類の印刷が頻発するような環境では、保守体制の手厚さは機器選定の決め手になります。

注意:本体価格やカウンター料金が比較的高め

コスト削減を重視して選定するのであれば、慎重な比較検討が必要です。品質の高さに見合う価格帯になりやすく、トータルでの出費がかさむ傾向があります。

同クラス機との月間印刷量や保守料金を比較し、費用対効果を評価することが大切です。予算の制約が大きい組織では、他メーカーとの比較も十分に行う必要があります。

【キヤノン】

キヤノンの複合機は、その総合力の高さがポイントです。画質、操作性、堅牢性のバランスが整っており、配備台数が多い企業においても標準機として採用されやすいポジションにあります。

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機能と性能のバランスが良く総合力に優れる

幅広い業務で使えるオールラウンダーです。印刷画質の高さに加え、操作性や耐久性など機能面も優れているのが特徴です。画質と操作性の両立、加えて堅牢性の評価が高く、部署横断的な標準化に向いています。

たとえば、本社と支社で同系の機種を共通運用し、マニュアルや教育の共通化により運用負担を抑える使い方などが便利です。全社で機器の統一を図る際などにも、キヤノンの機種が候補に挙げやすいといえます。

高速印刷で大量出力にも対応

ピーク時の大量ジョブ処理を支えます。高速出力に加え、「両面同時読み取りADF機能」を搭載しており、大量スキャンもスムーズに実行できます。また、エンジンスピードが高く、連続出力時の処理効率が保てる構造も利点です。

月末帳票や稟議書類の集中出力などを短時間で片付けたい現場などで、特に力を発揮するでしょう。業務の繁忙期に印刷が滞ると全体の流れに影響するような部署では、処理速度の速さは重要な選定基準です。

強固なセキュリティで安心して利用可能

情報管理に厳しい組織においても導入しやすいのが、キヤノンの複合機が持っている特性の一つです。安全性に優れたセキュリティ機能を多数搭載しています。各種セキュリティ機能を実装しているおかげで、出力や保存に関わるリスクを抑制可能です。

部門別認証やログ管理などと併せて、書類の持ち出しリスクも最小化できます。個人情報や機密情報を扱う部署では、セキュリティ機能の充実度が非常に重要です。

注意:他メーカーに比べて価格が高め

同一スペック帯での費用比較が鍵になるでしょう。キヤノンの複合機は、性能・機能が優れている反面、同スペックの他メーカー製品よりも価格は高めの設定です。総合力の高さが価格に反映されているため、初期費用や保守費用が相対的に上がってしまう傾向があります。

必要機能を絞り込み、契約条件を調整することで、費用対効果を高める工夫は必須です。すべての機能を導入するのではなく、実際に使う機能に絞ることでコスト抑制につながるでしょう。

【エプソン】

ビジネス用途向けのインクジェットプリンターで存在感を高めているメーカーです。顔料インクの採用や低コスト運用に適した設計が特徴で、日常の事務出力に適したモデルがラインナップされています。

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直感的で使いやすい操作パネル

操作経験が少ない環境でも、比較的スムーズに導入できます。大型タッチパネルと従来のテンキーを併用した使いやすい操作パネルが特徴です。

色彩の識別がしやすい配色ランプに工夫が凝らされており、ユニバーサルデザインにも配慮されています。視認性に重点が置かれたインターフェース設計により、初期教育や運用にかかる負荷も抑制可能です。

複数の拠点を持つ営業所や人員の入れ替わりが多い部署でも、担当者の負担を抑えて運用できるでしょう。新入社員や異動により入ってくる人が多い職場では、操作の習得が速い機種が向いています。

多様な印刷ニーズに応えるスピード性能

オフィスの規模や印刷量、用途などに応じてインクジェット方式とレーザー方式など、柔軟にモデルを選択できるのがエプソンの強みです。

インクジェット方式のビジネス機では、ヒートフリー技術を搭載し、印刷待ち時間や温度待ちを減らす構造になっています。A3対応や両面印刷対応モデルを含め、多様な用紙サイズや部署に対応したラインナップも魅力です。

顔料インクで高品質印刷

文章や配布資料としての読みやすさや耐久性に優れている点が特徴です。全色顔料インクを採用しており、耐水性に優れ、にじみにくい印刷を実現しています。

バーコード付き伝票や配布資料での印刷において、耐水性や読み取りやすさという観点は非常に重要です。

注意:月間の印刷枚数が多いオフィスでの使用 はレーザー方式と比較するとやや劣る

エプソンには月間印刷枚数が少ないオフィス向けの複合機だけでなく、「LX-10050MF」シリーズのような大量・高速印刷に対応したモデルも存在します。そのため、「エプソン=小規模向けのみ」というわけではありません。

