キヤノンは、オフィス向け複合機の新製品として、A3/A4カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE DX(イメージランナー・アドバンス・ディーエックス)」2シリーズ4モデルを2023年8月上旬より順次発売します。
新製品はいずれも、高速印刷や高速スキャンを維持しながら、業界トップクラスの低消費電力を実現するなど、使用時の環境負荷を低減したモデルです。ランサムウエアや不正アクセスなど巧妙さを増すサイバー攻撃に備えるため、セキュリティー機能も強化しており、IT環境下でのオフィス業務に安心を提供してくれます。
特長
低温定着トナーや段ボール梱包材の採用により環境負荷を低減
転写効率を高めた低温定着トナーを採用することで、従来機種に比べ消費電力を最大約15%低減(※1)し、業界トップクラスの標準消費電力量(TEC値)(※2)を実現しています。この製品のトナーは、印刷終了時に回収される転写残トナーの発生が少なく、同じ回収トナー容器を使用したまま印刷できる枚数は従来機種の約2倍に延びています。特に印刷量が多い環境では、トナーを廃棄する量が減り、環境負荷の低減につながります。
また、A3モデルにおいて、本体の梱包はプラスチック素材(EPS)ではなく、すべて段ボール紙を使用しており環境へ配慮しています。
※1.A3モデルのみ。従来機種は「imageRUNNER ADVANCE DX C3835F/C3830F/C3826F」(2021年10月発売)。※2.国際エネルギースタープログラム使用製品(25~35枚/分クラスのコピー/ファクス/スキャナー機能付きのデジタルカラー複合機)との比較において。2023年8月1日現在。(キヤノン調べ)
「おすすめセキュリティー設定」機能を搭載
操作パネル上から本体の使用環境を選択するだけで、適切なセキュリティー設定が自動で行われる「おすすめセキュリティー設定」機能を新搭載し、専門知識を有するIT担当者がいない企業でも、セキュアな環境下で使用できます。
また、日本を含め多くの国・地域でサイバーセキュリティー対策レベルの参考にされている、米国政府機関が定めたセキュリティー基準のガイドライン「NIST SP 800-171/172/193」に対応し、起動時のプログラム改ざんを検知した場合の自動復旧機能を搭載するなど、サイバー攻撃に対する防御、検知、復旧に関する高度な基準をクリアしています。
ファームウエアの自動アップデート機能やクラウドサービス連携
ファームウエアの自動アップデートにより本体システム機能の利便性やセキュリティー性能は継続的に進化していきます。さらに、クラウドサービスと連携することで、スキャンしたデータを直接クラウドへ送信できるなど、業務効率向上に貢献します。
製品名 | 希望小売価格(税別) | 発売日 |
imageRUNNER ADVANCE DX C3935F/C3930F/C3926F(A3モデル) |
177万円~ | 2023年8月下旬より順次 |
imageRUNNER ADVANCE DX C359F(A4モデル) | 82万円~ | 2023年8月上旬 |
キヤノンのiR-ADV C3900シリーズ製品ページ