キヤノン株式会社が、米国で非常に高い権威を誇る独立評価機関「Keypoint Intelligence」より、トナー方式のオフィス向け複合機・プリンターにおいて、『imageFORCE C5150F』が最高峰の省エネ賞を受賞しました。高画質と万全のセキュリティを備えつつ、世界レベルの省エネ性能を兼ね備えた最新鋭のモデルです。(発表では米国仕様の「imageFORCE C5150」として紹介されています)
今回受賞した賞の名称は「BLI 2026-2028 Most Energy Efficient Brand Award」です。オフィスで日常的に活躍するA3複合機部門と、コンパクトなA4部門の両方で同時に選ばれる快挙を達成しました。オフィスに複合機を導入または入れ替える際、多くの経営者様や総務担当者様が毎月のランニングコストや業務が滞らない使い勝手を気にされるのではないでしょうか。今回の受賞は、単に環境に優しいというだけではありません。実際のオフィスで電気代をしっかり抑えつつ、印刷速度や使いやすさを落とさないという大きな実利をもたらす証明となります。
事務機器ねっとが20年以上この業界で現場を見てきた目線から、今回の発表内容とその背景にある技術、そして企業が手に入れられるメリットを分かりやすく解説していきます。
カタログ値ではなく「5年間の実機テスト」で選ばれた最優秀賞
まず知っておきたいのが、審査を行った機関と賞の信頼性についてです。Keypoint Intelligence社は、60年以上の歴史を持つデジタルイメージング業界の第三者評価機関です。世界各国のメーカーから実機を集め、独自の厳しいテストを行っています。
この「Most Energy Efficient Brand Award」は、単にカタログに載っている数値を比べて決める賞ではありません。過去5年間にわたって、実際のオフィスを想定した条件下で機械を動かし、計測した膨大なデータを元に選出されます。それぞれの部門で最優秀として選ばれるのは、世界でわずか1社だけです。
キヤノンにとって、A3部門での受賞は今回が初めてとなります。一方でA4部門に関しては、前回(2023-2025年)に続く連続での獲得となり、今回で2度目です。世界中の競合メーカーがしのぎを削る中で、A3とA4の両ラインアップで同時に世界トップの省エネ評価を受けたことは、極めて価値のある実績と言えます。
対象機種とラインアップ全体で発揮される強み
今回の審査で評価対象となったのは、キヤノンの主要オフィス向けプリンター・複合機から選ばれた計20機種です。
フラッグシップブランドの「imageFORCE」をはじめ、オフィス用複合機の主力である「imageRUNNER ADVANCE DX」、そしてコンパクトで設置しやすい「imageCLASS」(日本国内では「Satera」ブランドとして展開)まで幅広くカバーされています。特定の最高級モデル1台だけが特別に省エネなのではなく、オフィスの規模や用途に合わせて選ぶ製品群全体で高い省エネ性能が担保されている点が大きな特徴です。どの機種を選んでも、オフィス全体の消費電力削減につながる安心感があります。
業務効率を犠牲にしない3つの核心技術
従来の省エネ複合機というと、スリープ状態からの復帰が遅い、急いでいるのに印刷が始まるまで待たされる、といったストレスを感じることが少なくありませんでした。消費電力を抑えようと温度を下げすぎると、トナーを紙に焼き付けるための加熱に時間がかかってしまうからです。
しかし今回の評価で特に絶賛されたのは、高い生産性と低消費電力の両立でした。さまざまな種類のドキュメントを連続して印刷するときも、急ぎで1枚だけ出力したいときも、速い印刷速度とリカバリータイムを保ちながら電力を削減しています。
この両立を支えているのが、キヤノンが独自に磨き上げてきた3つの技術です。
①オンデマンド定着技術
従来の方式のように印刷していない間も熱を加え続けるのではなく、薄い定着フィルムを使って印刷するその瞬間だけを一気に加熱します。余分な待機電力を削り、印刷指示を出してから動き出すまでの時間を大幅に短縮しました。
②低融点トナーの採用
トナーが紙に定着する温度そのものを従来より低く設定することで、加熱に必要なエネルギー量を根本から減らしています。
③賢いスリープ時電力制御
使われていない時間は極限まで電力を抑え、人が近づいたり操作したりした瞬間に素早く復帰します。休むときはしっかり休んで、動くときは一瞬で起きるというメリハリのある制御が効いています。
現場で実感できる具体的メリット
これらの技術革新は、オフィスの現場に大きなメリットをもたらします。
まず、電気代の削減による固定費の適正化です。
電気料金の値上げが続く今、朝から夕方まで電源を入れっぱなしにする複合機の省エネ化は直ちに効果を発揮します。1台あたりの削減額は小さく見えても、年間を通じた累積や複数台での導入では大きなコスト差になります。
次に、社員の待機ストレス軽減です。
会議直前に数枚だけ印刷したいとき、復帰待ちでイライラさせられることがなくなります。業務のリズムを崩さず、タイムパフォーマンスを高める環境が整います。
複合機を選ぶ際は、本体価格やリース料金だけでなく、印刷枚数や使用スタイル、そして今回のテーマである消費電力も含めたトータルバランスが欠かせません。
事務機器ねっとでは、20年以上の現場経験を持つ専門スタッフが、お客様のオフィスの使い方に合わせた最適なプランをご提案しています。「今の電気代や印刷費を見直したい」「自社に合う機種を知りたい」という経営者様や総務担当者様は、ぜひお気軽に事務機器ねっとまでご相談ください。プロの目線で丁寧にお手伝いいたします。












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第37号‐24020002
(適用範囲:HCグループ)