しかし、 印刷量が多い 場合は、画質・印刷速度・機能性・ランニングコストの観点で、レーザー方式にやや劣るかもしれません。

【沖データ】

一般的な複合機はレーザー方式が主流ですが、沖データは独自開発のLEDプリント技術を応用しています。細い線や小さい文字(2pt以下)も潰れずに印刷可能で、精密な印字を必要とするオフィスや専門文書に向いています。

文字の輪郭がはっきりと再現されるため、視認性の高い印刷物の作成が可能です。

沖電気(OKI)コピー機・複合機はこちら >>

高精細な印字を実現するLEDプリントヘッド

一般的な複合機はレーザー方式が主流ですが、OKIは独自開発のLEDプリント技術を応用しています。細い線や小さい文字(2pt以下)も潰れずに印刷可能で、精密な印字を必要とするオフィスや専門文書に向いているでしょう。

機能の簡素化で導入コストを抑制

沖データ複合機は、必要最低限の機能に絞ることで、高性能モデルでも低価格を実現しています。複雑な機能を省き、基本性能に特化した設計により、導入の際にかかる初期費用を抑えられる点がメリットです。そのため、予算に制約がある企業や新規開設の拠点などでの導入に向いています。

紙詰まりが少なく安定した印刷

沖データの複合機は、ATMなど精密機械で培った紙搬送技術を応用しています。タンデム方式を採用することで構造がシンプルになり、スムーズでトラブルの少ない印刷が可能です。

紙詰まりが少なく安定した印刷が期待できるため、日常業務による運用負荷を軽減できるでしょう。紙詰まりの発生頻度が抑えられることで、業務の中断を極力減らせます。

注意点:印刷速度はやや控えめ、また複合機が選択できない点も考慮が必要

印刷速度は最高でも35枚/分にとどまるため、月間3,000枚以上の印刷を実行するオフィスや印刷負荷の高い環境にはあまり適しているとはいえません。大量印刷を短時間で処理する必要がある部署では、印刷速度がボトルネックとなるでしょう。

また、現状では複合機ではなくプリンターのみのラインナップとなっている点も比較要素となります。スキャナーやFAX機能を備えた複合機を必要とする場合は 、他メーカーの高速機種を含めて 検討する必要があります。

【シャープ】

導入のしやすさと、現場稼働の安定感が特に高く評価されるメーカーです。価格面の優位性と扱いやすい操作性によって、初導入や多くの拠点に展開する際でも計画を立てやすい特性があります。

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導入しやすいリーズナブルな価格設定

限られた予算でも、適正な仕様を確保できるメリットがあります。同スペックの他メーカー複合機よりも安価で、中古市場でも多く流通しているため、予算に応じて選択可能です。

また、複数台の同時入替や中古活用も視野に含めた提案により、導入計画を柔軟に策定できるという利点もあります。

高い耐久性で長期間安定稼働

環境の変化に強く、日常の業務に支障をきたしにくい設計です。たとえば、コンビニは温度や湿度が変動しやすく、精密機械にとって厳しい環境ですが、シャープ製の複合機はこのような環境でも安定して稼働します。

その耐久性の高さから、全国のコンビニチェーンで導入されている点が特徴です。空調が十分でない場所や、外気の影響を受けやすい環境でも長期間安定して稼働しています。

初めてでも扱いやすい操作性

シャープの複合機は、操作パネルが大きく見やすく、直感的に使える設計になっています。視認性を重視した大型パネルや直感的なインターフェースにより、操作ミスや教育コストも軽減できるでしょう。

操作がわかりやすいため、マニュアルを読み込まなくても基本操作ができる設計は、入れ替わりの激しい職場でも高評価です。

注意:印刷画質や色再現力は他社に劣る場合も

印刷画質や色の再現性は、富士フイルムやキヤノンと比較してやや劣る傾向がある点に注意が必要です。

ハイエンド画質を売りにしている機種と比較すると、画質や色再現力は見劣りする可能性がありますが、文書中心の出力であれば問題ないでしょう。

【京セラ】

ランニングコストの低さと安定出力に定評があるメーカーです。長寿命部品を採用しているため、保守費用を抑えつつ大量印刷を継続する運用に適しています。

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長寿命ドラムでランニングコストを削減

耐久性に優れた「アモルファスシリコン」を用いた独自のドラムが採用されており、非常に高い耐久性を誇ります。

そのため、月間での出力量が多い企業の標準機として、高い費用対効果を期待できるでしょう。

カウンター料金が業界トップクラスの低さ

京セラの複合機は、高耐久部品と長寿命設計により部品交換の頻度を減らせるため、カウンター料金を低く抑えることが可能です。

大量印刷を行う部署では、カウンター料金の差が年間で大きな金額差となって現れます。

高速立ち上がりで大量印刷もスムーズ

立ち上がりが早いため、短時間で業務を再開できます。また、印刷スピードも高く起動から出力までのレスポンスも良いため、連続作業の処理効率が良い点もメリットです。

その日最初の起動時や、昼休み後の再開時でも待つことなくスムーズに使用開始できます。

注意:印刷品質は文書用途向き

印刷の品質は十分であるものの、富士フイルムやキヤノンなどと比較すると、画質の面でやや物足りなさを感じることがあります。

ドキュメント用途であれば不足を感じることはないかもしれませんが、写真画質では上位機に一歩及ばないという点を踏まえて選定すると良いでしょう。

【コニカミノルタ】

高画質と洗練されたデザインが特に評価されているメーカーです。見た目と出力品質の両立を図りたい場合や、クリエイティブ寄りの用途で選ばれることが多いでしょう。

コニカミノルタ(KONICA MINOLTA)のコピー機・複合機はこちら >>

洗練されたデザインでオフィスに馴染む

グッドデザイン賞も受賞しており、おしゃれなオフィス環境に自然と調和します。また、コンパクトな機種が多いため、狭いスペースでも設置しやすく場所を取らない点もメリットです。

来客の動線に近いエリアでも、オフィスの景観を損ねずに配置できます。受付や応接スペースに近い場所に設置する際などにも向いているでしょう。

高画質で特殊用紙への印刷も美しい

コニカミノルタは、かつてのカメラ・写真フィルム事業を背景に、印刷画質が高いことが特長です。写真やグラフィック系の表現力に加え、用紙設定の広さが作業の自由度を高めています。

光沢紙や耐水紙など、特殊用紙への印刷も美しく仕上がるため、ラミネート加工を省略可能で手間やコストも抑えられるでしょう。

Mac対応&ポストスクリプト標準搭載で互換性が高い

macOSに対応しており、ポストスクリプトを標準搭載して制作現場の互換性要件を満たせる点もメリットです。

コニカミノルタの複合機は、DTPやデザイン部門での入稿データ出力などのクリエイティブ業務に適しています。

注意:コストパフォーマンスは平均的

デザインや画質に優れる一方で、本体価格は他メーカーと比べて標準的なレベルです。また、カウンター料金もやや高めの傾向があり、コスト重視の企業では最適とは言い切れません。

自社に最適な複合機(コピー機)選定は「事務機器ねっと」にお任せください!

事務機器ねっと」では、複数メーカーから中立的に最適な機種を提案します。業界最安値を目指す企業努力によって価格満足度No.1を実現しており、初期費用0円での設置が可能な点も大きな強みです。

創業35年で総販売台数16,000台以上の豊富な実績があり、主要な複合機メーカーを広く取り扱っているため、用途や予算に合わせて最適な機種を選定できます。

複合機(コピー機)メーカーに関するよくある質問

ここでは、複合機のメーカー選びの際によくある質問について、要点を整理して回答します。

どのメーカーの複合機を選べばランニングコストを抑えられますか?

ランニングコストを重視する場合は、 シャープがおすすめです。 シャープは導入にかかる費用が少なく、全体の費用を抑えやすい点が特徴です。

大量印刷やスピード重視の場合はどのメーカーが向いていますか?

高速処理を求める場合は、キヤノンや富士フイルム が適しています。キヤノンは大量出力でも高速性を保てる点がメリットです。富士フイルム は高性能・高速処理・高耐久性の三拍子がそろった複合機を取り扱っています 。

初心者や操作に不慣れでも扱いやすい複合機はどれですか?

直感的な操作を求める場合は、エプソンやシャープがおすすめです。エプソンはユニバーサルデザインを意識したパネル設計で誰でも簡単に操作できます。シャープは操作画面が見やすく大きいため、初心者や操作に不慣れな方でも扱いやすいでしょう。

まとめ

複合機選びの際には、印刷品質や印刷速度だけでなく、ランニングコストや保守体制も重要な比較ポイントです。各メーカーには得意分野があるため、自社の業務環境に合わせて選定することで、効率化とコスト削減を図れるでしょう。

本記事は、複合機・コピー機の専門店「事務機器ねっと」(運営:株式会社庚伸)のノウハウをもとに提供しています。複合機導入に関する具体的な相談は、お気軽にお問い合わせください。

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経済産業省認定
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一般人材派遣業:労働大臣許可 派13-01-0526
人材紹介業:労働大臣許可 13-ュ-010435
宅地建物取引業:東京都知事(3)第98397号
一般建設業:東京都知事許可(般-6)第150856号
高度管理医療機器等販売/貸与業第5502205165号